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世の中のしくみが氷解する世界一おもしろい地理の授業|鈴木達人

      2019/09/16

K‐POPアーティストはなぜ日本へ進出するのか?「東京都は出生率が低い」は大ウソ?産業の空洞化によって、日本経済は発展する?世の中の疑問は、すべて地理が解決してくれる?リクルートの映像授業「スタディサプリ」で地理の講義を担当、全国に数万人の受講生をもつ著者が、ガマの油売りの口上を思わせるなめらかな口調で、中高時代に習った断片的な地理をストーリー仕立てに再構成。

もっとお金を儲けたかったらどうする?

もっと稼ぎたかったらどうしますか?給料が高いところで働いたらいいわけですよね。 給料が高いところ、すなわち1人あたりGNIの高いところに出かけ、そこで労働を行えばいいのです。同じような仕事をしても、日本とフィリピンならば賃金水準が12倍もちがうのですから、日本で働いたほうがたくさんのお金をもらえますよね。かくして、低賃金国のフィリピンから日本へと 出稼ぎ が生じます。逆に、工場の経営者の立場になりましょう。あなたが日本で工場を経営していて、そこで製品を組み立てるのに日本人を 雇って、年間に1人あたり420万円を支払っています。もっともうけるためには、やはり従業員に支払う給料を減らしたいですよね。外国から来た 出稼ぎ労働者を使うのも手かもしれません。本国よりちょっとだけでも高い給料を保証すれば、いくらでも働き手はみつかるでしょう。しかし、それより何よりも、 そもそもの工場を1人あたりGNIの低い国へと移転させてしまったらどうでしょう。フィリピンならば賃金水準は日本の12分の1です。単純計算で、労働コストを12分の1に減らすことができますし、部品や製品の輸送費がかかるとしても、全体的にコストを下げることはじゅうぶんに可能です。これにより、海外への工場移転が進みます。

人件費が安いという理由で海外の労働コストが安い国へ工場を移転するのはあまり感心出来ない。資本主義社会だから仕方がないのだろうが、なんか労働力の搾取のような気がするからだ。移転した海外の工場での給与がその国の平均賃金を超えていたとしても、それ以上に企業は儲けるわけだからやはり搾取だ。富める者はさらに富むという循環が気にくわない。そういった企業には税金を多めに課すなどしてバランスを取るべき。

「砂漠」とは植生を表す言葉

世界地図を見ていると、あることに気づきます。アフリカ北部の サハラ砂漠、アラビア半島の ルブアルハリ砂漠、オーストラリアの グレートヴィクトリア砂漠 など、 緯度20~30°の中緯度地域に多くの砂漠が並んでいる のです。なぜ、そういった現象が生じるのでしょう。砂漠について考えていこうと思います。おっと、その前に「 砂漠」の定義についてしっかり確認しておかないといけませんね。「砂漠って砂だらけのところでしょ?」と思っている人、いませんか?それは誤解なので、気をつけてくださいね。名前は砂漠であっても、実際には 砂ではなく岩だらけの土地のほうが多い のです。世界の砂漠の面積の90%は岩石砂漠であり、砂砂漠は少ないのです。  砂漠とは地形用語ではなく 植生 にかんする用語であることに注意しましょう。「 乾燥の度合いが高く、表面を覆いつくす植生がない荒れ地」が砂漠の定義です。湿潤な気候ならば森林が生育しますが、それがやや乾燥すると草原となり、そしてさらに強く乾燥することによって、草すらまばらな「砂漠」となるのです。たとえば、 グランドキャニオン などを想像するとわかりやすいかもしれませんね。いわずと知れた、アメリカ西部に広がる 大 峡谷 のことであり、 コロラド川 によって削られた深い谷が連続しています。 見渡すかぎりの荒れ地が広がり、ほぼ全面が岩だらけの地形です。一部に灌木やサボテンがみられるかもしれませんが、それらが地表面を覆っているわけではなく、強い乾燥によって人々の生活には適さない土地となっているのです。

砂漠というのは砂だらけの場所と思っている人が多いのではないだろうか?僕もこの本を読むまではそう思っていた。岩だらけの砂漠ちょっとイメージしづらいが、世界の砂漠の面積の9割が岩の砂漠というのは驚き。

海外に流出する工業とは?

PC( パソコン)の生産が圧倒的に多いのは 中国 である。しかし、もちろんこれは 最終組立が中国で行われている ということであり、部品やパーツなどは 日本 や 台湾、 シンガポール など近隣の技術水準の高い国がその生産を担っている。研究開発やデザインはアメリカで行われ、またソフトについてもアメリカが主導的な立場にあるが、近年インドの成長も目覚ましい。あくまで「PCの生産1位は中国」なのであるが、一国ですべてが完成するわけではなく、すでに工業製品の生産は完全にグローバル化されているのである。

僕のMacBookProも上海の工場から出荷されているので生産拠点が中国に移転している現状は理解している。開発は自国で行ない、生産は中国というのがスタンダードになってきている。人口が多く労働力が豊富な中国はそうした点でやはり強い。

世界で起こっている事を、地理の知識で理解しようとすると、案外理解が進むことも。地図を眺めるだけが地理じゃない!地名を覚えるのが苦手で地理を敬遠していた人にはオススメの書籍。違った側面から地理を好きになることができます。

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