敏感で、内向的でこの世の中が生きづらい人に贈る自分らしく生きる6つのヒント。この特性を生かして世の中を闊歩してやりましょう!外交的で鈍感な人ばかりだと世の中は回らないようにできているので、自分を過小評価することなんてありません。堂々と敏感で内向的なことを誇りましょう。
HSPは5人に1人
とても敏感な人(HSP:Highly Sensitive Person)は5人に1人、内向的な人は2、3人に1人いるとされています。
この数字を見てもわかるとおり、実は敏感な人や内向的な人は大勢います。自分自身がそうであるとか、家族、友人、同僚に思い当たる人がいる、という方がほとんどではないでしょうか。
著者である私も〝内向的なHSP〟です。自身の経験を生かして、心理療法士として長年敏感な人や内向的な人のケアをしてきました。
私は、敏感であることや内向的であることが、近い将来市民権を得て認められるようになるのではないかと期待しています。またその変化を少しずつ感じています。
もちろん、それでも多くの人が今でも、労働市場で活躍できるチャンスが減るのを危惧して、自分が敏感であったり内向的であったりすることを公にするのをためらっています。
今の社会のなかでは、控えめで集団の中心から外れて狭く深い人間関係を築こうとする人よりも、多くの人と積極的に関わる外向的な人のほうが評価されやすいのが現実です。そのようななかで生きていかねばならぬ困難さを感じている人も少なくないでしょう。
しかし、実際には、敏感な人や内向的な人の多くは、能力が高く、さまざまな才能を持っています。物事を深く多角的に考える力や、相手の気持ちを察して気配りできる力があり、想像力が豊かでクリエイティブな才能に恵まれているなど、たくさんあります。
自分の敏感さや内向性をポジティブに受け止め、堂々と思考やアイディアを伸ばしていっている人も増えてきています。
意外と多いとても敏感な人、内向的な人。特に日本人には内向的な人が諸外国に比べて多いような気がします。そんな控えめな人間が世の中を支えているのではと僕は思っています。思っていることを言わずに我慢して仕事をする。傷つきながらも頑張る僕らのような人の上で外交的な人間が活躍できていると考えれば少し考え方が変わってくると思います。
不快なコミュニケーションを回避する方法
どちらかが怒ってしまったときの私の取り扱い説明書
・大声で叫ぶのはやめて
私は怖くなって、ショックであなたが言っていることが耳に入らなくなってしまうから。
・暴力的な表現を使わないで
暴力的な表現を使われると、あとで私が許しはしても、心の奥では動揺し、何日も神経のバランスを崩してしまう。仲直りできたら、あなたはガス抜きができてよかったと思うかもしれないけど、私は違うの。
・あなたが何に怒っているのか、何を望んでいるのか、私にどう改めてほしいのか、静かに、落ち着いて話して
そうしたら私はさらに協力的になって、私の共感力をすべて、あなたを理解するのに、自分の創造性と空想力を、私たち双方にとってよい解決策を見つけるのに使えるから。
・私のほうが怒ってしまったら、時間をちょうだい
心を落ち着ける必要があるの。しかも、心を落ち着かせるあいだ、あなたから離れる必要があるかもしれない。 あなたにとっては何が問題か知る必要があるかもしれない。でも、私だって、そのことについて熟慮し、どうしたらいいか考える時間が必要なの。
・私が話している最中は、どうか黙って耳を傾けて
話を遮られたり、怒りを示されたりしたら、私は完璧にフリーズしてしまう。 それに、話を聞いてもらえていないと感じると、最後まで話す気になれない。集中力の糸がぷつりと切れて、自分が何を思っているか伝えたいという感情も気力もなくなってしまうの。
・私にとって諍いは危険を感じることだと知って
私はあなたの思いやりが必要なの。
これはパートナー、もしくはあなたと関わりのある誰かに、命令するためのものではありません。
これをお願いリストのように相手に渡して、意見の不一致や摩擦が生じたとき、おたがいどうすれば一番うまくいくか、話すきっかけにしてください。いら立ったり、怒ったりしたとき、どういう風に行動したらいいか、妥協策を見つけられるかもしれません。
HSPの人が周りにいる人にはこれを取説として覚えておいてほしい。お願いリストとして自分なりにカスタマイズして渡しても良いかも。会社の人に渡すのは気が引けるが、パートナーとか近しい人になら渡せるのでは。それだけでも日常がずいぶん楽になります。ホッとできる瞬間が増えれば生きやすくなります。
敏感すぎて日常生活が辛すぎる人に向けた改善への処方箋。HPSや内向的な性格が治ることはありませんが、周りの理解を得ていくことで確実に生きやすくなります。この書籍は改善策を具体的に示してくれているのでパートナーに読んでもらうのもありですね。
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