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わたしに合った「片づけ」ができる仕組みづくり|中里ひろこ|「何を」「どこに」「どう収納する」のが大切

ものを増やさずあなたピッタリな収納法、家事の負担を軽減する住まいづくりを提案。家族にとって本当に快適な住まい作りの方法をレクチャー。

ゴールがあるようでない、片づけ迷路からの脱出

今、お気に入りの自分時間はありますか?

わたしは、なにより自分の家で過ごす時間が大切で豊かに感じています。特別モノが多くも少なくもなく、自分にとってちょうどいい家で暮らしを楽しんでいます。

最近は、SNSを通じて多くの人の暮らしを垣間見ることができる時代になり、〝隣の芝生は青く見える〟ことで、自分の暮らしぶりに落ち込む人も増えているようです。でも、自分の「ちょうどいい」を知れば、不満も少なくなり、住まいを管理できる満足感が得られます。

今はそう思えるわたしも、結婚して約 15 年間、専業主婦として3人の男の子の子育てに追われていたときは、自分の暮らしぶりに「これでいいのだろうか」と悩み続けていました。家事は細切れになり、家の中は片づけてもなんだか中途半端な状態でストレスは溜まるばかり。子育てには家庭環境が大事だと思っているのに、すっきり片づかない家にいらだち、テレビや雑誌の「片づけ特集」にヒントを求めるようになりました。今考えれば笑い話ですが、誌面で我が家と同じような家族構成、間取りの家はないかと真剣に探して、そこに「おすすめ」と書かれている収納システムを真似る、グッズの新情報を知れば買いに行く、そんな日々でした。しょっちゅう家具を移動させたり、収納場所を変えたりするため家族は混乱し、文句を言われる始末。結果、どの部屋も工夫されているけれど、すっきりと片づかない中途半端な状態で、「もっと時間に余裕があれば片づくのに……」と思っていたものです。

そんなある日、わたしにとって、唯一ひとりでホッとひと息つける「片づけに困っていない場所」があることに気づきます。それは、お手洗いでした。そこに置いてあるのは必要不可欠なモノのみで、散らかることはありません。窓辺に、お気に入りの草花を飾っているだけなのに、わたしにとってはとても心地よい場所だったのです。

巷に溢れる収納グッズで片付けてみたもののなんか違うというのは意外とありがち。僕の場合収納する物自体を無くしてしまうのが一番効果的な気がして断捨離することの方が多いです。整理整頓は人によって方法が違うので一意見として参考にするのが良いかと思います。取り入れられるものは取り入れて。

自分に合う仕組みづくりとは?

我が家を含めた事例を紹介してきましたが、暮らしやすい仕組みの鍵となるのはやはり、がんばらず、穏やかな気持ちで行動できる家事動線のある仕組みづくりです。家事動線が大事とわかっている人は多いのですが、単に「人の動き」だけでなく、ついモノを置いてしまう場所、自然に視界に入る場所を見つけ、そこに家事のタネをまいておくことが、結果的に家族みんなにとってのよい家事動線といえるのではないでしょうか。

戸建て住宅の悩みでよくある「2階の部屋に持って上がるのが面倒な服問題」。我が家では階段を上がるついでに気づくよう、階段の電灯のスイッチ近くに折り畳み式のフックをつけて、持って上がるモノを掛けておける仕組みにしておき「気づく→行動する」の流れを自然につくっています。

以前、生活感を隠した暮らしに憧れて掃除道具を隠す収納にしていたら、掃除の頻度が減ることを自覚しました。今は、お風呂の扉を開けてすぐ右側の壁面に、掃除道具を吊る収納にしているので、「あ! 今、やっておこう」となります。視界に入りやすい場所に優先順位の高い家事道具を配置することは、行動を後押ししてくれます。

家の中には、スペースの割に収納したいモノが多い場所があります。我が家では年中洗濯に追われる子どもの部活ウエアを収めるために、洗面所に引き出し収納を多く用意しました。自分の部屋で管理してもらっていたときは、「あれどこ行った?」と、聞かれるたびにストレスを感じていたのですが、洗濯機と収納を同じ空間にまとめたことで、質問されることもなくなり「探す手間や時間」がなくなりました。今は、引き出し3つを占領されていますが、それもあと数年のことと割り切っています。

片付けのために目のつくところにそれを促すものを置くというのは意外と効果的。掃除グッズなんかもそれと同じ。気がついた時にすぐに行動に移せるかがが片付けや掃除の基本。常に綺麗を保つにはそうした動線上に気づきのポイントを作ると良い。

片付けを自分に合った形で促すための工夫の数々が紹介された書籍。取り入れられるものは取り入れて自身の家の片付けにプラスアルファ!

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