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メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ |岡嶋 裕史|ただのバズワードで終わるのか?それとも???

「Metaverse=メタバース」バスワードとして認知が広がっているこの言葉。その正体とは何か?ITに詳しい著者がその基礎知識から将来の可能性まで解説。ただのバズワードとして終わるか?第四次産業革命に匹敵する変革を我々の日常にもたらすのか?徹底解説。

メタバースとは何か?

メタバースは仮想現実なので、現実ばなれ(リアルばなれ)した「都合のいい世界」 を作ることができる。私はこれがメタバースの本質だろうと考える。メタバースの定義を議論するときに、VRか否か、アバターのあるなしなどがよく俎上に載るが、これらは「都合のいい世界」を作るための要素技術だ。

そう定義すると、大きなくくりとしてのメタバースは用語がなくなってしまうので、「仮想世界」 と表現する。疑似現実や仮想現実には様々な機器でアクセスすることになるが、疑似現実へのアクセスに向いているのがARやMR(複合現実)、仮想現実へのアクセスに向いているのがVRだと考える。

メタバースの走りといったらオンラインゲームだろう自分を模したアバターが仮想現実の世界で生活する。僕もゲームが好きなのでオンラインゲームはよくやるのだが、実際の世界でのお金を課金することで仮想現実世界での自分も強化できたりする。もちろんゲーム会社が儲かるようにはじめのうちはのうちはあまり課金しなくても成長するがレベルが高くなるにつれそのスピードは鈍化していくのが特徴。年間100万円以上かける重課金プレイヤーがごろごろいる世界。まさに札束での殴り合い。

なぜ今メタバースなのか?

承認に対する欲求もそうだ。今どき、小学生でも承認欲求という言葉を使いこなす。普遍的な、とても強い欲求である。だが、価値観が多様化した社会で、これほど得にくいものもない。

みんなが同じ価値観を持っている社会であれば、たとえば「お金持ちが偉い」社会であればお金を稼げばいいし、少なくともお金を稼ぐ努力をしていれば褒めてもらえる。絶対的な、1位の金持ちになれなくても、ある水準を超えるように頑張ることもできる。

でも、奉仕活動をする人が偉い、自分の意見を言える人が偉い、シンプルな生活をする人が偉い社会では、お金を稼ぐ活動に対する評価はよくて無関心、悪くすれば反発を買うだろう。構造的に、承認欲求はとても満たされにくい。 「人の承認なんて得なくていい。自由な社会なんだから。自分さえ納得していればいい」

これは正論である。しかし、誰も幸せにしない 類 の正論だろう。誰にも評価されずに生きていけるほど強い人は少ない。誰かに褒めて欲しいが、そのために自分の活動をアピールすれば、褒められるよりは叩かれる機会のほうが多いのが現状である。

そうした、フリクションばかりが大きい社会に目をつけたのがSNSである。SNSは友だちとつながるサービスではない。合わない人を切り捨てるサービスである。その割には、ツイッターにはそういう機能が乏しいと思われるかもしれないが、私はツイッターはSNSの定義を外れるサービスだと考える。ツイッター社自身もそう述べている。

大きな母集団の中から、 軋轢 を生まない人だけを抽出して、快適な閉じた空間を演出することにこそ、SNSの価値がある。だから、小さなSNSには、あまり意味がない。誰かにとって快適なメンバーを構成するのが難しいからだ。

自分の中で何をよしとするかでこの世の中での身の振り方が決まる。お金を稼ぐ人になるか、知識を溜め込む人になるか、さまざまな価値観がある中、自分の属性に合ったスキルを身につけて皆生きている。そんな中、今の自分とは違う自分を演出できるのがSNSやメタバース。承認欲求を満たすためにその世界での価値観で良いとするものに傾倒していく。注意してほしいのがメタバースという仮想現実の世界が犯罪の温床になっていること。詐欺や児童買春などなど現実世界で起こるあらゆる犯罪が仮想現実の世界を飛び出て現実に起こる。こうした問題を解決できなければ人は離れていき、「ああ、メタバースなんてバズワード一時期あったよね」といった具合に歴史遺産になりかねない。仮想現実の世界をAI警察がパトロールするようになりつつあるのも面白い。

ファイスブックが社名を「メタ」に変えた。その意味はこれからの未来は「メタバース」だと確信したからなのだろうけど、本当にマスまで浸透するかは微妙。そんなメタバースのあれこれが学べる書籍。

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