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「人生を変える勇気」88の質問に自分を重ねる

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ベストセラー『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』でブームをつくったアドラー心理学の第一人者、岸見一郎氏が88の悩みに応えていく。過去や他人のせいにしないで、今起こっていることの責任を、自分で引き受ける。「全ての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの主張を元に未来に向けて一歩を踏み出すためのアンサーがここにある。

決断力がなく占いに頼ってしまうのですが…

自分が決めたことの責任を引き受けなければならないとなると決断をためらってしまいます。そんな時できることは悩むことと占いに頼ることの二つがある。前者は悩むことをやめた時、決めなければなりません。しかし、長く悩んだからといって、実行しようと思えるようになるというわけではない。「今日、実行しますか。それとも、一週間後ですか。一ヶ月後ですか」という問に対し、今日実行しないという人は一ヶ月後でも実行しません。決めるのであれば、先延ばしせず今ここで決める。後者の占いに頼るという選択肢は言うなれば自分の人生なのに誰か他の人の人生を生きているとも言える。占いにおいては未来が決まっていることが前提となるので、人生はつまらないものになってしまいます。

たとえ、つらい出来事を経験するとしても、これからは何が起こるか知らず、そればかりか、これからの人生を変えられるからこそ、生きることに価値があるのです。

友人との「差」を感じる同窓会が憂鬱

あなたが参加しなくても誰も気にしないというのが答えだ。毎回同窓会後落ち込むとすれば、落ち込むために参加していることとなる。自分を友人と比較して落ち込むのは、自分に価値がないと思い、自分を嫌いになるためだ。「欠席したら、影で何かを言われてるかが怖い」という点については、たとえあなたが参加しなかったとしても、あなたのことを話題にする人は誰もいないということを覚えておこう。影で悪口を言う人は少数派です。

先輩や上司が幸福そうに見えず退職したのですが…

今の世の中、職に就くことは容易なことではないので、退職したことを批判する人もいるだろう。しかし、他人がどう言おうが、一番大切なのは「自分」の人生を生きること。入社した会社が一流だろうが、そこで働くことを自分で納得できないのであれば、これからの人生はつらいものとなります。一体誰のために生きるのかを考えてみよう。人は生きるために働くのであって、働くために生きるのではない。働くことは人生の課題の一つだが、働くことだけが人生ではない。

結婚後に態度が豹変

結婚する前までは「尽くしてくれる彼」だったが結婚後に豹変するケース。結婚以前の遠慮がなくなることからこういった事例は少なくない。相手に改めて欲しいことは、きちんと改善を求める。それと同時に、彼の側にもあなたに改めて欲しいことをたずねてみる。価値観の相違についても触れている。

理解することと賛成することは違うという点を知っておく必要があります。自分とは違う考えを持った人を理解する、あるいは理解しようとすることは、必ずしもその人の意見に賛成するということではありません。

考えの違いは固定的ではなく、話し合いによって変わっていくもの。性格も他者との関係性の中で決まるもの。

88の質問に答える形で展開されるアドラー心理学、悪口を言う人、理不尽な上司など、きっとみなさんにも当てはまる事例がいくつかあるはず。

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