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肺癌になりつつも発信し続ける彼の思いとはどんなものか

      2018/04/21

2人に1人は生涯にガンに罹患する時代、患者の立場から冷静に深く綴られた「一級のノンフィクション」。

今日から私も患者です

早期癌と進行癌という表現はもうおなじみだと思います。早期癌といっても普遍の定義があるわけではなく、たとえば食道癌と胃癌では早期癌の定義が異なります。一般の方は、早期癌とは遠くへ転移している確率がほとんどなく、治せる段階の癌と考えられていいでしょう。早期癌の段階では、症状が出ることはまれですので、検診などで偶然発見される以外見つかりません。進行癌というのは、手術しても再発の恐れのある癌というふうに考えられていいでしょう。ただし、治療法の進歩によって、いまや進行癌も治る時代ですので、進行癌=助からない癌ではありません。

検診嫌いの僕は今まで癌検診などは受けたことがない。まだそんな歳ではないし、病院は精神科と歯医者だけでQOL上、十分だと勝手に思い込んでいるからだ。症状が現れた時には進行癌で手の施しようがなくなっていてそのまま天国へ(地獄かもしれないがww)というのが僕の思い描く死に様だ。未婚で子供もいないのでこんな呑気なことを言っているのだが、僕のような考えの人も少なからずいるのでは?

癌が治るかどうかの境目とは?

癌を治すことができるかどうかの境目は、診断された時に、血液の流れに乗って遠くへ転移(遠隔転移と言います)しているかどうかにかかっていることが多いです。すなわち、癌が局所の病気でとどまっているうちは治すことが可能ですが、癌が遠隔転移して全身病になってしまうと治すことは困難になります。治すことができない場合、延命治療を行うことになりますが、この「延命」という言葉のイメージが悪いですね。延命至上主義で治療すれば、体力が損なわれて「生活の質」が犠牲になってしまうこともあります。治すことが困難な場合は、できるだけ癌と共存するための治療を行うと考えるべきでしょう。できるだけ発病までと同じ生活が可能になるような治療法が、満足度の高い治療法になります。

僕の場合、癌になってもできるだけ今まで通りに暮らしたいので、延命治療はお断りだ。歳をとってからの手術も体力がなくなっているだろうと思うので、できれば避けたいと思っています。僕の父親が腸閉塞で病院にかかった際ももし手術していたら、体のどこかに不具合が生じて、今まで通り趣味のスポーツクラブに通えなくなっていたかもしれないと常々言っている。簡単な手術で癌を取り除けるのでなければ、手術は遠慮したいです。

余命って何が基準?

「医師から余命三か月と言われたのに一年たっても元気にしている」となると、「信仰のおかげだ」とか、「試している健康食品のおかげだ」とかいう話が出てきます。これも誤解です。信仰を否定しているわけではありませんよ。信仰など心の拠り所を持っている人の方が、迷いのない闘病生活を送れると思います。

たとえば医者が余命宣告して「余命三か月」と言われたら、最低三か月は死なないと受け止めた方がいい。もし宣告した余命より患者が早く死んでしまったらクレームが来るので、医者は細心の注意をはらっている。だから、宣告された余命より長く生きたからと言って、怪しげな健康食品を信じて他人に勧めたりするのはやめましょう。

ストレス社会における医師の役割

現代社会にはストレスがあふれ、登校拒否や引きこもりなど様々な問題が出てきています。医師の役割は、単なる処方医から健康相談やカウンセリングのできる存在に移っていくべきではないかと感じています。薬の処方に頼らなくても経営が成り立つように制度改革すべきではないでしょうか。現在の制度では、病院がカウンセラーを雇っても経営が成り立ちませんから、日本にはカウンセリングが根付いていきません。カウンセラーを雇用しても経営が成り立つように制度を改め、時代のニーズに応えるべきだと考えます。

僕は統合失調症で精神科にかかっているので、カウンセリングを受ける下地ができています。現代社会にストレスを感じつつも、精神科がちょっと敷居が高いなと思うなら心療内科でもいいので、医師のカウンセリングを受けるといいと思います。自分の置かれている状況を他人に知られずに相談できるので、会社や友人関係などで話す相手がいないと感じたら気軽に受診すると良いと思います。

悪徳商法に引っかからないために

悪徳商法には、カルト商法、バイブル商法、セミナー商法などいろいろなタイプがあり、詐欺にもいろいろなノウハウがあるようです、カルト商法とは、真理を解明したとか、画期的な発見をしたとか、荒唐無稽な理論を展開する商法です。(中略)バイブル商法というのは、まず本を出版しておいて信用させ、売り上げを伸ばそうとするやり方です。新聞の下の方の書籍広告欄には、医学博士監修「ガン消滅!」などという、この手の本の宣伝がよく出ていますよね。セミナー商法というのは、セミナーと称して人を集め、洗脳してしまおうというやり方です。

悪徳商法に引っかからないためには、まず自分で情報を得るためのステップを踏むこと。友達が勧めるからとか、SNSで拡散されていているからとかいう理由で何にでも飛びつくと痛い目にあうことも。

癌に罹患した著者の実体験を発信した書籍。肺癌になりつつも発信し続ける彼の思いとはどんなものか、息子の10歳の誕生日までいきられるのか?一級のノンフィクションがここにあります。

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