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ネット・ウォーズ 世界情報戦争の読み方|浜田 和幸

インターネットを使ったビジネスはすでに勝者と敗者が明確に分かれている。今から参入するには難しいレッドオーシャンと化している。最近では芸能人YouTuberなども多く参入してきていてさらに稼ぐのが難しい状況に。視聴者や購読者にいかにバリューを与えられるかが勝負の鍵となるのだが、一般人にはそれが難しいと言う現状も。ネットウォーズまさに戦争だ。

国防総省の技術に対する投資

たとえば、国防総省の技術に対する投資の優先順位は「国防技術領域計画(DTAP)」に明示されている。この項目は、各軍と関係機関の代表者で構成される国防科学技術信任委員会で策定される。サイバー・テロ対策など防衛的なものから、インターネットを使ったネット攻撃まで、多種多様なハイテク研究に予算が投入されている。いずれも、民間企業にとっては喉から手が出るほど欲しい技術領域ばかりである。このように、膨大な軍事予算を投入して、新たな時代のニーズを先取りした兵器や技術を開発する。それをきっかけとして、民間でのニュービジネスとして開花させるというのが、アメリカ流軍需主義経済の理想である。インターネットにしても、もともと国防総省高等研究計画局(当時はDARPA、現在はARPA)が一九六八年に四つのホスト・コンピュータを統合し、六九年から本格的に始めたサービスである。最初に参加したのはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)やスタンフォード研究所(SRI)など全米各地の大学や研究機関であった。一九八三年には二〇〇以上の政府機関や民間の研究所を結ぶネットワークが構築されたが、しばらくの間は学術的色彩が強かった。九五年時点でも、国際的なホスト・システムは五〇万台に過ぎなかった。それが、九八年には五〇〇〇万台を超えるまでに一挙に増えた。これによって、インターネットは世界各国の企業がビジネス・チャンスを求めて競い合う場を大幅に拡大した。

アメリカと日本ではサイバーテロ対策一つとっても圧倒的な対策費用の差がある。それだけアメリカはサイバー空間での優位性をわかっていると言うことだ。資金の豊富さから技術者やハッカーで有能な人間は皆アメリカで仕事をする方が金銭的に潤う。日本にそうした能力を持った人材が不足している背景には圧倒的な予算の違いがある。

スーパーコンピュータの能力向上

先にスーパーコンピュータの能力向上について触れたが、アメリカでは人間特有の思考法をマスターし、人間にかわって人間的な問題解決を行うマシーンソフトの研究も、遺伝子工学の進歩に支えられて目覚ましい成果を上げつつある。それにミニチュア化の技術が掛け合わされると何が生まれるか。国防総省の六大戦略研究技術である「ナノサイエンス(極小科学)」と「インテリジェント・システム」を組み合わせ、人体に小型コンピュータチップを埋め込むというアイディアが真剣に検討されている。「ナノ」とは、一〇億分の一の単位のことで、「ナノテクノロジー」といえば原子や分子のレベルで物作りを可能にする技術。これによって集積回路の小型化も進み、コンピュータや医療品への応用など、人間の日常生活を一変させるものとみられる。戦場のように絶えず変化する環境下で効率的に動くためには、偵察衛星からの情報を常時受け取り、相手の行動の先を読んで動く必要がある。その究極の形が、人体埋め込み式の小型コンピュータということだ。兵士に対し危険を伝え、もっとも安全な攻撃、脱出ルートの計算を瞬時に教える。この軍用技術を応用して、クレジットカードやパスポート、運転免許証、病歴、日記などの機能を備えた人体埋め込み型コンピュータの研究も始まっている。しかも、将来、このチップには人間の思考能力を強化したり、細胞の活性化を促す機能を付け足すことまで可能だという。さらに米軍での研究開発が進められている「ナノマシーン」と呼ばれる極小コンピュータは、傷ついたり機能低下した人間の筋肉や細胞を「自動修理」するといわれる。「ミクロの決死圏」というSF映画で話題となった砂粒ほどの潜水艦が血管のなかを移動し、人間の脳手術を行うような技術が現実のものとなりつつある。

ミクロ決死圏のようなナノマシーンによる医療が現実的なものとなれば医療に不可能がなくなるかも。常に体内にナノマシーンを巡らせることによって人体の異常を的確に察知、治療修復するわけだ。この夢のような技術を本気で検討しているのだから研究者の方々には頭がさがる思いだ。

ネットを利用したイメージ戦略や情報操作の数々。日本は知らないうちに情報弱者国に成り下がっている現実に驚愕した。あなたのその思想も実はネットによって影響を受けた与えられた思想かもしれない。

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