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MAKERSー21世紀の産業革命が始まる|クリス・アンダーソン

ガレージで自身のプロダクトを完成させるべく奮闘する何百万人といる「メイカーズ」。イノベーションを起こすべく、開発に勤しみ次のスティーブ・ジョブズを夢見る若者が切磋琢磨している。21世紀の産業革命が今始まっている。そんな彼らを追った書籍。

未来の歴史

コンピュータが、本当の意味で僕らの文化を変えはじめたのは、それがネットワークにつながったとき、最終的にはすべてのネットワークのネットワークであるインターネットにつながったときだった。それでも、究極の経済的インパクトが感じられるようになるのは、ソフトウェアによって様変わりしたサービスの分野ではなく(多くのサービスが様変わりしたけれど)、二度の産業革命と同じ領域、すなわちもの作りの世界が変わったときだろう。一九五〇年前後の情報時代の幕開け、一九七〇年代後半から一九八〇年代はじめのパーソナル・コンピュータの開発、そして一九九〇年代のインターネットとウェブの出現は、確かに革命だった。しかし、それは 製造業 を民主化し、その能力を増幅することではじめて、「産業」革命となる。それが、いまやっと起きはじめている。第三次産業革命とは、デジタル・マニュファクチャリングとパーソナル・マニュファクチャリングが一体となったときにこそ起きるもので、それがメイカームーブメントの産業化だといえる。

ネット環境が一部のマニアだけのものだった電話回線時代から誰もが持っているスマホ時代へ変遷するにつれて、一般化していった。昔はネットの掲示板でやりとりする程度のものだったが、家にいながら多くの人と繋がれる体験に心躍ったものだ。現在では、欲しい情報はGoogleで検索すれば一発でてくるという便利なものに。情報の網羅性が高いサイトのURLを雑誌とかで知って、直にアドレスを打ち込んでサイトに訪れていた時代が懐かしい。

僕らはみんなデザイナー

デスクトップパブリッシングによって、小規模な印刷がだれにでも可能になった。自宅で数部だけ試し刷りをしてみて、大丈夫ならファイルをフロッピーに入れてプリントショップに持っていき、大量に印刷してもらうことができるようになったのだ。家庭用のデスクトッププリンタも、巨大な工業用印刷工場と同じ言語(ポストスクリプト)を使用していた。もちろん、はじめからだれにでも手の届くものでなかったことは確かだが、そのうちに高品質のデスクトップ・カラープリンタがより安く、より使いやすくなった。いまでは一〇〇ドルを切るまでになり、ほとんどすべての家庭にある(キラーアプリとなったのは、ニュースレターやちらし作りではなく、デジタル写真だった)。工場から飛び出したパブリッシングは、すべての人に開放された。しかし、本当の変化が見られたのは、紙の上ではなくオンラインで「パブリッシング」をするという考え方だった。情報発信の力を与えられた人々は、ニュースレターを印刷するだけでは満足しなかった。そしてウェブが現れると、「パブリッシング」は「ポスティング」となり、だれでも世界に向けて発信できるようになったのだ。ウェブに投稿するだけでも、以前なら工場を占拠するほどの設備が必要だった。いま、みなさんのパソコンは、倉庫ほどの大きさの サーバー施設 とシームレスにつながり、一瞬で大規模な演算処理を可能にしている。ちょっとしたグーグル検索に工業規模の演算が必要だとは思いもしないだろうが、ほんの数十年前までは、これほど大量のデータを検索するには数百万ドルのスーパーコンピュータが必要だった。

現在ではスマホですら昔のパソコンよりハイスペックな時代となった。スマホの普及によって、パソコンの需要が減ってきている向きもある。僕は古い人間なので、なんでもスマホというより、パソコンの大画面で作業したい派だ。フリック入力はいまだにできないしww

メイカーズの資金調達

もしキックスターターが企業の資金調達を手伝ったり、投資家を勧誘していれば、その行為はSECによる規制を受け、ありとあらゆる規則と投資家保護の対象になる。だが、キックスターターはそうならない。ある目的に寄付する機会を提供しているだけで、この場合の目的とは自分の欲しい製品を作ってもらうことだ。支援者は会社を支援しているのでさえない。特定のプロジェクトを支援しているだけだ。

資金調達が容易になった影で、開発がうまく進まず集めた資金を持ち逃げなんてケースも多く出てきた。プレゼンの能力だけで資金を集めたが、開発能力に欠けるといった例だ。これから資金調達を考えている人はプレッシャーに負けないよう、実現性を考慮した上でやったほうがいい。

21世紀の産業革命が始まっている。現在の産業のあり方を考える上で欠かせない要素を網羅。ガレージから始まった数々の大企業がある中、これからはソフト面で様々なサービスが生まれるだろう。

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