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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

「本物の大人になる」を読み大人のたしなみを学ぶ

      2016/11/14

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世の中には、恰好いい人間とみっともない人間がいるが、そのどちらかを決めるのは容姿や資産ではなく、行動様式である。そしてそれは、会社では教わることのない、一個人としてどう行動するのかということ。いってみれば、その人ならではの教養や経験が問われるのである。人生を楽しみながら、年を経て「自分の価値が高まる」ような生き方について書かれた書籍。

「粋な常連」と「常連ぶるバカ」

昼飯には遅く、夕飯には早い中途半端な時間だから混んでない。幾つもテーブルは空いているが、一番隅っこの狭い席に一人の年配の男性が座っていた。テーブルには徳利とは卵焼きが載っている。男性は、卵焼きをつまみに静かに酒を飲み終わると「ざる一枚」と注文し、それをたぐると「ごちそうさん」と出て行った。

ちらっと立ち寄った近所の常連さんなのかもしれない。こういうのが本当の常連だ。「常連ぶるバカ」についての記述もある。

初めてらしい客が二組ほどいたが、そういう客をなめ回すようにみて値踏みしたかと思うと、わざとらしい大きな声で「昨日のあれ、もうないの?」などと店主に話しかけている。

つまりは、「俺はお前たちとは違って常連なんだ」といいたいのだろう。そして、いかにも馴れ馴れしい口のきき方をする。

飲食店の経営はリピーター7割、新規顧客3割ぐらいが丁度いいとされている。ところが、常連面したリピーターのせいで、新規顧客のつかない店もある。ある調査会社が行ったアンケートでは「常連客に嫌悪感を抱く」と答える人が3割近くいる。僕が朝食を食べに出かける行きつけのカフェではテーブルが少し大きめなソファー席に毎回座るが、隅の電源が取れる席はラップトップで仕事をする人のために空けて座るようにしている。混み合う時間帯も外して一時間だけ読書と朝食、スイーツを楽しみ帰宅する。一番混む時間帯に長時間居座るようなのは断じて常連とはいわないのだというのは同感だ。店の回転の邪魔をしない程度にする、長く居座るのであれば、追加注文するぐらいの余裕が必要。

子供っぽい人間は光しか見ない

人が集まるところが好きで、いつもギャーギャーはしゃいでいる。スポーツ選手は優勝候補を応援し、乗り物は飛行機か新幹線、満開の桜や真っ赤な紅葉以外興味がない。テレビやネット、YouTubeなどの動画でもやはり日の当たるものが人気。東京都知事選でも8時の開票と同時に小池氏の当選が決まったので以後の特番は見る気が失せた。お恥ずかしい限りだ。

「下流老人」「老後破産」が騒がれているが…

「下流老人」「老後破産」が騒がれているがマスコミが騒いでいるだけで、実際には2000〜3000万円くらい残して死ぬ人が多い。若い頃遊んで来なかったからお金の生きた使い方がわからないで、せいぜい孫にプレゼントを買うぐらいしか使い道を思いつかないのだ。若い頃から少ない給料の中から捻出し観劇や後輩にご馳走したりしていた人は年を取ってからも格好よくお金を使う。

いいものを「さりげなく」使う

「ブランドものはこれ見よがしで嫌だ」とうい人がいるが、品質は大抵値段と比例する。だから僕も奮発してブランドもののバッグや財布、服などを買うことがある。それに、これ見よがしが嫌ならば、各ブランドの公式サイトなどでロゴやなんかが目立たないものを探すのも一つの手です。控えめながら品質は最上のものが手に入りますよ。著者は強めの口調でこう言っています。

ブランドもののマークを周囲にひけらかすように見せている人も、「ブランドものなんてくだらない」と使わずに決めつけている人も、どちらも品質を見抜けていない。私にいわせれば〝かっぺ〟なのである。

ユニクロの商品は安くてシンプルだがそれゆえ、たくさん買ってしまい、結局いつもユニクロを着ている人になってしまう。そうした商品は学生に任せ、大人なら普段から惜しみなくいいものを身につけたい「休みの日ぐらい楽な服」ではなく「休日こそ高価なものを身につけたい」。

靴に対しても同じことが言えて、高価な靴ならちゃんと手入れもするだろう。どうでもいい靴を履いてる時点で、どうでもいい過ごし方をしてしまい、傷んだつま先、すり減った踵といった残念なことになってしまう。

人の趣味嗜好を批評を加えない

人が好んでやっていることにあれこれ批評を加えない。タバコやお酒などもそう。僕はタバコやお酒をやめたせいで、他のことにお金をかけられるようになった(書籍の購入代金と外での朝食やスイーツ、各種サブスクリプションなど)自分がそれで充実しているせいもあり、ついタバコやお酒はやめたほうが良いと言いたくなってしまうが、それは大きなお世話ということだ。

20代後半からの社会経験が乏しい僕にとっては、なかなかためになる本だった。格好いい大人といっても色々だろうが一つの指針として知っておくと良いかもしれない内容だ。

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