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「こころ」と「かたち」を身につける、1ヵ月・作法の実践

異性から「素敵な人」と思われたい気持ちは、男性も女性も同じである。しかし「見た目」だけで人の魅力は決定されない。とかく礼儀作法は「見た目」の美しさのためにあるように思われがちだが、そうではない。「こころ」を磨くことが不可欠なのである。

知らないフリで聞いてあげる

さて、知らないフリをすることは、人間関係を構築するうえでも欠かせない配慮である。たとえば、幼い頃、学校の授業で初めて知ったことを誰かに話したくて、帰宅してからワクワクした思いで親に伝えたものだが、親の側も、知っていて当然のことであっても、あたかも初めて聞いた時のように、驚きながら話に耳を傾けてくれていたことを覚えている。社会においても同様で、会議中に部下の意見を最後まで聞かずに、頭ごなしに否定してしまう上司が存在する。だが、たとえ的をえていない意見であったとしても、それに気づかぬフリをして、まず聞く態度を忘れてはならないのではないだろうか。それには辛抱することである。

どんなシーンでも相手の話が既知のことであったとしてもとりあえず聞いてあげることが、相手の気分を害さないためには必要だ。話を切り替えるのは、一通り喋った後でも十分である。相手の話を聞かずに、話の途中で遮るように自分の話をぶっ込んでくる人は、いずれ自分の話を聞いてもらえなくなるだろう。そうならないためにも、知らないフリで聞いたあげることを心がけよう。

姿勢とお辞儀

姿勢は、ことばを用いることなく相手に対する思いを届けられる、非言語的コミュニケーションの基本であることは前の項目で触れたが、お辞儀も同様と言える。相手を思う気持ちを姿勢に表すには、こころを落ち着かせるゆとりが必要である。「姿勢」ということばを文字から見てみると、「姿」という文字が身なりを指すだけでなく、「勢」、すなわち活気がともなってこそ、姿勢は成り立つわけであるから、相手を大切に思うこころを活発にすることで姿勢は完成されるといえよう。さらにお辞儀は、その姿勢をベースに、相手への思いを体現できる素晴らしいコミュニケーション手段のひとつなのだ。ただし、それには、こころを落ち着かせ、間を取ることを忘れてはならない。

《三種類のお辞儀》

〔会釈〕正しい姿勢から、両脇にある手が、腿の前にくる程度まで上体を前傾させる。角度だと15度程度。会釈はお辞儀でありながら、慎みを表す姿勢として用いることがある(たとえば高位な方をお迎えするときやお見送りするとき、お客様のそばで控えているときなど)。

〔浅めの敬礼〕両脇にある手が、腿のつけ根と膝頭の中間辺りにくる程度まで上体を前傾させる。角度だと30度程度。

〔深めの敬礼〕浅めの敬礼に比べると、日常生活の中で頻度は低いと思われる。両脇の手の指先が膝頭につく程度まで上体を前傾させる。角度だと45度程度。

日常生活で頻発するのは会釈だろう。マンションの住民とすれ違うときはもちろん、お店でサービスを受ける際も店員さんに軽く会釈をしながら「ありがとう」と言えれば、コミュニケーション能力に不安がある人でも感じが良くなるだろう。特に雑談できなくても会釈ぐらいならハードルの低いので誰にでもできるコミュニケーションといえよう。

「ありがとう」と伝えることはお互いが気持ちよく過ごすためにも大切な心がけである。お店でサービスを受けるのはお金を払っているのだから当然。といった態度だと相手に嫌な印象を与えてしまう。

レストランの席にまつわるマナー

さて、レストランにおいて席の出入りは左側から行うのが基本である。そのさい、男性が女性の椅子を引いてあげるのが望ましく、お店の人が女性の席を引く場合は、女性が座ってから男性が座る。前述の通り、騎士道の精神が根底にあるため、男性は女性を守ることを忘れてはならないことから、人の出入りもなく店内を見渡せる壁側の奥の席を女性に勧める。男性は女性から招かれた場合でも、女性を上座へ座らせる配慮がスマートなふるまいである。

僕はレストランというとあまりいい思い出がない。付き合っていた彼女とホテルでディナーを初めて食べた際もマナーなんて皆無な僕は、レディーファーストを無視。そして並べられたナイフとフォークなどを使う順番を間違え後で足りなくなりました。そして、当然のように振られましたww それ以来ホテルで食事をするたびに緊張して食事の味がどうのとかいう余裕がない状態。振る舞いを気にせず食べられるカジュアルな店がやっぱりいいです。その方が食事を堪能できるし値段も安い。第一値段が何倍もするコース料理が、それに比例してうまいかというと疑問符が残る。(←こういった損得勘定をする人間は高い店にはそぐわない客ということだろう)

女性と違ってマナーを学ぶ機会の少ない男性。社会的地位が上がるにつれてそういった作法が重要視されるようになり、マナー教室に通う人も結構いるみたいです。恥をかかないための予防策として若い人たちにも読んでほしい本です。

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