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『たった一言でいい流れをつくる「あいさつ」の魔法』気遣いの基本が学べます

      2016/12/15

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何度か行ったことのあるカフェでスタッフの女性に自分から「こんにちは!」と声を掛けてみる。内向的な人にはちょっとしたチャレンジだが、スタッフの女性は「ハッ」として嬉しそうな表情で「こんにちは!」と返してくれた。あいさつをしたことがきっかけでそれから負担を感じさせない程度に、スタッフがさりげなく話しかけてくれるようになり、近所のお得な情報を教えてくれたり、カフェに置いてあった本をなんども読んでいたら譲ってくれたりするようになった。「小さなあいさつが人との繋がりを作る」そんな経験をした著者のあいさつに関する書籍。

先のあいさつは敵意を和らげる

ある、お子様連れのお母様が、隣に座っているビジネスマンに「お隣に失礼します、子供がうるさく騒いでご迷惑をかけるかもしれません、申し訳ありません」とごあいさつをされていたのです。私はその時CAとしてその場にいて、その様子を見ていたのですが、緊張漂うビジネスマンのお客様の表情が急に「大丈夫ですよ」という言葉とともに別人のように緩んだのをよく覚えています。さっきまでのピリピリした空気は消え、瞬く間に和やかな空気になるのが伝わってきました。

先にちょっとした断りを入れておくと、気持ちも和らぐし、もし子供どもが騒ぎ出したとしても怒りをあらわにする方が大人気ないといった雰囲気になるだろう。

また、こんな経験もありました。隣に引っ越してきた方があいさつに来てくれた時の話です。その方が私に、「犬は大丈夫ですか?」と聞いてきました。私が「大丈夫です、好きですよ」と答えると、後ろに隠れていたワンちゃんの顔を見せてくれながら「ゴンという犬を飼っていまして、鳴き声などでご迷惑かけたら申し訳ありません」と言いながら、その愛犬を紹介してくれたのです。ゴンちゃんの顔が見られらことで、私はその方にも親近感が一気にわきました。もしそういったあいさつをしてくださらなかったら、犬の鳴き声にイライラしていたかもしれません。しかし、その声がゴンちゃんの声と思うと、かわいい姿が思い出され不思議とほほえましい気持ちになっていました。

人は知らない相手に対しては冷淡になりやすい傾向にある。僕のマンションは基本ペットは不可だがその規約ができた時すでに飼っていたペットは例外としてOKということになっている。エレベーターではなるべく一緒にならないよう配慮し、抱きかかえて乗るなど飼い主さんは色々と苦労しているようだった。僕も犬や猫は嫌いではないので鳴き声が聞こえても大して気にならない。むしろ赤ちゃんはOKなのに犬の鳴き声が不可な意味がわからない。人と人との繋がりが希薄になっている今、あいさつが関係構築に一役かうことはこの二つの例でもわかる。

あいさつをしない人は「損」をしてる

あいさつすることに、何の「損」もありません。しかしあいさつしないことでの「損」はたくさんあります。

マンション管理組合で問題の人物、あいさつしないことが常識はずれと非難されたが原因は他のところにあった。他にも、あるクライアントから依頼を受け打ち合わせに訪れたマナー講師がビルの清掃員にあいさつしなかったことで「説得力がない」とクライアントから仕事をキャンセルされたりと、あいさつしないことで気づかないうちに、たくさんの「損」をしている可能性が高いのだ。

相手を気持ちよくさせるあいさつの演出

レストランAの電話対応

一度予約して行ったことのあるレストランA。二度目の予約をした時に「はい、レストランAでございます。三上さまお電話ありがとうございます」とこちらは名乗ってないのに名前を言ってくれました。一度電話すると名前と電話番号が登録されるようでした。不特定多数の人が利用し、一期一会の多いレストランでのこの工夫。私は一度しか行っていないのにちょっと常連のような気持ちになりました。

レストランに限らず、ブランドのショップなどでもネット経由で一度買っただけにもかかわらず手書きのメッセージの入ったカタログなどが送られてくると何だか特別感に浸ることができる。これも一種のあいさつの演出だろう。

浦安のパン屋さん「カンロ」の自然な心配り

浦安でご夫婦で営んでいる小さなパン屋さん「カンロ」は、とてもアットホームでいつもお天気の話題など、一言声を掛けてくれます。そして買った後、お待ちのお客様が他にいなければ外に出てきてあいさつして見送ってくれるのです。高級料亭ならいざ知らず、パン屋さんでそこまでやるの?と思う方もいるかもしれませんが、これがまた自然な感じで柔らかな笑顔と声のトーンもあいまって、不思議と負担も感じず、何か家族に玄関で「行ってらっしゃい」と見送られているようでホッッコリした気持ちになります。

美容院なんかでも、終わって帰る際、入り口まで見送ってくれるのはもはやスタンダード。昔通っていた美容院では、帰り際、2Fから1Fまで降りてビルを出るまで見送る美容師までいてそれはちょっとやりすぎだろうと思ったこともある。やる気見せなきゃっていうのが前面に押し出しすぎでちょっと怖いというか、「カンロ」の店主とは違い不自然さが残るというか‥‥

他にも、握手や名刺交換のマナー的なことなども載っていて、あいさつに関する様々なことが学べます。あいさつはしても損することはないので習慣づけようと思うが、何度しても返ってこないと流石に心が折れそうになる今日この頃です。

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