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老前整理 捨てれば心も暮らしも軽くなる |坂岡 洋子|老後の快適な生活様式指南書

年老いて思うように動けなくなる前に身辺を整理して不要なものをなくしていくこと。老前整理を提唱する著者による老後の快適な生活様式指南書。

老いるほど、捨てられない

長引くデフレのあだ花で衣類や雑貨が安く手に入るチェーン店が増えたことにより、安いからと必要以上にモノを買ってしまう。そんな習慣が身についた方もおられるかもしれません。だって、冬になると大々的に広告キャンペーンが張られる、あの薄手の保温肌着、ほんとに安いですもんね。この間もテレビニュースで「少し寒くなったので、温かい肌着を一週間分まとめ買いしました!!」と満足げに微笑む男性が紹介されていました。この男性、肌着を持っていないのでしょうか?いえ、ご自宅にはきっとこれまで使っていた一週間分かそれ以上分の肌着があるはずです。いったい、これまでの肌着はどうするんでしょうか?老婆心ながらテレビ画面にツッコミを入れたくなりました。手軽にモノが手に入る機会が圧倒的に増え、モノであふれかえっている。それが、大量消費社会が花開いたモノの豊かな現代の日本です。そして、私たちはその爛熟期ともいえる消費天国で日々、暮らしているのです。でも、一方で世の中の流れは変わり始めています。たとえば、その大きな潮流のひとつが地球温暖化やエコロジー問題への関心の高まりです。それは、地球の資源には限りがあるということへの危機感。二一世紀に入り、欧米の先進国だけでなく、中国やインドなどのアジア諸国や中南米の国々の生活水準が高まり、先進国が先鞭をつけてきた大量生産・大量消費の生活スタイルが、いわば豊かさの象徴として、新興成長国に急速に広まったことも、さらに地球上にある資源の枯渇を加速させています。そうした世界の動きと呼応するように、少なからぬ日本の若者たちは、地球に優しいこと、エコロジーへの関心を持っています。しかも、豊かでモノのあふれる中に生まれ育った若者たちほど、生まれながらに持てる世代であるがゆえに、あまりモノを消費しません。車に乗らない、家は買わない、ヨーロッパの高級ブランドにも関心がない──。そんな消費に消極的な世代が台頭しつつあります。ですから、モノがあふれかえる時代でもありますが、一方ではモノが売れない時代、ともいわれますね。まぁ、あふれかえっているからこそ、売れないのでしょうが……。

安く物が手に入ることは良いことだが、それに伴い無駄に買い物してしまうのでは意味がない。必要ないものを手に取りやすい値段だからといって買い続けるとクローゼットはすぐ一杯になるし、収納するところに困る。洋服などは普段の一週間のローテーションで着なかったものは必要ないものとして処分してこれからは不足分だけ買うようにする。

『もう、服は買わない』コートニー・カーヴァーという本で333プロジェクトと題して3ヵ月間33のアイテムでクローゼットを構成して、それだけで過ごしてみるというチャレンジをすすめている。僕もチャレンジしてみました。相性の良い服だけで構成されたクローゼットだと、着る物をチョイスする際、迷いがなくなりなかなか快適です。

捨てれば、心も暮らしも軽くなる

ひとり暮らしの人が一番つらいのは病気になったときです。別に年を取っていなくても若い人でもひとりで風邪を引いて寝込んでしまって、誰にも介抱されず、部屋にはコンビニの弁当ガラやインスタント食品の食べカスが乱雑に散らかっているという光景はよくあるでしょう。若ければ体力もすぐ回復しますから、散らかった部屋をさっと片付けることなどなんでもありません。でも誰しも老いを迎えます。年を取れば取るほど片付けられないという話は何度も繰り返してきましたが、男女を問わず、年配でひとり暮らしをしている人が病気になったときというのは、若いときとは違うつらい面が出てくるでしょう。そうしたときに、普段から家の中をなるべくきれいな状態に維持して、いい仲間を持っていれば、病気のときには見舞いに来てくれた友人にお願いごともできるでしょうし、いざ入院したときにも頼りになるでしょう。そうしたことを繰り返すほどに、どんどんよい人間関係が少しずつ広がっていくのではないでしょうか。あなたがおひとりさまであるならば、いいネットワークを作るためにも、まず片付けましょう。それは、これからの人生を考え直すよい機会になります。

独身でいると孤独死が心配という人がいるが、家族がいても、子供が独立して伴侶に先立たれたら状況は独身とそう変わらない。独身でも気にかけてくれる人がいれば安心というわけだ。

よりよく生きるために、いまからできること

じつはいまの若者はなくなればコンビニで買えばよいという発想が浸透していて日用品のストックをあまりしないのです。ところが年配世代ほど、モノがなくなる不安がどこかにあり、買いだめしておかないと不安にかられてしまう。もちろん、高齢で身動きが取れなければ買い物にも行けないでしょうし、そこでストックが必要なのかもしれませんが、動けないときはストックを手に取ることもできないはず。実際は、誰かの手助けを上手に受けることに労力をかけたほうがよいのです。いずれにせよ、そうした結果、日本の庶民がこんなにモノを持った時代というのははじめてなのです。ですから、特別な人が大量のゴミを溜め込むわけではなく、誰でも気づけばモノが溜まり、それが気づけばゴミ化してしまう危険性をはらんでいます。このような生活スタイルの変化と老前整理は切っても切れない関係にあります。年齢を問わず、ひとり暮らしで少しでも具合が悪くなってしまったら、大量のゴミが出て、溜まってしまいます。若ければ体調が回復したところで片付けられるでしょうが、年齢が少し上で体の自由が利かなくなった人に同じことが起こったらどうなるでしょうか?

新しい物を買うと必ず出てくる不要なもの。最近では不用品をメルカリで売ったり各種サービスで段ボールに不用品を詰めて業者に送り査定、換金する人が増えているようです。

自分が使っていたもので不要になった物でも問題なく使える物であれば値段がつきます。

老前整理というタイトルですが、若いうちからこのようなことを意識していくことが大事かと思います。身辺整理をして身軽な生活を!

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