正直に言ったのに、嫌われた人。信じていたのに裏切られてショックを受けた人。大切な人を、勇気づけたい人に向けた気の利いたウソが言える67の具体例。二流のウソは、自分のため。一流のウソは、相手のため。ウソをつくことで物事が円滑に進むこともあるという好例をいくつも掲載。これを読めば、きっとやさしいウソがつけるようになります。
全部がウソになる覚悟でウソをつく
1つウソをつくと他のことと整合性をとるため、ウソを上塗りしなくてはなりません。それが人を幸せにするウソでも同じです。1つウソをついたら多くのものがウソになっていく覚悟が必要。これは経験則的にもありがちなことだ。しかしウソが幅を利かせてくると窮屈になり、しまいには身動きができないほど縛られることになるので要注意。
自分を守るウソをつくと、他人を信じられなくなる
自分を守るためのウソをつくと、短期的には得をするが、長期的に失うものが多く、ウソがばれた時人からの信用を失うだけでなく、自分自身人を信用できなくなり孤立します。そうならないためにも、今つこうとしているウソは自分の利益のためのウソかそれとも人のためにつくウソか熟慮する必要がある。いいウソならば周りも、「これは人のためのいいウソだな」と考え、それが自分に返ってきて、周りを味方であると感じられるのだ。
1人で楽しめるよう自立する
あらゆるウソの原因は、人間関係に帰結する。ウソの原因を作らないためには、どんなことでも話せる、リラックスできる、カッコつけなくても済むような信頼できる相手を一人作ればいい。たくさんの友達は必要ない。僕の場合そういった対象を自分自身の中に作り出すことで自己完結している。著者は「1人で楽しめるようになること」が自立だというがそれもわかる気がする。お一人様万歳!寂しい時もあるが「それもまたおかし」と思えれば孤独の達人に。
ウソを暴いても破局しか生み出さない。暴こうとするとさらなるウソが生まれる
彼が浮気しているかどうか知りたがる。ウソを見抜いても辛くなるのは自分だけ、さらに、ウソを見抜いていながら我慢すると今度はそれがストレスとなる。付き合っている相手にウソをつかせない方法は、ウソを見抜いたり、暴いたりしないこと。相手はウソをついてでも関係を続けたいと思っているわけで、ウソを暴いたとしても破局が待っているだけだというが、これは浮気をする側の論理。関係を続けたいなら浮気はしないことだ。
高いから、いいものとは限らない
二流のウソに騙されないためには、自分の価値軸を持つことが大切なのです。
安いものには被害者がいないが、高いものには被害者がいる。例えば高級な瓶に入れられたインチキ化粧品を高い値段で買わされる。それは効果がなかったり酷い場合は肌がかぶれたりします。こういったものに騙されないために用心が必要だ。しかし、安いものに被害者がいないという意見には承服しかねる。素材や縫製など安いものはそれなりだ。僕には安くていいものを選ぶ審美眼に自信がないので、信頼できるブランドの高くていいものを選ぶ。安物買いの銭失いにはなりたくないものだ。
「ウソでも言って欲しいこと」を言おう
「これは薬ですよ」と言ってビタミン剤と栄養剤を与えるだけで、患者は元気になります。これが「プラシーボ効果」です。この「プラシーボ効果」の例としてダチョウ倶楽部の上島竜兵が水を入れたい一升瓶で水を飲み酔っ払った話をテレビで紹介していた。病気が治るコツは「この薬は効く」と思って飲むことだ。
ウソとわかっていて、スルーするのが、ストレスを溜めない秘訣
ウソに対して過剰に反応するのはエネルギーの無駄遣い。ウソをついている人がいたら「この人は今、寂しいんだな」と考え、暴き立てたり、怒ったり、責めたりしない。相手の可愛いウソをスルーして、目くじらを立てないことが、優しさなのだ。
ウソをつく場合、またウソをつかれていると感じ取った場合、それぞれの立場からウソについて考える。最後にはウソを糾弾しないやさしい気持ちになれる処世術が身につく書籍です。
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