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あえて、レールから外れる。逆転の仕事論|堀江 貴文

8人のイノベータを紹介しながら今までなかった価値を生み出すにはどのようなマインドが必要かを学べます。

佐渡島 庸平

僕は自分が作っているコンテンツが、海外でも売れないとした場合、海外の人に気付いてもらう方策がまだないだけで、コンテンツの方に問題はないと考えて、努力をします。編集者がコンテンツの内容と、コンテンツを伝える方法の両方に不安を持っていると、どうしようもない。作り方はこれで良いんだと固定して、届け方をどうするか、それを真剣に考えます。南アフリカに住んでいたのは、マンデラが大統領に選ばれる頃でした。当時、選挙により、一層治安が悪化するという予想がありました。しかし実際は、治安がほとんど乱れず、穏やかな選挙でした。なぜ治安が乱れなかったのか、いろんな分析がありますが、僕は一曲の歌の力だと思いました。当時、テレビのCMで『South Africa We Love You』という曲が、ガンガン流れていました。黒人と白人の歌手が一緒に歌う、『WE ARE THE WORLD』の南アフリカ版といった曲です。シンプルなメロディですが、CMに流れるたび胸を締め付けられるような感じがして、歌手の人たちの国を思う感情がすごく伝わる歌でした。これを聞いた人は、どんな立場でも暴動を起こしたりとか絶対できないだろうなっていう、そんな力がありました。もしかしたら、僕の思い込みで、勘違いかもしれない。でも、コンテンツの力って、すごいなと思った最初の瞬間でした。

日本を出て海外から日本を見た時はじめて日本についてよく分かるなんてことがよく起こる。それは会社組織でも同じ。会社を出てみてはじめてその会社の問題点などがよく分かるように。社内にいるとどうしてもその会社の社内風土というものに犯されがちで、客観的な判断能力が発揮されない。

田村 淳

お笑い芸人は、子どもの頃の憧れでした。子どもの頃、テレビを見て好きになった人は、みんな芸人さん。テレビの中でワイワイ楽しそうに、いろんなことやっている人たちに憧れていました。一番好きだったのは、とんねるずさんです。クラスでみんなが笑うようなバカなことを、お金と人手を集めて、すごいスケールでやっているというか。面白い芸人のトップが、僕の中ではとんねるずさんでした。近寄ったら頭をバンッと叩いてくれるんじゃないかっていう、変な期待感もあった。普通、芸能人はそういうことを一般の人にはしないんですけど、とんねるずさんは平気でやってしまうような、どこか歯止めが効かない感じがするのも魅力でした。小学生の頃、石橋さんと木梨さんが、僕の通っていた下関の小学校に来たんです。全国の小学生の長縄跳びスポーツを取材するという番組で。初めて生で見たお二人には興奮しました。その時同級生にF君という、ずば抜けて成長の早い男の子がいたんですね。カメラが回ってるのに、とんねるずさんがF君に「お前だけチン毛、生えてるだろ!」って言い出しました。それがもう、可笑しくて。僕たち同級生もF君には気を使って、下のこととか言えなかったんですよ。でもとんねるずさんは平気で突っこんできて、すげえ素敵だなと。あれが芸人さんの仕事に対する、ワクワク感の原点ですね。僕は何を見るにしても、ワクワク感が基準になっています。バンドもそう。ブルーハーツとかピーズ、ミッシェルガンエレファントみたいな、フォーマルよりパンキッシュなバンドに、どうしても惹かれてしまう。ルーツには、とんねるずさんがいるのかなと思います。

テレビだけではなく動画配信サービスにも取り組む淳。テレビではコンプライアンスを気にしすぎてできないことが多くなってきているので、ネットにその面白さを求めるのは自然な流れとなってきている。ちょうどそこにきて相方の闇営業問題があり、ますます発信のツールとしての配信が彼にとって重要なものになったという皮肉。ルールの際を攻めるお笑いはみていて面白いので是非これからも様々な媒体で活躍してほしい。

HIKAKN

ユーチューバーは、声が大事です。美声というのもそうですが、話を聞いているだけで安心感があるとか、リラックスできるとか、そういう説明のできない何かのある声です。他にもルックス(美男美女というわけではなく)とか、パフォーマンスが面白いかとか、いろんな要素が加わります。ニコニコ生放送の恭一郎くんなんかは、すごくいいです。あの顔と歌のうまさ、そして声が本当にいい。動画の世界での人気者の条件がそろっています。芸能人でも、ルックスが特に優れているわけではないのに、めちゃくちゃ人気がある人がいるでしょう。何だか分からないけど「ウケがいい」というのは、ユーチューバーにも求められる要素だと思います。またユーチューバーで成功するのに必須なのは、芸能人と違い、「身近さ」です。  僕自身は常に、「その辺にいる感じ」がするよう、意識しています。Twitterでも普通にファンの人に返信するみたいなことです。どんなに身近なイメージの芸能人でも、Twitterではほとんど返信してくれません。僕なんかは、普通に返す。返信しないと逆に「何で返さないんだ!」「無視かよ!」とキレられたりします。そういうのが大事。ユーチューバーが芸能人のように、手の届かないところにいたらダメです。画面の中ではなく、リアルで繋がっている感じがするから、僕らのやっていることは多くの人に支持してもらえるんだと思います。街でも高校生とか、「ヒカキン!?」とタメ語で話しかけてきます。別にイヤではないんです。むしろ、そうあるようにしないといけない。

僕はブログを3年やってみて最近伸び悩んでいます。そこで動画表現という手法に興味を持って簡単な動画編集を始めたのですが、録画した中の自分の声を客観的に聞いてみて、呂律は回っていないは声は気持ち悪いはで聞くに耐えないものでした(笑)動画配信者にとって声がいいというのは大きなアドバンテージだと思います。僕はその最初のステップで挫折。Instagramのストーリーズと1分弱の声の入らない動画で我慢することに。

各業界の第一線で活躍しながら既存の組織に縛られることなく成功を収めた人たちのストーリー。仕事は情熱を注げるものでこそ続けられるというもの。あえて、レールから外れて自分でレールを敷くことは難しいが達成感あることなのだ。

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