有名人になる方法、そしてそれによって得られるメリットとデメリットを解説。ただ闇雲に有名になりたいと考えている人には響く内容かと思います。もし有名になってしまうと後戻りはできないので有名税を考慮して活動するのが良いかと。
金銭的メリット
有名になることでどのくらい収入が得られるのかということに、わたしもみなさん同様、興味があったのですが、少なくとも文化人として有名になっても、思ったよりお金にはなりませんでした、というのが結論です。
まず、テレビからの直接的な収入は、とくにわたしのように、「芸能人」ではなく「文化人」というカテゴリーに属する場合、メディアに出ても、テレビで一番組五万〜二〇万円というところが相場です。しかもそれを得るのに何時間も拘束されますから、時給ベースではまったく割に合いません。もちろん、有名司会者や歌手の人たちなら、一番組一〇〇万円ぐらいもらっていることもあります。
この違いは何かというと、その人が出ることで視聴率が上がるか変わらないかの差です。ビートたけしさん、明石家さんまさん、嵐、AKB 48 が出ると視聴率が上がりますが、わたしが出ても大差ないので、出演料に反映されないわけです。
なお、芸能人でも、お笑いタレントの場合、たいしてギャラは高くないそうです。文化人と大差ないという話も聞きます。また、歌手の人たちは、バラエティに出るときは出演料が出ますが、歌番組の場合は宣伝活動ということで、ほとんどギャラが出ないそうです。
さらに、わたしは芸能事務所には所属していませんが、所属している人たちはおおむね出演料の三〇%から、高い事務所では九〇%くらい天引きされるため、本人の手許に残るのはわずかです。
テレビの出演料が安いのは、マスメディアに出ること自体が非常に大きな広告宣伝活動になるため、テレビコマーシャルだったら買ってもらわなければいけないところを、番組だからまぁ、少しお金をあげて出させてあげている、という感じだからのようです。
芸能人というとべらぼうな金額のギャラをもらっているイメージだがそれはピラミッドの頂点にいる人の話。大抵はテレビ出演のギャラよりも有名になってブレイクしたことによる知名度のアップがご褒美というわけだ。
確かにテレビに出るようになると広告効果は絶大。書籍を出版すれば有名人というだけで10万部売れたりするわけでその恩恵をフルに利用してYouTuberになったりやりたい放題だ。ブレイクした時に一気に寝ずに働いてファンを取り込んでしまえば、あとはそのファン相手に商売すれば良いということだ。
自分がターゲットとする市場について、セグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニングを行う
こんな音楽がほしかった、こんな身体の鍛え方を知りたかった、こんな料理の方法を知りたかった、あるいはこのような歌の歌い方を知りたかった、なんでもいい。自分が昔ほしかったもので、いま、ある程度究められたと思えるものがあれば、それをほしがっている人に提供すればいいのです。
それは何かの芸かもしれない、専門知識かもしれない、あるいは商品かもしれません。そして、その商品を顧客にどのような立場で届けるのか、それを競合との間でどのように差別化するのか、そこがポジショニングになります。
ポジショニングの際には、具体的なロールモデルとなる人物がいると、よりターゲティングがしやすくなります。ロールモデルがいて、その人たちの著作や講演などをたくさんたくさん読んで、聴いていると、自分に当てはめやすくなりますし、また、自分だったらどのような「ずらし」を入れて、より新しい市場を開拓できるかということを考えやすくなるのです。
わたしのロールモデルは、大前研一さんと神田昌典さんでした。そこで考えた自分のポジショニングが、「大前研一さんのようにフレームワーク力があるが、より親しみやすく、若い層向け」×「神田昌典さんのように実践的な方法論を出すが、ITをより前面に打ち出す」という組み合わせです。
ぜひ、これを読んでいて「有名になってみたい」と考えているみなさんも、まずは目標とする類似の有名人を具体的に思い浮かべてみてください。そして、そこから、自分の特性を生かしたポジションを見つけ、どうやったら潜在顧客の隠れたニーズに近づけるのか、考えてみてください。
何かを実現した人のそのスキルというのは同じ思いで何かを頑張る人に対して有効な方法論を持っているということなので、それを発信してお金を得ることが可能。専門知識があるならばブログやYouTubeなどのメンバーシップやサロンなどを開設すればある程度の収入が見込めるだろう。しかし巷にはブームに乗ってこのようなメンバーシップを始める人が急増していて玉石混淆。何か突き抜けていないとすぐにメンバーシップを解除されてしまう。僕も俳優を目指して奮闘中の子(赤山明日香という子です)のサポートをしているのだが彼女から得られるベネフィットはきちんと感じているので課金も苦にならない。
個人でも発信することでプチ有名人になれる世の中。もちろんテレビなどに出れば一気にブレイクできるわけだが、そうでなくてもネットでそこそこ有名になると有名税的なこともしばしば起こってくる。ただ有名人になることを夢見るならこうした側面も知っておくべきだ。そのトレードオフの関係を受け入れられるか吟味すべき。
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