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伝説の棋士が教える逆境に負けない心の持ち方とは?

『3月のライオン昭和異聞』の田中七郎名人のモデル、プロ将棋棋士:大山康晴(十五世名人/永世十段・王位・棋聖・王将)が、自らの「強靭な精神を磨く思考術」を伝授。勝負強さの秘訣は「不動心」にあり! 不運に取りつかれた時、あきらめてはいけない。あきらめは心の乱れであり、不動心を失っている状態である。

「道はなし」と思ったら?

「道はなし」の落ちこみがきたら、両親兄弟はむろん、多くの友人、知人に語りかけなさい。「道はひらけているんだよ」と教えてくれる人は必ずいる。といっても、自分の目でひらけている道を発見する努力をしなければ、トビラは開くはずがない。終止符を打つ前に、もう一度トビラのカギに手をかける努力だけはしてほしい。

気持ちが沈んでいる時は絶望的だと勘違いすることも多い。そこに開きそうな扉があっても、カギがかかっていて開かないのではと思いつい扉に手をかけるのをやめてしまったり、実際カギがかかっていて開かなかったり。そんな時でも諦めずカギを開ける努力を怠らないこと、他の扉を探し出口を見つけることができる人は強い。平常心を取り戻し見回してみれば、道は案外ひらけて入りことに気づくはずだ。僕は酒に酔った勢いで絶望感に苛まれ、二度の自殺未遂を図ったが(首吊りとオーバードーズ)失敗。その時は周りを見る平常心が足りなかった。生きにくい世の中で閉塞感があっても、必ずどこかに救いがあるということ。

自分の未熟とスランプを混同するな

技量未熟とスランプを混同し、自分で自分にいいわけをしたり、なぐさめたりするばかりで、一番大事な「反省」の二文字を忘れていては、技術の上昇はまず望めない。下手は下手。未熟は未熟。スランプはスランプとはっきり見分けがつくようなら、何事によらず、必ず進歩、発展が望めると思う。

素人が気軽にスランプなんて言葉を使うなということだろう。明らかに努力不足で技量が未熟な場合、スランプだとかいってないで、技量の鍛錬に時間を割くべきだろう。僕の場合、ブログを書き始めて、今までは月に1冊読めばいい方だった読書量を1日1冊まで引き上げた。精読するわけではないので身についているかは疑問だが、おかげで毎日1000字程度の駄文を世間に晒すことに。最初のうちは500字書くのも一苦労だったが今では1000字程度なら問題なくかけるようになってきた。ただ本の一部を切り取って、ああだこうだ自分の書きたいことを書き連ねているだけだが、文章が上手い人の書評やレビューを読むことで、自分は未熟だという自覚だけはある。なので、これからまだ伸びしろがあると勝手に思っている。

耐え忍んで、運の移り変わりを待つ心構え

不運にとりつかれたときは、絶対に「あきらめ」の境地に身を置いてはならない。「あきらめ」は心の乱れであり、不動心を失っている状態である。

不運に見舞われ、「もうだめだ」と思った瞬間、負けにつながる。相手がいる勝負事以外でも、不運は自分だけにつくものではなく、等しく相手にもやってくると考えれば、自分だけが苦しいと思わなくて済む。不動心を持って、耐え忍び、事態が好転するのを待つといった心構えが、不運を幸運に変える第一歩だ。運やツキから逃れられないのなら、この先運がどんな動きをするのか見極める能力を養うしかない。知識に裏付けされた先見性を養う努力が必要で、それは天分のものもあるが、視野を広め、不動の心構えを持つことで、完璧とは言わずともかなり信頼できる先見性を身につけることができる。先見性は勝負の世界では〝読み〟のもつながる。

心理戦を勝ち抜くための要諦

「勝負術」とは、いわゆる「かけひき」のことである。話術の優劣もそのひとつだし、「ハッタリ」気味の手をかましていくのも有力な勝負術である。

相手の手に対し「良い手を打つな」と感心しているうちに、いつのまにか相手の術中にはまり、形勢不利に陥ることも。これは心理戦で相手に負かされている証拠。日常生活でも、対面した相手が自分より容姿が優れていたり、オシャレだったり、リア充感満載だったりするとそれだけで気後れしてしまいそこでゲーム終了になることも。ハッタリをかますといった意味でも、身なりに気を使うということは重要だと思う。なんだか下に見られているなと感じたらそれだけで形成不利に。

「忍」の一字こそ勝負向き

なんといっても「忍」の一字こそ、そしてそれに喜んで耐えられる性格が、一番の勝負向きであるといいたい。

僕はこの忍耐、我慢というのがどうも苦手、ストレスになってしまう。なのでAmazonやブランドの公式ストアなどを回遊して欲しいものを物色したり、時には衝動買いしたりしなければ、日頃のストレスが発散できない。ブログに自分の好きなことを書くのもある程度ストレス発散にはなるがそれでは弱い。

後半では将棋の棋譜を元に名勝負の一手が記されており、将棋ファンも楽しめるように配慮されています(僕にはさっぱりわかりませんでしたがww)。

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