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「困難な結婚」を読みユルい解決策で悩みを解消

      2016/11/14

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僕は未婚で結婚に関しては困難な障壁が多いと感じている一人だが、そんな人にも役立つ結婚前の人は、したくなる。結婚している人は、気楽になるというコンセプトのもとQ&A方式で書かれています。本来結婚は「誰でもできる」を基準に制度設計されていたはずで「結婚は容易である」とは言わないが「結婚はこんなふうにいろいろたいへんだけど、それが、『ふつう』だからあまり気にすることはないですよ」というような趣旨の書籍。

結婚しちゃえばだいたい同じ

昔の母親は「いい縁談が来たんだから、あんた、もう30なんだし早く結婚しなさい」とか「男なんてみんな同じよ」と言って結婚をせっついたものなんです。

勿論、男と言ってもピンキリだろうが、それはあくまで社会生活において際立つところの差異であって、家庭生活においてはそれほど劇的な差異は見られない。外では難しい仕事をバリバリこなすビジネスマンでも、一旦家に帰ると、風呂上りにジャージなんか着て「げふ」とか言いながらビールを飲んでいると、外形的にはピンもキリもあまりかわらない。外で発揮していたような圧倒的な社会的能力の差異は家庭内では誇示されようがない。たしかに既婚者で風呂上りにバスローブを着てシャンパン片手に優雅に過ごすなんてのは一握りの人だろう。ちなみに僕はお酒を飲まないのでペプシストロング派です。

あなたを幸福にしてくれる配偶者

厳密に言えば、どのような健康法であっても薬剤であっても、それが「効いた」かどうかは判定不能だというのが著者の考え。数万人規模の治験による統計は「効く」と証明してくれるかもしれないが、それが自分に効くかは、やっぱりわからない。結婚もそれに似ていて、あなたを幸せにしてくれる配偶者(年収や健康状態、容貌、性格、学歴など)の条件で統計的に「適格」とされた人と結婚したら絶対幸せになれるかといったら、やっぱりわからない。結婚が的確であったかどうかは「この人と結婚しなかった自分」をパラレルワールドから連れてきて検証するしかないのである。

社会制度のあり方を問う

グローバル資本主義が企業の収益を最大化するため安い賃金で解雇も容易な非正規雇用者を増やす。若年労働者を追い込むことで短期的に企業の収益は上がるが、若い人が結婚できない→子供が生まれない→人口減少→次の世代の消費者も激減というサイクルを見て見ぬ振りをする。そういう「今しかない」人々が社会の制度を作り運営し、その人たちは若者たちの結婚のことなんか考えない。結婚できないほど、あるいは子供を作れないほど貧しいと言われても「じゃあ、もっと若い人たちを財政的に支援しよう」とはならない。自分の生きている間は大丈夫と未来の世代にツケを回し本気で考えない、これではこの先、消費は細るばかりだ。

愚痴を聞いてくれるならテディ・ベアでもいいんです

奥さんが愚痴をこぼしてきても「ふーん、そうなんだ」とあまり聞いていないなんていうのは日常茶飯事だ。「酷い話でしょ?」と言われれば「ああ、そりゃ酷いや」という相槌を打つ。「本当に聞いてるの?」と言われれば「聞いてる、聞いてる」。「じゃ、5分前から今まで私が何をいっていたか、再現してみて」と聞かれたら「すみません。何も聞いておりませんでした」と謝ればいい。独身で家に人がいない場合、愚痴る相手はいないので、テディ・ベアや観葉植物、最近ではルンバなどのお掃除ロボット相手に愚痴を言うなんて人もいるかもしれない。その場合決まって返事はないのだがストレス発散にはなる。なので聞くに堪えない人の愚痴なんて適当に聞いて相槌を打ってりゃいいのである。夫婦関係では7つの挨拶ができればとりあえず合格点。「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「おやすみなさい」の7つだ。

パートナーが自信をなくしている時にはルックスと才能を褒める

自信を失った人が最後にすがるのは「褒め言葉」だ。ルックスを褒めることはもちろん「あなたは才能があるから、周りの人が嫉妬するのよ」と才能を褒めるのも効果がある。実際、僕が病気を発症して入院している時、他の入院患者さんに「◯◯くんモテるでしょ」と言われ、お世辞とはわかっていてもその「褒め言葉」に支えられた経験が有る。そういうのが自然とできるようになればコミュニケーション能力もアップしたと言えるだろう。

身近な人を羨ましがらない

みんな自分の経済力の「ちょっと上」を演じてしまう。そこが落とし穴で家賃3万円の風呂なしアパートに住んでいる時は隣の家賃4万5千円の風呂付きアパートが、たぬきそばを食べている時は「てんぷらそばにお銚子つけてね」というようなことを気軽に言える人が羨ましかったりする。これを自分の収入より「ちょっと下」を基準にして暮らせば何の問題もないと著者は言うが、それができれば苦労はしない。アラフォー未婚の僕は子連れで歩いているパパが羨ましいし、高級車に乗っている人も羨ましい。僕は病気のせい(統合失調症)で免許更新時に引っかかり、免許取り消しになりました(裁判所から呼び出されるよ)。

33の結婚やパートナーについての悩みや質問、参考になる答えや共感できるものもありました。結婚なんて無理と思っている人から、結婚しているけど今の状態ってどうなんだろうと悩んでいる人まできっと参考になる答えがいくつかあると思います。ユルめの解決方法だけど。

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