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防衛大式最強のメンタル。どんな人にも強さのタネはある!

      2018/07/21

最前線で日本を守る人材を育成する防衛大学校。そこは入学1か月で多数の脱落者が出るという、日本一過酷な大学。逆境に立たされたとき、心が折れそうになったとき…。防衛大生はどうやって乗り越えていくのか?

・一人では乗り越えようとはしない
・「何を得られるか」から「何のために」と順番を変える
・心が曲がり始めたときは「頑張らない」ものを選択する
・リスタートをできるパワースポットを決める
・全ての失敗は自分が変わるチャンス

・・・など「心の筋肉」を太くしていく最強のメンタルのつくり方を紹介。

合言葉は「廊下は戦場」「時間は奪え」

厳しい指導の連続はストレスが増えるばかりだ。ストレスをためると求められるアウトプットを出すことができなかった。人間だからそうだろう。ストレスを抱えている状況で、最高のパフォーマンスを発揮しろと言われてもそれは困難なことだ。上級生が求めるレベルのアウトプットを出すために、心を整え、考え、努力し、実践、行動するしかなかった。これは現代社会で働くビジネスマンにも共通して言えることかもしれない。ある日、突然不景気が来たとしても、嫌な上司から理不尽なことをされても、部下がこちらの指示を聞かずに暴走したとしても、生き抜くためには最高のアウトプットを出さなければならない。そしてこのアウトプットを出すために一番大切なことが、困難なことや、ありがたくないことを目の前にした時に決して、あきらめたり、嘆いたり、投げ出したりしない強い心だ。

防衛大で最初に教育されるのは「廊下は戦場」ということ。廊下を通る際も上級生の目は光っている。朝の容儀点検なるもので不備があったりすると厳しい叱咤と厳罰が下される。中でも面倒なのが分刻みでの生活を余儀なくされている上に、上級生の目に止まる行為(例えば「時間がありませんでした」などと言い訳をすると)をしてしまうと「ロックオン」され、ベットを解体されたりして直すための時間を奪われる。これがもう一つの合言葉「時間は奪え」につながる。

「4つの成長ステージ」で鍛えられる折れない心

防衛大には各ステージで標語がある。1学年は「模倣実践」、2学年は「切磋琢磨」、3学年は「自主自立」、そして4学年は「率先垂範」だ。1学年時はとにかく防衛大生活になれるために、上級生の真似をする。右も左も分からない防衛大生活で、まず最初に自分の生活を確保するには真似をするしかない。自分判断でやって、上級生から指導されたらたまったものではない。上級生たちも1学年時はとにかく先輩たちの真似をしたと言っていた。ただ、いつまでも他人のコピーをしていてもしょうがない。まずは真似をするが、それでうまくいかなかったら、自分たちで考えて行動しなければならなかった。

一般の企業に就職しても同じようなことが行われている。まずは先輩にくっついてOJT。そこで先輩の振る舞いを真似ながら、仕事について学ぶ。それができるようになると、同期との切磋琢磨の段階に。そして自主的に仕事をこなす段階となり、最終的には率先垂範が求められるように。この企業における成長過程を防衛大では4年間でみっちり仕込まれていく。厳しい世界なので、途中脱落者は学校をさることに。これは企業に就職しても早々とやめてしまう人もいるので似たような構造と言えるだろう。ただその脱落者の多さは防衛大が勝る。

ストレス耐性

ある日、同部屋の4学年に聞いてみた。「規律が厳しすぎて、ストレスは溜まりませんでしたか?たまったとしてストレス解消は何かやってましたか?」自分でもよくもまぁ、こんな大胆な質問ができたと思う。よほどストレスがたまって追い込まれていたのだろう。すると上級生はこう言った。「ストレスはたまる。ただ、その時だけだ。今思うと、あの時期はストレス耐性を高めるための大切な時期だった。ストレス耐性を高めた後に残るのは、逆境に負けない心と常に挑戦するという強烈な個性だ」それまでたまったストレスを解消することばかりを考えていた私には、新鮮な考え方だった。ストレスがたまっている時期はストレス耐性を高めていると思えば、前向きになれる。そもそも誰もがストレスはたまる。たまらない人間はいない。たまったストレスに対してどう考えるかが大切だ。

僕は病気の影響もあって、ネガティブなワードを数字の語呂合わせを見るとストレスを人並み以上に感じてしまう。人の悪口を際限なく展開するタイプのコメンテーターも苦手。もちろんひたすら愚痴ってくる相手もだ。このようなストレスを感じた時は、ストレス耐性を上げるための訓練と思えば少しは気が晴れるというもの。ちょっとだけパワーアップした自分を実感できればそれで良い。

不安や恐怖に打ち勝つためには現状を打破するためにはどのような行動を取れば良いのかを考え、行動に移すこと。そこで得られた成功体験の積み重ねが「不安」や「恐怖」を軽減し、解消するための唯一の方法。まず現状の自分を受け入れること。できない自分を隠さない。卑屈にならず、改善、行動し続けることだ。休息を取ることも大事で、いつでも自分をリセットできる場所を持っておくことも大事。実家でもいいし近所のカフェでも公園でもいい。誰もが防衛大式のメンタル強化に耐えられるわけではないが耐えた先には生まれ変わった自分があるのだろうと思った。

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