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もう、服は買わない──持っている服だけで十分おしゃれに見せられる|コートニー・カーヴァー

新しい服を買うのを我慢して3ヵ月過ごす。するとクローゼットの中は意外と無駄な服で溢れていることがわかる。そして自然とヘビロテ服だけが残るはず。気分転換やストレス発散のために新しい服を買う必要はありません!手持ちの服だけで、十分オシャレにそれでいて新鮮な気持ちで過ごすことができるコツとは?

もう、服は買わない

プロジェクト333では、3カ月間、 33 のアイテムだけで過ごします。このなかには、小物、アクセサリー、靴も含みます(ルールはのちほど)。 今、どんなふうに思いました? 「ふうん……やってみようかな」「私には向いてない」——なかには「マジですか……そんなの絶対無理!」と思った方もいるかもしれません。私がこのプロジェクトの説明をすると、「試してみる!」と積極的な姿勢を見せる方と、「絶対に無理!」と拒否する方の真っ二つに分かれます——最初のうちは。 だからこそ、こう言わせてください。 「どうか、自分の最初の反応を気にかけないで」。 本書を読み終える頃には、このささやかなチャレンジでどれほどの成果が得られるのか、そしてあなたのクローゼットと人生がどれほど大きく変わるのかが、きっとわかっていただけるはずです。

僕は男性ということもあり、クローゼットは比較的少量の服しか収納していない。その中でもよく着るアイテム、他の服との相性が良いものにのみスポットを当て整理してみることに。ルームウェアや下着は入れなくても良いということなので、結果こうなりました。

  • 靴    8→5
  • パンツ  9→6
  • アウター 9→5
  • コート  8→6
  • シャツ  9→5
  • ニット  4→2
  • バッグ  5→3
  • 時計   2→1

計33アイテム。ここに入らなかったものはすぐに処分しなくても良いのでとりあえずクローゼットから目に見えないところに隠してしまいましょう。こうしてみると案外色形が被るもので普段着ないものの中にはファストファッションのものが多いような気がします。安いし流行りの型だからととりあえず買っていたものがセレクトショップやブランドのものと競合し負けている感じ。大量購入大量消費は環境への配慮、サステイナブルの観点からもよろしくないのでこれからはとりあえず買いを避けようと思います。

自分との対話はエコにもつながる

  • 世界では今、毎年、800億枚もの服が新たに消費されている
  • 廃棄された衣類の 95%は、リサイクルまたはアップサイクル(デザインなどを変えて新しい製品にアップグレードする) が可能
  • アパレル産業が使用する水の量は、長さ 50 メートルのプール3200万面分に相当する。かたや、世界では 11 億人が安全な飲料水を確保できていない
  • 価格 25 ドルのTシャツは、その製造に関わる労働者の賃金を2倍にしても、わずか1・35 ドル高くなるだけ
  • 手持ちの服をあと9カ月長持ちさせれば、各自が消費する炭素や水の量、そしてエコロジカル・フットプリント(人類が地球環境に与えている「負荷」の大きさを測る指標) を2〜3割も減らすことができる
  • 従来のポリエステル製の衣類がゴミとして埋められた場合、分解されるのに200年かかる
  • 1本のジーンズ製造に使用される水の量は、自宅のトイレで使用する水の量の3年分に相当する
  • アメリカ人女性は平均して、ワードローブの2割の服しか着ていない

世の中には広告が溢れていて人々に消費を迫る方向に動いています。意識してそこから脱出しないと無駄な消費は止まりません。3ヵ月、33アイテムで過ごしてみて必要に応じて、アイテムを入れ替えて33を維持する。女性だとアクセサリーなどの小物も多いかと思うので、どうしてもという場合はカウントしなくても良い。33という数字も達成が難しいようなら自分なりに少し緩めても良いだろう。男性の場合はスーツが何着もあってという場合は、仕事のユニフォーム扱いにしてまとめて1アイテム扱いしても良い。

心から愛するものを知る

かつての私はショッピングと服と靴が大好きで、とりわけキラキラと光るものに目がないタイプでした。というより、自分はそういうタイプだと思い込んでいたのかもしれません。当時の私には自分が心から愛するものが、本当のところわかっていなかったのです。もしかすると今のあなたもそうかもしれません。その理由は、あなたの意識の大半がクローゼットのなかのものに向いていて、それを愛情と勘違いしているせいではないでしょうか。 靴や服のことを考えるのが楽しいというその気持ちはよくわかります。でもそれは、あなたの心の奥底から湧きあがる愛情ではありません。胸を焦がすような、天地がひっくり返るような、目がくらむほどの愛ではないのです。ここで、よく考えてみてください。あなたが心から愛しているものはなんですか?どんなことをしていると、胸が高鳴りますか?「やっぱり、〇〇がしたい」と思うことはなんですか?「やっぱり、〇〇にいたい」と思う場所はどこですか?心から関心を寄せていること、興味津々なものはなんですか? 自分が心から愛しているものを知りたければ、次のステップを踏んでみましょう。

ショッピングが楽しいのはその瞬間だけ。実際手にしてしまえばそれは当たり前の持ち物として輝きを失います。買い物の衝動に駆られたら、とりあえず30日後もそれが欲しいか?必要か?自分に問いかけてみてください。それでも欲しければ本当に必要なもの、あなたの日常を彩るものである可能性が高いです。

今あるクローゼットを整理してミニマルな生活に少し近づくための指南本。手放した洋服の分だけ、心にゆとりができてその他のことに情熱を燃やす原動力に。

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