51Blog

興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15

      2019/09/26

アレルギーの子どもの腸内細菌は悪玉菌が多いって本当?除菌された清潔な生活環境がかえってアレルギーを悪化させます!乳幼児のアトピー性皮膚炎、花粉症の発症率低下に効果あり!の知恵満載。正しい知識と準備で、善玉菌(ビフィズス菌)たっぷりの理想の腸内フローラ(腸内細菌叢)を手に入れる!

保育園に通うと元気に育つ!?

家畜を飼育している農家で生まれた、もしくは幼少時期を農家で過ごした子どもは、都市部の子どもが飲むような滅菌した牛乳ではなく、搾りたての雑菌の混入した生乳を飲むことが多く、結果としてその後のアレルギー症状の発症が少なく、アトピー体質にもなりづらいことが報告されています。衛生仮説を裏づけるもう一つのちょっと興味深い研究データもご紹介しましょう。京都大学の白川太郎先生(現東京メディカルクリニック理事長)は、1997年に雑誌『サイエンス』にツベルクリン反応とアレルギーについての論文を発表しています。白川先生が和歌山県の中学1年生を対象に疫学調査を行った結果、ツベルクリン反応が陽性だった生徒は、ぜんそくやアレルギー性鼻炎、湿疹などのアレルギー疾患率が少なかったことがわかりました。ツベルクリン反応は結核菌の感染の有無を診断するものです。それが陽性だったということは、すでに結核菌に感染していたということになります。この調査によって、結核菌感染がアレルギーの発症を抑制している可能性があるということがわかったのです。また外国の研究でも、結核患者の多い国では、アレルギー疾患の発症が少ないということが報告されています。こうした数々の疫学調査によって、現在では、アレルギーの発症は環境要因がもっとも大きいと考えられています。

これらの理由と同じで、生まれてすぐに保育園に預けられた子どもは2歳時でのアレルギーが少なかったこともわかっています。除菌除菌といって菌から遠ざけるのではダメなんですね。最近では保育園でも除菌を求める親が少なからずいるようで、保護者の希望に沿って、そのような対策を取っている保育園もあるようだがこれは間違っているというデータだ。

お母さんのお腹の中では赤ちゃんの腸内には菌はいない

お母さんのお腹の中にいるとき、赤ちゃんの腸内に菌はいると思いますか。答えは、いない、つまり無菌です。お母さんの子宮の中は無菌環境なので、そこで育っている赤ちゃん(胎児)も無菌状態です。つまり胎児の腸内環境は無菌マウスと同じ状態なのです。しかし、出産後の赤ちゃんの腸内には大腸菌やビフィズス菌がいます。赤ちゃんはどのように腸内細菌を獲得するのでしょうか。赤ちゃんが腸内細菌を獲得するのに重要な役割を果たしているのが、分娩です。自然な分娩では、赤ちゃんはお母さんの子宮を出て産道を通り、膣を経て外の世界へおぎゃぁ~と生まれ出ます。この過程で赤ちゃんは腸内細菌を獲得するのです。

腸内細菌を獲得した赤ちゃんはその後も菌と向き合うことに。分娩室にある器具についた菌、医師や看護師さんなどスタッフが持つ菌、空気中にさまよう菌など様々な菌さらされます。この時、分娩の際お母さんからもらったビフィズス菌や大腸菌がいるので突然菌だらけの環境に飛び込んでも赤ちゃんはきちんと対応できるのです。

母乳と人工乳で赤ちゃんの腸内細菌に違いはあるの?

さて、母乳育児の赤ちゃんの便は悪臭がなく、ヨーグルトのような酸っぱいにおいがします。これは赤ちゃんのお腹の中にいっぱいいるビフィズス菌の作用によります。つまり、赤ちゃんの腸内にあるのは母乳がビフィズス菌で発酵したものですから、その便はまさにヨーグルトそのものですね。このビフィズス菌、母乳で育てられている赤ちゃんは、成長にしたがいその数は変われども、お腹の中の最優勢菌( 90%以上)として生きていきます。一方、人工乳で育てられた赤ちゃんの腸内フローラは、母乳育児の赤ちゃんに比べてビフィズス菌の量が少なく、日和見菌のバクテロイデスや悪玉菌のウェルシュ菌量が多くなっています。ちなみに、母乳育児の赤ちゃんには便1g中 ~ ほどの数のビフィズス菌がいますが、人工乳を与えられた赤ちゃんの便の中のビフィズス菌の量はこれよりはるかに少ないことがわかっています。ところで、すでにビフィズス菌にはいろいろな種類があるとお話ししましたが、赤ちゃんと大人ではその種類が少し異なります。赤ちゃんにはインファンティスやブレベというビフィズス菌が多いのですが、大人になってくるとアドレッセンティス、ロンガムという種類が優勢になってきます。さて、赤ちゃんの腸内フローラは、離乳食を食べるようになると2~3カ月で大人の 菌 叢 様 に変化し、ビフィズス菌優勢の状態から、バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌など、嫌気性菌が増加した状態に変わっていきます。これらの菌は、大人の腸内フローラでよく見られる菌で、よい菌でも悪い菌でもない日和見菌といわれるもの。つまり、お腹の中に悪い菌が増えると、それに同調して悪さをする菌(日和見菌)です。この菌叢の変化に伴い、赤ちゃんの便のにおいも可愛気を失い、大人並みの臭さになっていきます。

赤ちゃんの腸内にビフィズス菌を与えたかったら母乳でということでしょうか。

アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいことがまとめられています。なんでも除菌というCMなどの影響を受けて無菌を目指すのはちょっと問題といったことがわかる書籍。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

 - Book , , , ,