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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『絶対に逃げない、あきらめない、失敗を恐れない』鶴蒔 靖夫

      2019/05/10

「絶対に逃げない」「絶対にあきらめない」「絶対に失敗を恐れない」を三大精神に掲げ、生活用品業界のトップランナーとして、われわれの暮らしをより便利に、より豊かにしてくれる商品を提供しつづけるレックの事業活動を紹介するとともに、同社社長・青木光男氏の経営理念と人生哲学を解き明かす。

景気低迷下で急成長の100円ショップ

催事販売業者は各店舗で一週間ほど販売して別の場所へと移動するのが一般的だったが、この「一〇〇円均一」が各地で好評を博したことから、その後、独立店舗に発展。それが一〇〇円ショップであり、一九九〇年代に入り、バブル崩壊後の不況とも相まって人気を呼び、急成長を遂げたのである。 一〇〇円という価格を可能にしている最大の理由は大量仕入れ・大量販売にあり、仕入れ先は価格的に見合うところであれば、日本国内でも海外のメーカーでもかまわない。さらにコストを抑えるため、商品は卸売業者(問屋)を通さず、メーカーから直接仕入れるという方法をとる。こうした流通形態の変革はほかの小売業にも影響をもたらし、中小の問屋はしだいに衰退していくことになる。 一〇〇円ショップチェーン最大手のダイソー(株式会社大創産業)も、もともとは催事販売業者であり、平成三(一九九一)年に常設店第一号である高松店を開設したのを皮切りに、本格的なチェーン展開を推し進め、店舗数を全国に拡大していく。店舗数を増やすことで、いっそうの大量仕入れが可能となるからだ。 そして、一アイテムにつき数十万個、数百万個という単位での一括製造によりコストを限界まで下げ、生活関連用品を中心に商品アイテムを増やし、バラエティに富んだ品ぞろえで顧客の支持を集めるというサイクルをつくりあげることに成功している。

100円ショップというとそのお手軽な価格と豊富な商品展開で人気を博しているが、僕は苦手。目当てのものがなかなか見つからない店内。歩いているうちに必要のないものまで買い物かごに入れてしまうという無駄。このついで買いがなければ、今日の100円ショップの隆盛はなかっただろう。必要なものを必要な分だけ買う生活を始めてからは100円ショップからは足が遠のいてしまっている僕。

激しい価格競争が招いたコモディティ化

価格競争が激しさを増すにつれ、労働コストを低く抑えようと生産基盤をアジアに移す企業が増え、国内生産拠点は弱体化。商品の多くはメーカーごとの個性を失い、コモディティ化が一段と進んでいった。「プラスチック製品などは、特にむずかしい技術を要するものではなく、極端な話、どこでも同じものが簡単につくれてしまいますからね。たとえ画期的な商品をつくってそれがヒットしたとしても、すぐ真似されてしまいます。しかも日本製であろうと中国製であろうと、いまでは品質の差はほとんどなくなってきているといっていいでしょう」(青木) 日本のメーカーにとっての最大のライバルは同業他社ではなく、中国だと青木は見ている。隙を見せれば、あっという間に日本の市場を 席捲 されかねない。だからこそ、次から次へと新製品をつくりつづけなければいけないのだという。

国内生産だとコストがかかるから賃金の安い国で生産しようという考え方はビジネス上は正しいのかもしれないが、僕はあまり好きではない。安い賃金で働かされている人たちの生活水準とそれを買う日本人の格差が問題に感じる。世界中どこに行っても同一の作業には同一の賃金が払われるべき。それによって価格が上がるのは仕方がないことと思っている。価格が上がって手が届かなくなるような品物は自分には不釣り合いなものと理解して買い物を控えるだけでいいのだ。

生活用品市場もシニアにターゲット

「私も昭和二十四年生まれですから、団塊世代に属します。モノのない時代からどんどん豊かになっていく時代を経験し、とりわけ家電品や通信機器などは固定電話、白黒テレビ、カラーテレビ、ステレオ、テープレコーダー、ファックス、ワープロ、パソコン、携帯電話……など、新しい商品が開発されるたびに、その感動をたっぷり味わってきた世代です。ですから、モノに対して敏感なところがあり、機能やデザインにも結構こだわりを持っている人が多いのではないでしょうか」 自分のこだわりのあるモノには、多少価格が高くても購入するというのが、この年代なのかもしれない。

最近の若者世代はスマホ本体代金や通信料金が足かせとなって、他のジャンルのものに対する消費行動は抑え気味となっている。特に大手三社の通信料金は高すぎる。国もそのことに対して物申す始末。スマホに対する需要を掘り起こすためにシニア層にまで販路を拡大すべく各社手を尽くしている。

レックの名前は知らなくても「激落ちくん」という商品は知っているのではなかろうか?そんな100円ショップに強い会社のV字回復の軌跡を追った書籍。

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