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「あなたのアクセスはいつも誰かに見られている」企業の思惑と踊らされる人々

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通販サイトのレコメンド機能やどこまでもついてくるバナー広告そんな「ちょっと気持ち悪い」の正体をアクセス解析の第一人者がわかりやすく解説した書籍です。

行動データを解析すると何がわかるのか?

オンライン上で、サイトを見たり、商品を購入したり、会員登録したり、アプリで課金したりする際、企業は様々なデータを取得している。このユーザーの行動を記録した情報が「行動データ」だ。企業は、この「行動データ」をもとにウェブサイトの改善やマーケティング施策を行っている。しかし、僕の経験上、バナー広告などはすでに買い物し終わった後にオススメ広告を垂れ流してくることも多い。一方Amazonなどの書籍のオススメなどは以外と精度が高い場合もある。

あなたを「特定」する9つのターゲティンング手法

  • コンテンツターゲティンング ページの中身を解析し、そのテーマや内容にあった広告が配信されるという方式
  • プレースメントターゲティンング 手動で広告主が掲載したいサイトや、サイト内の広告掲載位置を指定して配信するというもの
  • キーワードターゲティンング キーワードを広告主が指定し「そのキーワードが含まれる」あるいわ「マッチ度合いが高い」ページに広告を掲載するというもの
  • トッピングターゲティンング サイトのトピックをグーグルが自動で分類し、分類されたトピックを指定して広告を配信するタイプのもの
  • デモグラフィックターゲティンング 「年齢」「性別」「子供の有無」をグーグルが行動データから判断し、その対象に向けて広告を打つもの
  • インタレストターゲティンング 利用者の興味に応じたコンテンツを配信することが可能な手法
  • リマーケティング 一度見たサイト商品の広告が違うサイトに行っても出てくるお馴染みのやつ
  • 類似ユーザーターゲティンング サイトに訪れたことのある人たちの年代・性別・興味関心などに近い、またサイトに訪れたことのないユーザーに対して広告配信を行うもの
  • カスタマーマッチ 広告主がユーザーのメールアドレスのリストをアップロードし、そのメールアドレスでユーザーがグーグルにログインしている場合に「グーグルの検索画面・YouTube・Gmail」上に広告を表示するもの

ここまで見ていても様々な手法で広告を配信しているのがわかる。一方、自分の欲しい商品は自力で探す傾向の強い僕のような人間もいるので、どこまで購入する人がいるかは推して知るべし。

スマホアプリのランキングやレビューの嘘

スマホのアプリをダウンロードするときにレビューの星の数を参考に買う人も多いだろうが、ここに一つの嘘がある。自分から進んでレビューを書く人もいるが、アプリのヘビーユーザーにレビューを書くよう要請してくる場合がありますよね?良い評価を書いてくれそうな人を選んで要請しているので自然と星の数も多くなる。無料のランキング等でも短期間でダウンロード数を増やすという「ブースト広告」と呼ばれる手法もあり一時的に上がったランキングに引っかかる人も多いみたいです。

他にもスマホのソーシャルゲーム等についても触れていたが、あの手この手で課金へと導こうとするゲーム会社の思惑にはまるひとが多いのも納得した。僕はスマホゲーム世代ではないのでササッと読んで本を閉じた。

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