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一流に学ぶ、仕事も人生も勝ち取る会話で一番大切なこととは?

話はわかってもらえたけど、YESと言ってもらえない人。契約してもらったのに、キャンセルになった人。話し方で損している人を、助けてあげたい人たちに贈る書籍。二流は相手の「言葉」を聞きます。一流は相手の「気持ち」を聞きます。会話で一番大切なことは、言葉を聞くことではなく、気持ちを聞くことです。言葉の裏側にある気持ちまでくみ取るのです。一流の話し方から、あの人を巻き込む秘訣が分かる。これを読めば、あなたの生き方が変わる。一流の人は、みんな周りを巻き込んでいく!価値観が違う相手も説得して、結果を手にしていきます。「仕事」も「人生」も勝ち取るー「一流」に学ぶ60の法則を紹介。

商品説明を、先にしない

お客様が一番欲しいのは、そこから得られるメリットです。「このシャンプーはどういうふうにNASAで採用せれたか」という話も、お客様にはあまり関係ありません。お客様はNASAの人間ではないからです。それよりは「このシャンプーは使ったらモテモテになるんですよ」と言うと、お客様は興味を持ちます。「なぜかというと、髪の毛が赤ちゃんみたいにツヤツヤになるんですよ」と説明した時に初めて、「実はこの商品はNASAで採用されていて、赤ちゃん用の商品を開発している会社でたまたまできた商品で」という流れになるわけです。話し手が話したい順番で話すのはNGです。話す順番は、聞き手がメリットを感じるところから始めることが大切なのです。

相手にメリットがありそうなところから攻めて、最終的に自分の説明したいポイントも盛り込み話していく。話すのが苦手な僕のような人は、どうしても自分が今喋りたいことを一生懸命無理して話すということをやりがち。これでは相手が食いつかないというのが改めてわかる好例だ。相手が食いついていないとわかるとテンションが下がってしまい悪夢の沈黙がおとずれる。相手がどんなことに興味があり何を話せば食いつくかをリサーチしたり、その場の雰囲気で察したりする能力に長けた人ほどコミュニケーションでは勝者となるということだろう。

知り合いがいない時は主催者に挨拶する

レストランのパーティーなら、スタッフに「今日食べた中で、あれが一番おいしかった。今度プライベートでまた来ます。メニューはありますか」と話しかけます。お店としては、また来て欲しいから、感じがいいのです。レストランのオープニングパーティーで、業界関係の人が久しぶりに会います。つい知り合い同士の会話になって、そのレストランは二の次になります。そんな時こそ、チャンスがあります。口で「また来ます」というよりは、お店の人に「メニューを見せてください」と言うほうが意欲を感じます。一番動いてるスタッフを見つけたら、「君、名前はなんて言うの。前はどこの店にいたの」と聞きます。これがレストランの人に覚えてもらうコツです。

そもそも僕はパーティーに縁がない。友達ゼロなので誰かに誘われることもない。新たな繋がりを求めて婚活パーティーや交流会などにも参加したりもしない。そんな人がパーティーで上手く立ち回るコツを聞いてもあまり響かない。パーティーに参加するような人は僕とは対極にいる人種で交わりようがないからだ。百歩譲って参加したとしても話しかけられない限り食事に夢中になるだけだろう。この傾向はネット空間においてもあまり変わらず、基本コメントには返信するが、自分からコメントすることはあまりない。昔はもっと積極的だったのにどうしてこうなってしまったのか自分でもよくわからない。

情報化社会では価値観が同じ人を探すのが比較的容易だ。これがデメリットとなることもあるような気もする。価値観が合う人だけと話して、合わない人とは付き合わないとなると人生のチャンスを失うとまで著者は言い切る

遠慮しない、譲らない

最初と最後だけ礼儀正しくしておいて、途中はズバズバ言ったほうがいいのです。(中略)自分の親ぐらいの年齢の経営者に厳しい話をすると、失礼なヤツと思われます。そうならないために、最初に礼儀正しくして、一番最後は「偉そうなことを言って失礼しました」と言って締めます。途中で絵ズバズバ言っても、最初と最後との落差があると、「礼儀正しいヤツだな」と感じるのです。

目上の人にま怯まず、物を言う。これはともすると失礼になりがち。それをフォローする形の礼儀は関係を拗らせないためにも必要だろう。大人のマナーとはこういうことだろう。

雑談は、コンピュータがかなわない究極の知性だ

コンピュータは、未だに雑談ができません。雑談は、話がそれほうだいです。コンピュータはそれることができないのです。コンピュータの生みの親と言われるアラン・チューリングという数学者は「コンピュータは人間の脳には追いつけない。なぜならば、どんなにコンピュータが進化したとしても、雑談ができないからだ。悔しかったら雑談してみろ。そうしたら、コンピュータが人間に追いついたと言えるだろう」と言っています。

人工知能とディープラーニングの発達でだいぶ人間との会話が可能になって来た昨今。AIを搭載した会話のできるロボットも最初のうちは会話にならないが、学習していくとともに会話ができるように。これは人間の赤ちゃんが言葉を聞き覚え話せるようになる過程とも似ている。そのうち雑談もできるようになるのではないかと思う。

最近の学生は学校で習っているせいかパワーポイントで美しいプレゼン資料を作るのはうまいがそれを発表するとなるとからっきしだと嘆く人がいる。プレゼンを通す力はベテランの方が上な場合も。いくらプレゼン資料が美麗でも通らなければ仕事としてはゼロと一緒。プレゼンに通るならば、紙切れ一枚に手書きの絵を二つだけでもいいのだ。話す力を養うのに必要な様々な要素が入った書籍でした。

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