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パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか|岡田 尊司|パーソナリティ障害全般の入門解説書

パーソナリティ障害10タイプについて(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説。パーソナリティ障害全般に関する入門解説書。

パーソナリティ障害とは?

物事の受け止め方や行動の仕方には、当然個人差があって、ある程度までは「個性」や「性格」として尊重されるべきものである。プライドの高い人。世間体を気にする人。すぐに人を信じてしまう人。融通の利かない人。一人のほうが気楽な人。そうした傾向は、人それぞれであり、いいとか悪いとかということではない。

ただ、こうした傾向も度が過ぎると、ちょっと困る場合が出てくる。例えば、プライドを持つことは大切だが、プライドが高すぎて、他人から欠点を指摘されることが許せない人がいる。

親切で教えてくれていても、 貶されたと受け取ってしまい、怒り出してしまったりする。こういう人は、人に訊ねたり、教えてもらうということが苦手である。そのため、とんでもない失敗をしたり、せっかくの能力が活かせないということにもなりやすい。

それとは反対に、自信がなくて、自分を無能だと思い込んでいる人がいる。本当はたくさん長所があるのに、自分は人より劣っていると信じ込んでいるのだ。こういう人は、自分の能力を半分も発揮できない。しかも、自信たっぷりな人を見ると、それだけで圧倒されてしまい、崇拝さえしてしまう。時には、自分の人生を投げ打って、自信たっぷりな人の言いなりになってしまうこともある。客観的な目で見れば、その人のほうが、崇拝している相手より優れているのに、ただ自信がないばかりに、自分を低く扱ってしまうのである。

それでも、本人がそれでよければいいではないかということになるのだが、たいてい本人だけの問題ですまなくなる。

プライドが高すぎる人の場合でいえば、みんなが協調して仕事をしないといけない場に、こういうタイプの人がいると、周囲はかなりやりづらい。ましてや、上司やトップがこういう人物だと、部下はたいていやる気をなくす。部下の自主性よりも、ボスの気まぐれな好みや判断が絶対となるからだ。本人は自身の問題に気づかないので、なおのこと周囲は困ってしまうのである。

では、逆の自信欠乏の場合なら、さほど周囲に害はなかろうと思うかもしれないが、そうとも限らないのだ。この場合、自分に自信がないのを補おうとして、人に救いを求めようとする。一人の人物に依存したり、従属する場合もあるが、集団で寄り集まる場合もある。自分の意志を持たない分、危なっかしいことも起こる。

後でも述べるが、暴走族とか犯罪集団とか新興宗教の周辺には、こういう問題を抱えている人々が集まって、輪を大きくしているという現実がある。いったん暴走し始めると、一見自信のない、虫も殺さないような人が、日頃のコンプレックスゆえに、おぞましい行為を平気でやってしまうことがある。

いずれにしろ、まず、ここまでで押さえておいてほしいのは、パーソナリティ障害とは、バランスの問題であり、ある傾向が極端になることに問題があるということである。パーソナリティ障害かどうかのポイントは、本人あるいは周囲が、そうした偏った考え方や行動でかなり困っているかどうかということである。ただし、本人は案外困っていないことも少なくないので、いっそう周囲は困ることになる。

パーソナリティ障害というのはトラウマと似ていて本人が意識していない心の奥の方に根付いている場合も多くそこが厄介。偏った考え方や行動は他人に診断してもらわないと自分ではわかりにくいため気づきにくいというわけだ。会社の人事などで働く人にはこうした人たちのケアもしっかりしてほしい。管理職の方達にもお願い。

頭の中で生きている人々

失調型 パーソナリティ障害は、統合失調症に近い、あるいは同じ遺伝的素質を持ちながら、環境的因子や発病を抑制する他の素因によって、統合失調症を発症していない状態と考えるのが一般的である。したがって、他のパーソナリティ障害と異なり、遺伝的要因の関与が比較的大きいといえる。一般人口の約三パーセントが該当すると言われている。

人目を気にしないマイペース人生

スキゾタイパルの人は、どこか異星人のような、浮世離れした雰囲気を持っている。それは、よくいえば精神性の高さであり、悪くいえば、非現実的な傾向である。スキゾタイパルの人は、内的な思考の中で生きているので、常識的な考えに囚われず、独特な物の見方をすることが多い。そのため、下手をすると変人視されてしまい、孤立したり、疎外されることもあるのだが、ある程度現実的な能力を持ち合わせていたり、そうした面で、助けになってくれる人がいると、持ち味の独創性や精神性を活かして、活躍できる。

彼は共同体の中では、預言者的な存在であり、日常的なことには、ほとんど能力を発揮できないが、将来への新たな可能性を切り開いたり、見通しを映し出し、道を照らし出すという面での能力を持っていることが多い。技術革新に携わる仕事や研究者、アーティスト、企画の仕事、精神科医、宗教家、占い師、霊能者などとして活躍する人には、このタイプの人が少なくない。支えとなる環境に恵まれないと、孤立したり、引きこもり、次第に現実との接触を失っていくこともある。

このタイプの人は、服装やファッションにも、余り関心がなく、体を覆えていればいいというくらいに考えている。精神的なこと、内面的なことが重要なので、外見などは、どうでもいいと思っているのである。乗っている車なども、たいてい見栄えのしないポンコツで、おまけに、余り洗車もしていないことが多い。そうした人目を飾ることに労力や時間をかけるということを、馬鹿げていると思っているのである。

ライフ・スタイルは基本的にマイペースで、周囲に合わせるということが苦手である。チームワークでする仕事には、基本的に向いておらず、自分のペースでできる仕事に向いている。独立自営の仕事、SOHOスタイルの仕事も合っている。

失調型パーソナリティ障害は他のパーソナリティ障害と違って遺伝的要素が大きく人口の約3%がそれにあたるという。統合失調症が1%程度なのでその3倍もいることに。あなたの周りにもこのようなパーソナリティ障害で社会に馴染めない人が必ずいる。そうした人たちと共存するためにも取扱注意!

パーソナリティ障害の人が知らず知らすのうちに社会で孤立する現代。こうした人の深層に潜む気質に触れることはなんとなく気が引けるが、リーダーや管理職、親御さんにはこのような人の取り扱いのためにこの書籍を読んで対処法を身につけてほしい。

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