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裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記|山口 絵理子|超過酷な現実を次々乗り越えた驚愕ビジネス戦記

途上国発のブランドということで注目を集めた「マザーハウス」の創業者の軌跡を辿ったノンフィクション。等身大のその言葉は共感を呼び心に響くというが中身はいかに?

原点。学校って本当に正しいの?

私は、今まで勉強の「べ」の字も知らずに育ったが、高校三年生にして鉛筆を持って二時間以上机に座って勉強することを初体験した。

授業が終わり、みんなが下校してから、自己PRのための用紙をつくったり、志望理由の作文を書いたり、時事問題をすべて把握して論文を書きまくったりした。

私は、志望理由や自分の将来像を書くページに、「政治家になる」と書いた。

政治家になって教育を変える、みんなが楽しいと思うような学校にするんだって書いた。時事論文は数百件の話題について書き上げ、その都度高校の先生に見てもらったが、どの先生も「自分ではなく、他の先生に見てもらいなさい」、と結局いろんな先生を転々と訪ね、これどうでしょうか、と聞いて回る日々だった。

そんなある日、私は鼻血を出して倒れてしまった。急に頭がクラクラして、気がつくと保健室に寝かされていた。

だいぶ時間が過ぎて担任の先生が来た。 「もうムダな努力はやめなさい。絶対に可能性はないから」

と、言われた。  私は、どうして担任なのにそんな言葉を言えるのかまったく理解できなかった。とても悔しかった。

私の高校は、偏差値四十くらいの工業高校。そのほとんどが、卒業したら就職をするかフリーターになる。大学受験をする生徒はそもそも三パーセントくらいで、そのほとんどが指定校推薦のある工業大学。その中で、早稲田や慶應を受験しようとしている私は、馬鹿か変態呼ばわりされた。

協調性という網に囚われた世界では皆と同じが大事。ちょっとでもその組織のスタンダードから外れることをすれば馬鹿か変態呼ばわりされる。そんな生きにくい社会に争って生きるのはなかなかしんどい。そんな経験をしたことがある人には響く著者の生き方。自分に素直に生きるのは壁もあるが結果を見れば自分の方が正しかったと思えるはず。

大学で教える理論と現実の矛盾

こんなに発展した世界でも、今でも飢えに苦しむ人がいて、私たちはモノが溢れた暮らしをしているのはなぜだろう。

どうして国は発展するんだろう、発展の障害となっているものはなんだろう。

解決策はあるのか、このままだとどうなるのか、成長のモデルは一つなのか、自由貿易は発展を促進するのか、教育はどんな役割をもっていて成長にどれくらい寄与するのか……。

毎日取り組んでいた多くの開発問題の議論は、今振り返れば、実態と大きく 乖離 している部分も少なくはないが、私の中では、これが一生の仕事になるかもしれない、という漠然とした思いや使命感が日に日に強くなった。

そう思うに従って、英語がとても重要なツールなのだと感じはじめた。だから、もう一度頑張ってみようと思った。毎日自宅がある埼玉から学校がある神奈川の藤沢までの電車の中、CDで聞き取り練習をした。受講科目でなくても、英語の授業に潜入して少しでも慣れようと思った。

そして毎日一時間、参考書片手に単語や構文を勉強したり、好きな映画のセリフを覚えたりと、自分なりに工夫しながらコンプレックスを克服していった。

そんなある日、たまたま登録してあったメーリングリストで、ある開発コンサルタントの会社がリサーチアシスタントを募集していることが分かった。

開発コンサルタントとは、開発問題の専門家集団で、ODA(政府開発援助)のプロジェクトを外務省から委託されて、その計画・実施・評価を行うところである。リサーチアシスタントとはスタッフの業務を支援するポジションだ。

次の週から、私の開発コンサルタントのリサーチアシスタントの仕事がはじまった。

やることは幅広かった。開発セミナー研修の準備や、同業他社との協力ネットワークを構築するサポートをしたり、途上国で撮影されたプロジェクトの様子をDVDで編集し、他国でも応用できるようにするなど。

大学の授業は週二日にギュウギュウ詰めにして、あとは会社で朝九時半から夜八時くらいまで仕事をしていた。

会社内では普通に英語が飛び交って、英語以外にもポルトガル語やタイ語、スペイン語などができる人たちがいっぱいいた。そして、アメリカやイギリスの大学院を卒業した人たちがたくさんいた。

僕らの生活は昔に比べ格段に便利になった。お金をかけずともそれなりの生活はできるぐらい物の値段は下がったし、それで満足する若者も多い。僕はギリギリブランド嗜好の強い世代なので理解に苦しむが飽食といった点ではそこまでお金をかけない若者も理解はできる。

世界の片隅でいまだ格差に苦しむ国がある。ものが溢れる日本に住んでいるとそれがあまり身にしみてわかるという機会はないだろうが、問題意識を持ってそれの解消を目指す志はすごいと思った。

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