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「未婚当然時代 シングルたちの”絆”のゆくえ」を読み将来を案ずる

      2016/11/14

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従来の絆、つまり、家族をつくるために婚活に奮闘する人々やシェアハウスに住んだり、地方移住したり、ゲストハウス、ビジネス交流会などへの参加により「新しい絆」づくりに励む人などを取材し、未婚者の絆の行方を追った書籍。

婚活の光と影

第1章から4章までは婚活やお見合いといった結婚に向けて日々奮闘する男女を取材し、婚活の光と影を取材による実例をもとに書いている。結婚相談所などは登録するには安定した仕事(ある程度の年収)や家族構成など条件が多く敷居が高いが登録さえすれば結構な人数の女性からのアプローチがあるそうだ。一方、簡単に登録できるネット婚活では都内在住とプロフィールには書いてあるのに実際会ったら、持ち家が千葉にあるなど条件を偽って書いているなどのケースがあるようだ。こういった婚活サービスに登録したところで誰からも相手にされない僕のようなスペックの人のことは鼻から考えていない内容になっていて違和感をおぼえた。女性でどうしても子供が欲しい人の中には不倫相手の子供でもいいから産んで、シングルマザーとして生きる道を選択をする人がいるのには驚いた。

シェアハウスの「分散型」絆

便利な場所に比較的安価な家賃で住めることもあり20代を中心に浸透しつつあるシェアハウス。「住人同士のつながり」や「交流」「(交流による)ビジネス上のメリット」「孤独を埋める環境」などを理由にこの形を選んだのだという。僕の妹が都内で祖母が死んで空き家となった父の実家を利用してシェアハウスにしているが、本当に困った時に相互に助け合うシステムがあるのかは疑問だ。ただ安いからと理由だけで集まったメンバーにそういった意識はあるのだろうか。家賃をもらっているにもかかわらず家の管理は未だに親が行っている。

専業主婦への憧れ

1990年代は「結婚するよりバリバリと働いていたい」という女性が多かったが、現代の大学生に聞くと、「専業主婦になりたい」という女性たちも数が増えているという。ある意味「憧れ」になっていて、そこに現代の理想の結婚像があるのかもしれない。

ビジネス会がつくる新しい絆

後半ではビジネス会が生み出す絆なども紹介されており、週一回、数十人が集まり交流を深めお互いに「与える」ことでビジネスの成功に繋げたりしているという。結構高い会費だが費用がかかる分、会員の意識も高いのだという。しかし、ビジネスが成功しているうちはいいが、失敗した時に手を差し伸べてくれる人がいるかどうかは、絆が試されるところだろう。

最後に「結婚するためにはどうすればいいか」だけでなく、その先にある「関係づくりの課題」「(旧来の)家族制度」をあらためて考え直す時が来ていると著者は言う。

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