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結局男は礼儀が9割、一流の作法を身につけ戦闘態勢を万全に

女性と異なり礼儀を教わる機会が少ない男性。だが、自分の立場をわきまえたうえで堂々と振る舞うために、一度礼法の歴史を振り返りその「こころ」と「かたち」を身につけてみてはいかがだろう。

三回以上断るな!

さて、相手から「おみ足を楽になさってください」と言われた場合、状況によって、男性はあぐらになることもあるだろう。そのさい、すぐにあぐらに移るのではなく、「三辞三譲」の精神を忘れてはならない。「三辞三譲」とは、勧めるのも辞退するのも三度まで、それ以上はどちらも押し付けがましく失礼である、ということしたがって、一、二度の辞退ののちに「恐れ入ります。おことばに甘えて失礼いたします」などと感謝と断りを伝えてから、あぐらをかくとよい。

よくあるのは、友人の家に招かれた際、食事時まで話が盛り上がってしまい、「食事を食べていきませんか?」などと勧められるケース。この時に「三辞三譲」という言葉を覚えておけば役に立つ。とりあえず、先方の奥さんに負担がかかるので断っておいて、二度三度勧められるようなら、「では、おことばに甘えて」というのがよいだろう。間違っても僕のように、一発目から、「じゃあいただきます」なんて事のないように。食事時まで居座るのは、先方にとって、特に料理をする奥さんにとっては準備の手間がかかり負担増となってしまうと覚えておこう。もちろん食事に招かれた場合は別だが。

歩き方と音への配慮

歩くときは、腰を前方へ出す感じで、足を踏み出す。室内や和室での歩き方と同様に、上体が前後左右に傾かないよう、安定した姿勢を保つこと。また女性のヒールやミュールのかかとの音が気になるように、男性も靴音が大きいと品格を損なうため、音への配慮を忘れてはならない。

悪い姿勢で歩くことは、見た目だけでなく、腰痛などの原因ともなるので、男性であっても洗練された歩き方を身に付けたいものだ。音への配慮という点では、物を置くとき、重い荷物に限らず、ワイングラスをテーブルに置く際など無造作に置いて必要以上の音を立てない配慮が必要だ。鼻をかむ音なども人を不快にさせる場合があるので、視界に入らない向きを向いてかむとよい。会話の際の声の大きさなども音への配慮が必要だ。挨拶などは声が大きい方が活気があってよいが、会話となると必要以上の音量で話をすることは、その人に品性に関わってくる。その場に適した音量で話すことが大事。

タクシーにおける上座、下座

車における上座下座は、誰が運転するかでも大きく異なる。タクシーやハイヤーなどは、後部座席右側がもっとも上座、続いて後部座席左側、助手席が最も下座となる。しかし、年配の人や和服を着ている方が後部座席左側に乗った後、右側まで移動することが困難であると考えられる場合は、後部座席左側に座っていただくこともある。このような場合、同行者は、敬うべき方が左側にお座りになったのことを確認した後、車の後方から右側に回りこんでドアを開けて乗車する。

年配の方や和服の方の場合の対応で、敬うべき方が左側にお座りになったのことを確認した後、車の後方から右側に回りこんでドアを開けて乗車する。というところまでできている人はなかなかいないだろう。覚えて置くと男としての株があがるかもしれない。ミニスカートを履いている女性と二人で乗る場合、支払いの際のことや女性がミニスカートを気にしながら右側に移動しなくて済むよう考え、一言「僕が先に乗るね」と伝えた後自分が先に乗り後部座席右側に乗り、目的地に着いた際は先に降りてもらうと行った配慮があるとよいなどと書いた書籍もある。

人を見送る際の礼儀

家の外、マンションやビルのエレベーター、玄関など、見送る場所は状況によってさまざまであるが、見送る側も見送られる側も、最後まで相手に対するこころを残し、お互いのこころを通わせることが大切である。たとえば、玄関でお客様を見送った後は少し待ってからかぎをかける、あるいはエレベーターまで見送る際は、エレベーターのドアが完全に閉まってから数秒経つまで次の動作に移らない、などということだ。

確かに玄関で見送られる際、自分が相手の家を出た直後にかぎを閉める音が聞こえるのはなんかシャットアウトされたようであまり気分の良いものではない。エレベーターなどでも、もしかしたら完全に閉まったと思ったら相手が忘れ物に気づきすぐに扉が開くかもしれないので、やはり数秒待つ、もしくはエレベーターが下の階に動き出すのを待つぐらいはした方が良いだろう。

女性に酌をさせない

さて、ワインなどに関しても同様であるが、基本的に酒の席では女性に酌をさせない、ということも心得ていただきたい。ただし、女性の側も、男性に手酌で酒を注がせることは申し訳ない気持ちがあることも事実である。そのような上司の気持ちを察した場合は、「では、最初の一杯だけお願いします」と、初めの一杯だけ酌をしてもらい、二杯目からは徳利を盃のそばに置き、自分で注ぐ機転も大切である。

傲慢な上司とかだと、女性の部下に酌をさせるのが当然と考える輩も多いが、これはNGということだ。同じことがオフィスでお茶を出してくれる部下に対する態度にもあらわれる。ここはちゃんと感謝の意を表し、「ありがとう」と伝えるべきだ。これは外食をした際の給仕に対する対応でも同様。

さまざまな作法を伝承しきた著者が教えてくれる男の礼儀作法は知って置くと役に立つものばかり。目上の人にも一目置かれる存在になるためには覚えて置きたい作法が満載の書籍です。

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