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「感情的にならない本」を読んで心の平穏を保つ術を学ぶ

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著者の体験や、精神医学的立場からの「感情的にならない」こころを穏やかに保つ為の技術を様々な場面で扱い、「いい感情生活」を送るヒントになる書籍。

「こころの器」は所詮小さな物

いっときの感情に支配されやすいのが、私たち人間だが、こころが狭いとか器が小さいというのは、感情が入れ替わりやすいということだ。嫌な感情に満たされても、気にしないで気持ちを外に(仕事に没頭する等)向け耐えていれば、ほんの少しの「いいこと」でいい感情に入れ替わってしまうのです。姿形の見えない感情を相手にするのではなく、現実の中で変えられることから変えていく。つまり、感情を放っておくのだ。

答えを無理に見つけようとしない

答えを決めつけず、「曖昧」なままにしておく。感情的になりやすい人は、この「曖昧さ」が苦手で、白黒はっきりつけたがる。自分の意見はあくまで一つの見方。他人の意見もしかり。「それのそうだね」「なるほどなあ」と「引く技術」を身につけることで、相手も押してこなくなり、楽になる。「曖昧さ耐性」が高いか低いか、それによって認知的成熟度がわかってくる。認知的な成熟度が低い人間は「曖昧さ」に耐えられず、無理に答えを見つけようとする傾向がある。

こちらがせっかくいい気分でいても、他人の悪感情をぶつけられると水を差された気がするし、しまいには「私に何の関係があるんだ!」と腹が立ってきます。パワーの強さで言えば、悪い感情はいい感情より強力です。

だとすれば、感情的にならないためには相手の悪い感情から身をかわすのがいちばんです。取り合わなければいいのです。

「曖昧さ耐性」を高める思考法

いつも朗らかな人には「曖昧さ耐性」が備わっており「◯◯でなければならない」「◯◯すべきだ」という思考から抜け出すため、グレーゾーンを容認する柔軟さもある。もう一つの思考法として、どのような場合でも、「こうなるはずだ」「絶対大丈夫」といった思い込みをやめ、パーセンテージで結果を想定する習慣をつくると良いという。

パニックに陥らない技術

大事な約束に寝坊して遅れそうな時、パニックを起こす人は、「もうダメだ」「とにかく急げ」「支度しなくちゃ」と頭が混乱してしまうが、遅れそうならまず相手に連絡をとり、了解してもらい、落ち着いて支度するべきだ。今どうすべきかを考えるのだ。

いつでも気軽に動く技術

つまらないシミュレーションをする癖がついていないか。せっかくその気になっても、シミュレーションしているうちになぜか「動かない方がいい」という結論にたどり着く。なかなか動けない人はこの「考えても始まらないこと」にとらわれて腰が重くなる。そんなときは、とりあえず「何もしないよりまし」と考える。この「まし」の積み重ねが難しい局面を動かしたり、物事をいい方向に向かわせることになる。

最後にクヨクヨ考える人に、クヨクヨ考えたって答えは出ないし、考えたところで結果が好転するわけではない。ならば、一つ行動を起こしてみること。一人で出来そうもないことなら誰かに助けを求めてみる。行動して全てがうまくいくとは言い切れないが、少なくともクヨクヨ考えて行動しない「ゼロ」よりも行動した「五分五分」の方がはるかに良い結果をもたらすものだと僕は思う。

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