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オヤジどもよ!|中村 うさぎ

オヤジが若い子に熱を上げて大金をつぎ込む気持ちが最近わかるようになりました。僕はCHEERZというアプリで赤山明日香という子を応援しているのですが、若くて才能あふれる若い子を応援するのは自分では届かなかった夢への実現を一緒に叶えられるというオプションがついているように思います。モデルオーディションだったり駅の巨大ポスターへ掲出だったり応援している子が少しずつ夢への階段を登っていくのは応援していて楽しいものです。親父の生態を面白おかしく描いた書籍。

今の男は老いも若きも全然ダメ

私は、心の底から、苦言を呈したい。今の男は、老いも若きも、全然ダメ!だいいち、話してておもしろくない。べつに、ギャグ飛ばして笑わせろって言ってるワケじゃないんだよ。フツーの世間話でもいいんだけどさ、とにかく男は生き方も価値観も硬直してるから、話す言葉も内容も貧しくて一本調子で、全然刺激的じゃないの。みんな、なーんか疲れてないか? ユンケル飲んで、出直してこーい! 男がダメになったのは女が強くなり過ぎたせいだ、なんてぇコトを言うヤツがいるけど、そんなコトなーい!男も女も、それぞれが強くならなきゃいけないのよ。弱っちいクセに、むやみにエバってる男が通用しなくなっただけさ。自分と対等に渡り合う女が現れただけで、憤慨したり威嚇したり 揶揄(←これが一番ムカつく)したりするのは、特にオヤジに顕著な傾向である。せめて、「俺は男だ」以外のプライドを持て! そんなんだから、「俺は男じゃない」という自己認識から始まってるオカマや女に一本取られちゃうのよ。

確かに女が強くなったというが、高度成長期のような右肩上がりな時代終え、バブルも崩壊して男性のメッキが剥がれてきた感じはする。無駄に威張っていた人々が自分の能力以上に評価されていた時代から、現在では本当に実力のある人しか評価されない世の中へ。これが正しい評価と世の中であり、今までがおかしなことになっていたことに今の男性は気づくべき。

それぞれのブランドのカラー

ファッションにたとえれば、フェラーリはアヴァンギャルド系、ベンツはコンサバ系。具体的なブランド名でいえば、フェラーリは「ヴェルサーチ」とか「ドルチェ&ガッバーナ」、ベンツは「シャネル」「エルメス」といったところであろう……あ、しまった、私はこの四つのブランド全部着る女だわ。つまり、フェラーリにもベンツにも乗りたがるタイプ? うーむ、我ながら節操のない女であることよ(自己嫌悪)。 しかし、もしもどちらかの男を選べと迫られたら、私は間違いなくフェラーリ派を選んでしまうに違いない。そして、そんな男を選ぶ女は、一生幸せになれないのよ。だってフェラーリ男は、基本的に破滅系。一瞬一瞬の疾走感を人生の何よりの快楽と考える刹那主義者であり、地に足のついた現実よりパッと咲いてパッと散る夢想を選び取る男である。生涯、夢ばかり追い求めて路上で死ぬような男が、女を幸せになんかできるワケがない。でもでも、わかっているのに、私はフェラーリ男を選んじゃうのね。そして、車の助手席で頰の肉をブルブルと引っ張られながら、「ああ、このまま、こいつと心中したい!」なーんて思っちゃうのよ、バカバカ、私のバカ! そんな男と死んじゃいか──ん!!! 諸君、なぜ、ある種の女は、確実に幸せにしてくれる男より、間違いなく不幸にしてくれる男を選んでしまうのだろう。それはおそらく、その女たちが「男に幸せにして欲しいなんて思ってない」からなのではないか。「男に幸せにして欲しい」女がベンツ系オヤジを選ぶなら、フェラーリ男を選んじまう女は「男を幸せにしてやりたい」女たちなのだ。だが、フェラーリ男は自分のコトしか考えてないから、おそらくそんな女の気持ちにも気づかず、てゆーか女なんか眼中になく、女の気持ちは永遠に一方通行なのである。ちくしょー、これじゃ幸せになんかなれっこないじゃーん!ああ、私はオヤジ好きの女になりたーい!

ブランドと言っても数多くあるのでどのブランドを好んで身に付けるかはその人のカラーにもなりうる。昔と違って、全身ハイブランドで固めたようなファッションは敬遠されがちなので、よりその人特有の審美眼が試されるような世の中に。一時期チョイ悪オヤジとかいう言葉が流行ったがもう死語と化している感もある。ブランド物の中でもリセールバリューの高い品物は今でも若い人たちに人気。身に付けてワンシーズン楽しんだら、買取業者に売ったり、メルカリに出品したりして次のシーズンの洋服やなんかの購入資金に充てる。リセールバリューという意味では僕の愛用しているMacBook Proも意外とリセールバリューが高い。毎回3年程度(メジャーアップデートがあったタイミング)で買い換えるのだが12万円ぐらいで売却できる。なので同じスペックの新型Windowsマシンより少し高くつくがそれでも良いと思っている。

女性目線で親父どもを斬る痛快な書籍。自分が痛いオヤジになっていないか再確認させられる毒の要素の強い内容となっております。オヤジどもよ!刮目せよ!!

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