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「やりたいこと」が見つかる時間編集術|長倉顕太|「4つの資産」と「2つの時間」を使って人生を変える

・時間・能力・お金・人脈という人生の4つの資産のうち自分でコントロールできるのは時間のみ。この時間を有効利用できたらそれに付随して他の資産も増えていく。人生をデザインするうえで必要な考え方とともに、時間の効果的な使い方を紹介。

コントロールできるのは時間だけ

 僕たちがコントロールできるのは、「いま」だけです。

ただ、そんなことを言ったら、刹那的になってしまいます。だから、 まずは1日をどう使うかを考えます。その延長で、1週間、1カ月、1年と考えるのです。

その結果が、人生になります。

10 年後の目標を立てる人もいますが、あまり長期間になると不確定要素が多くなり、コントロールが利かなくなります。事故に遭ったり、病気になったりする可能性も出てくるからです。

結局、現在というのは過去にやってきたことの結果です。

いまに不満があるなら、それは過去にやってきたことを後悔するしかありません。

僕自身もこうやって本を書いてはいるものの、不満はあり、自分の頭の悪さにいつも悩まされています。

現在は過去の積み重ね。そう思って今を大事に生きることが不可欠。何か良い結果を得たいのならコントロールできる今を生きるだけ。

時間は増やせない

あまりにも身近すぎて、ほとんどの人は時間についてあらためて考えたことがありません。

しかし、僕たちは人生についてはよく考えます。あなたも、迷ったり、悩んだり、そんなことを毎日繰り返しているのではないでしょうか。

人生=時間 です。

時間の積み重ねが人生を作っています。

正確には、 与えられた時間の中で「何をしたか」の積み重ね と言ったほうがいいかもしれません。

前章で「時間だけはコントロールできる」と話しました。だからこそ、時間をどう使うかが重要であり、そこさえ押さえれば、 他の資産は後からついてきます。

ただし、問題があります。

それは、 時間を増やすことはできない ということ。1日 24 時間という時間だけはすべての人にとって同じです。アメリカ大統領であろうが関係ありません。

僕が時間にフォーカスする理由もここにあります。

前述したように、「能力」「人脈」「お金」は平等ではなく、これらの資産は人によってまちまちです。生まれつき運動能力が高い人もいれば、実家がお金持ちの人もいます。また、小さい頃から名門校に通っていれば、人脈が最初からある人もいるでしょう。

ですから、これらの資産について書いても、持っているものにばらつきがありすぎて再現性がないのです。

時間は限られていますが、全員が平等に持っているので、本書で書くことはすべての人に当てはまります。

時間ほど重要なものはありません。にもかかわらず、多くの人がうまく使えていません。

普段意識せずに生きている人も多いであろう時間。この時間の積み重ねで人生は構築されていきます。時間は重要なものであるにもかかわらず多くの人がうまく使えてない現実。それを意識できるようになるだけで一歩踏み出せたということ。

自身の時間を編集して自分の時間を創出し、それを有効活用していく方法論を解く。

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