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「脳内麻薬」人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体を知る

      2019/03/01

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セックス、ギャンブル、アルコール、タバコ、麻薬、オンラインゲーム、恋愛依存や共依存関係——ヒトはなぜ、これらをやめることができないのか。それは〝脳内麻薬〟ドーパミンが「快感」を司る脳の各部位を刺激しているからである。コカインや覚醒剤の麻薬もこの脳内回路「報酬系」を誤動作させて過剰な快楽を与え、やがて依存症を招く。しかし、このドーパミンは他人に褒められたり、難易度の高い目標を達成するなど、社会的報酬を受ける時にも大量に放出されている。「快楽という自分へのご褒美」と、その源となっているか化学物質(脳内麻薬)の働きについて、様々な事例を交えて解説してくれる書籍。

ランナーズ・ハイ

よく聞く言葉で「ランナーズ・ハイ」というものがある。経験された方は「この道をずっとどこまでも走り続けられるような気がする」と述べている。この時利用されるオピノイドが「βー|エンドルフィン」だとされています。その作用はモルヒネ(鎮痛剤として用いられている)の6.5倍とされています。ジョギングには中毒がありランニング依存症は体調が悪くても毎日毎日取り憑かれたように走りつずけるのが特徴です。走り地付けることで本当に体を壊し、走るのを休むと麻薬の禁断症状と同じような症状を起こしふさぎ込んだり、自分を責め続けたりすることのあります。脳内麻薬に頼りすぎると、麻薬と同じ危険を招くこともあると知っていた方が良いだろう。

患者数が最も多い病気、依存症

  1. 対象への強烈な欲求・強迫感がある
  2. 禁断症状がある
  3. 依存対象に接する量や時間などのコントロールができない
  4. 依存対象に接する頻度や量が増えていく
  5. 依存のために仕事や通常の娯楽などを無視または制限する
  6. 心や体に悪いことを知っていても続けている

この6症状のうち、1年以内に3つ以上を繰り返した経験したか、1ヶ月以上にわたって3つ以上の症状が同時につずいた場合、依存症と診断されます。自己診断結果、特に依存症と思われる結果は出なかったので安心したが、学生時代の僕は完全にゲーム依存症だった。今では興味の範囲が広がり、ゲームもやるが、読書や音楽、ブログなどに分散され依存症からは脱することができた。

統合失調症の治療

統合失調症に用いられるのが抗精神病薬で僕も2種類飲んでいます。(頓服は値段も安いのですが、通常時の薬は新薬なので高価になっていて懐に厳しいです)。統合失調症の治療のためにドーパミンの効果を抑える薬を投与すると、ドーパミンの不足によって起こるパーキンソン病の症状が現れるのもその例です。そうすると、今度はその新たな症状を抑えるために別の向精神薬を投与するという必要があり、多剤大量処方となることもあります。僕の場合は10数年前より症状が落ち着いてきたため、薬の種類はだいぶ減ってきています。入院中は水を入れるコップを持ち看護師さんが薬を持ってくるのを待ちます。今考えると餌を待つ子犬のようでした。

セックス依存症の診断基準


A1 過去6ヶ月間、大量の時間を性的な空想や欲求、あるいは性的な活動の計画及び国交に費やした。

A2 過去6ヶ月間、辛い感情(心配・悲しみ・退屈さ・欲求不満・罪悪感・恥ずかしさなど)を紛らわすために性的活動や、性的空想をした。

A3 過去6ヶ月間、ストレスや困難な問題あるいは責任から、逃避したり、先延ばししたり、紛らわしたりするために、性的活動や性的空想をした。

A4 過去6ヶ月間、性的な空想、欲求、活動を減らそうとしたり、頻度をコントロールしようとしてきたが、あまりうまくいっていない。

A5 過去6ヶ月間、怪我や病気や精神的ダメージが、自分自身や性的パートナー、重要な人間関係にある人に現実に及んだ行動、あるいは及ぶ危険のある行動を続けている。


B1 過去6ヶ月間、頻回で強烈な性的空想、欲求、行動のために、腹が立ったり、自分自身に対する嫌な感情(羞恥心・罪悪感・悲しみ・心配・軽蔑など)を抱いたり、自分自身の性的活動を秘密にしようとした。

B2 過去6ヶ月間、頻回で強烈な性的空想、欲求、行動のために、重要な問題が、個人的、社会的、あるいは仕事など人生にとって重要な領域で起きた。


それぞれ「0(決してない)・1(ほとんどない)・2(たまにそう)・3(しばしばそう)・4(たいていいつもそう)」の5段階で回答し、Aのうち4つ以上が「3または4」、Bのうち1つ以上が「3または4」であれば過剰セッックス障害


障害というだけあって、なかなかこの診断で過剰セックス障害の判定になる人は少ないだろうがどうだろうか。

周囲と比べてどうか

自分の年収が上がっても、周囲と比べてより収入が多くないと幸福は感じない、ということが明らかになっている。「所得」より「所得順位」で周囲と比べてどれだけ稼いでいるかが幸福を感じるかどうかには重要ということだ。お金もちになって生活レベルが上がれば、お金持ちとばかり付き合うようになり、もっとお金を稼いでもっとお金持ちの友人と付き合うと言う具合に幸福を感じるため堂々巡りが続く。身の丈にあった慎ましい生活をおくのが正解かもしれません。所得1,500万円までは、所得とともに緩やかに幸福度は上昇するが、それを超えるとむしろ低下するというデータがそれを物語っている。

そのほかにも摂食障害や恋愛依存症、オンライインゲーム中毒、ギャンブル依存症など脳の報酬系を刺激する様々な事例を紹介。小難しい専門用語が並ぶ場面も多いが簡潔に説明しているので理解できないほどではない。人間の脳に興味を持ってる方にはオススメです。

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