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知的生産の技術|梅棹 忠夫|創造的な知的生産を行なうための実践的技術

学校では知識は教えてはくれるけどその獲得方法までは教えてくれない。メモの活用法、原稿の書き方などの基本的技術の訓練不足が能力の伸び悩みにつながる。著者の経験から創造的な知的生産を行なうための実践的技術について提案する書籍。

ノートからカードへ

共同研究の参加者の全員が、おなじカードをつかい、おなじ方式でかくことによって、巨大な共有財産をつくろうというのであった。「百科全書」の原文はもちろん、さまざまな読書の結果、考察、おもいつき、そのほかなんでもよい、どんどんかけ、というのである。カードそのものになれるために、共同研究以外の用途にもつかってよい、ということになっていた。当時京大にいた鶴見俊輔さんなんかは、熱心な実行者で、喫茶店でお茶をのんでいても、何かおもいつくと、すぐにポケットからカードをとりだすのだった。

桑原教授が、共同研究においてカードをつかうという発想をどこからえられたのか、わたしはしらない。『桑原武夫全集』(朝日新聞社刊) の第4巻に、同教授の「人文科学における共同研究」という京大退官記念講演がおさめられていて、そのなかにもカード・システムのことに言及されているが、起源についてはかいてない。

こういう共同研究には、事務局によほど卓越した人物がいないと失敗する。さいわい、「百科全書」の研究班は、人文科学研究所助教授の 口謹一君が、その方面のことをとりしきったので、大成功であった。もっとも、はじめは、すべてのカードは二枚ずつつくって、一枚は共有財産用として共同研究班にさしだし、一枚は自分用として手もとにおく、という約束になっていたようであるが、これは理論だおれになったようだ。最近では、感圧紙といって、カーボン紙なしに複写のとれる紙で、カード帳のようなものをつくって売っている。そういうものをつかえばともかく、ふつうは、おなじカードを二枚つくるということは、おそろしくめんどうなことである。

1人で研究を行う場合と違い共同研究では知識の共有が大事になってくる。そこで同じフォーマットのカードが重宝する。このカードシステムは一時期話題になったので知っている方も多いだろうが今は秀逸なアプリがごろごろあるので使わなくなった人も多いのでは?共同での研究のみならず1人での情報管理に僕は「Notion」というアプリを使っています。気になる方は検索してみてください。チームでの仕事が捗ること間違いなしです。

読書

読書については、むかしからのえらい人たちが、さまざまな教訓をのこしているので、読書法に関する本もたくさんありそうにおもえるが、さがしてみると、案外すくない。何をよむべきかという専門別の読書案内にはこと欠かないが、本というものはどのようにしてよめばよいかという技術指導書となると、じつはあまり見あたらないのである。

すぐ手にはいる本で、もっとも正統派的なのは、小泉信三『読書論』(岩波新書) であろう。記述のスタイルは、ややクラシックだけれど、さすがに耳をかたむけるべき内容にみちている。また、大内兵衛・茅誠司他『私の読書法』(岩波新書) が役にたつ。さまざまな分野の二〇人の人たちが、それぞれ「私の」読書法を執筆しているのだが、なかなか個性的でおもしろい。かならずしも技術の本ではないが、技術についてもおおくのことがかたられているので、その意味で役にたつといったのである。

僕は読書は好きに読んでいいと思っている派なので、技術云々という話はあまりしたくない。そう考えたら一気に読書体験がつまらないものになるからだ。ですが仕事の知識を得たりするための読書となるとある程度型にはまった技術的なものを持っていると便利かと思う。

知的生産に必要な情報獲得整理などの方法をまとめた書籍。情報がちょっと古いのは否めないが、今でも十分活用できると思う。

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