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いちばん大切な生き方 <ひとり>になって、見えてくることわかること|川北 義則

仕事に一生懸命打ち込んできてふと振り返ると仕事しかしてこなかったという人は意外と多いのではないだろうか?そんな仕事人間のあなたに二度とない人生を謳歌してもらうための生き方本。今からでも遅くない自分のために時間を都合しよう。

強い人間ほど孤独でいられる理由

ふつうは孤独を避けるために誰かと一緒にいようとする。だがそれは孤独から逃げることだ。逃げていては克服することは永遠にできない。ではどうするか。恐怖に対処するのと同じ方法をとればいい。恐怖も人間が避けたい経験だが、恐怖は逃げると二倍になるが、勇気をもって立ち向かうと半分に減るという。これと同じ原理が孤独にも通用するはずである。孤独が嫌だったら、避けるのではなく孤独と積極的につきあってみるのだ。孤独に関しては、前述のゲオルギウのように「つらいもの」と考える人がいる一方で、アメリカの思想家ソローのように「私はかつて孤独ほど仲の良い仲間を見出したことはない」と肯定的に受けとる人もいる。肯定的な心境になれた人は、きっと孤独を克服したに違いない。老年になって妻や夫に先立たれ、孤独に悩む老人は少なくない。そういう人は孤独を「嫌だ」とか「さびしい」といっていないで、むしろ親しんで友達にしてしまうのである。人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくのだから、生きているときも孤独とつきあって当然。そう思えば孤独も親しみを感じられる。

今の世の中孤独から脱却しようとすれば、様々なツールや場所がある。SNSはゆるく繋がれる相手を見つけるのに適しているし、街に無数にあるカフェなどは他のお客さんの人間観察ができたり、自分と同じようなお仲間がいたりして孤独が緩和できる。こうしたちょっとしたことで孤独な独身男の僕でも社会と接点を持てるのだ。便利な時代だ。

人生後半戦を生き抜く一人遊びの出来、不出来

子ども時代に、一人遊びをした経験は誰にでもあるはずだ。そのとき愉しかったか、それともさびしかったか。この記憶の差で、その人の人となりはずいぶん違っているはずである。一人遊びが愉しかった人は、今でも一人で遊ぶことが好きなはずである。たとえば、部屋いっぱいに汽車の模型を並べて走らせるとか、プラモデルを作るとか、 骨董品 を集めるとか。とにかく他人の介在しない遊びや趣味に熱中する傾向がある。もちろん他人と一緒に遊ぶのを避けるわけではないが、一人で愉しむ 術 をちゃんと知っているのだ。子ども時代に一人で遊んだ記憶が、仲間外れにされた結果であったりして、さびしいとか悲しいといった記憶になっている人は、みんなでワイワイがやがやする遊びが好きなはずである。一人静かに読書をするより、宴会で歌を歌っているほうが愉しいというタイプである。遊びに限らない。他のことにも陰に陽に影響を及ぼしている。社交的であるか内向的であるかの違いは、しばしば子ども時代の経験によっている。これは人間の人格形成にトラウマ(心の傷)が深く関わっているからだ。しかし、トラウマというのは過去の経験からくるものだから、今さらどうしようもない。トラウマだと気づけば、かなり改善されるというが、それにも限度があるだろう。「その性格が悪い」とか「損だから改めなさい」といわれても、「じゃあ改めましょう」とはいかない。だから気質であり性格なのである。

僕には一人でできる遊びや趣味が多い。膨大な量の楽曲の中から、お気に入りのアーティストを見つけたり。モデルや役者、アイドルの卵を見つけて応援したり。一時期はDJの真似事を高価な機材を揃えて行ってみたり、今は動画編集にはまっています。一度しかない人生、色々なことにチャレンジして、その面白さを享受したいですよね。

金は遺すな、使い切って死ぬのが一番

最近リバース・モゲージ制というのが流行っている。親が自分の持ち家を担保に入れてお金を借りる制度だ。親が死ぬと家の権利が貸し主に移行するから、子どもたちは相続できない。つまり親は、自分の稼いだ金を子どもに遺さず全部使い切ることができるのだ。こういう制度をどんどん利用するといい。それでなくても一人で人生を愉しむとなれば金がかかる。「そんなお金はない」といっていたら、人生を愉しむことはできない。本当にないのなら仕方がないが、今の平均的なサラリーマンなら、結構お金をもっている。それを「老後が心配だから」といって使わないできたのが今までの日本人の生き方だった。その結果、どういうことになったかといえば、一四〇〇兆円という膨大な国民の金融資産である。国民一人あたり一〇〇〇万円はゆうに越す金額である。「そんなお金、どこにあるの?うちは貯金もないし株券もない」と思うかもしれないが、持ち家のある人なら、少なくとも数千万円の資産持ちである。 「でも、家は住んでいるのだし、売る気もないからお金としては使えない」たぶんこういう気持ちの人が多いのだと思う。その持ち家を担保にお金を貸すのがリバース・モゲージである。この制度を利用してまとまったお金を借り出し、退職金と年金を加えれば、それなりに豊かな生活ができるはずだ。

リバース・モーゲージは契約時に約款をきちんと読んでいないと落とし穴に落ちることも。中には長生きして支払い期間が伸びてきたら家を回収するような業者も。そうなってくると晩年に家なし、収入無しなんて寂しい事態になりかねないので注意が必要。

二度とない自分の人生を謳歌するための生き方本。孤独になって初めて見えてくるもの、それを楽しみには変える技術が身につきます。

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