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「エコカー技術の最前線 どこまでも進化する燃費改善と排出ガスのクリーン化に迫る」

「いろいろあるエコカー、どれを選んだらいいかわからない」「エコカーは機能的で快適、燃費もいいけど、どれを選んでも大差ないのでは?」という声を聞くこともしばしば。2017年はトヨタ・プリウスの登場からちょうど20年。今や新車の4台に1台がエコカーの時代になりました。エコカーの最新知識から、これからのエコカーまで、徹底解説。

どのエコカーを選んだらいい?

圧倒的に人気なのはハイブリッド車です。どんな状況でも安定して燃費が良く、ハイブリッド車とEV以外のエコカーはノロノロ走る渋滞では極端に燃費が悪化するからです。普段は買い物や近県へのドライブ程度で、年に数回長距離走る方にはハイブリッドが便利になるでしょう。一方、EVは長距離走る機会がほとんどない人に向いています。燃費だけ考えればハイブリッド車よりも圧倒的に費用を抑えることが可能です。渋滞に巻き込まれることが少なく、走行距離は多めという方にはディーゼル車が一番有利な選択です。なお、走行距離が少なく、近所への買い物や通勤の足がほとんどと言うのなら、軽自動車やコンパクトカーの方が燃費も良く、車両価格や税制面での負担も少なくお勧めです。

世界初のハイブリッド車:プリウス

EVの歴史はエンジンを搭載した車よりも古く、バッテリーとモーターを搭載した車は、1839年にスコットランドで作られたと言う記録が残っています。エンジンが発明されたのは1876年のことですから、ハイブリッド車を生み出す要素はそのことから揃っていたことになるのです。乗用車が一般化した現代社会ででのハイブリッド車の元祖といえば、やはりトヨタということになります。トヨタは初代プリウスの販売で、ハイブリッド車の発展に先鞭をつけましたが、初代登場時のキャッチコピーは「21世紀に間に合いました」というものでした。

「21世紀へGO!」を語呂合わせして215万円という販売価格でスタートした世界初の量産型ハイブリッド車。当時は実際500万円で売っても赤字となるほどでお世辞にもスタイリッシュというものではなかったが限定300台が完売した。その後もフルモデルチェンジを何回かこなし現在は4代目となる。顔も以前とは比べ物にならないくらい先進的なものとなり現在では不動の人気を得ている。 日本自動車販売協会連合会などは2016年上期(1~6月)の新車乗用車販売台数を発表。トヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」が前年同期99.7%増の14万2562台でトップとなった。販売台数が10万台を超えたのは唯一プリウスのみだというからその人気がうかがえる。

カタログ燃費で走るのって難しいよね

燃費の良さを表す評価としてカタログ燃費がありますが、ハイブリッド車でもカタログ燃費に近い数値を出すのは非常に難しいことです。それでも、ハイブリッド車であれば、誰が運転してもカタログ燃費の7割近くで走行できますが、ガソリン車の場合は、乗り方次第でカタログ燃費の半分近くになってしまうこともあります。つまり、ハイブリッド車のカタログ燃費が「30km/L」であれば、実燃費は安定して20km/L前後です。ガソリン車のカタログ燃費が「24km/L」であれば、公害や高速道路では20〜25km/Lをマークすることもあるでしょうが、渋滞を含んだ市街地では10〜15km/L程度でしょう。

僕が乗ってたのもガソリン車だったので、カタログ燃費と実燃費の乖離は体験済み。いくらアクセルをゆっくり、滑らかなブレーキングを心がけてもカタログ燃費とは程遠い数値しか出ない。唯一高速道路で巡航中のみそれに近い数値が出たのを覚えています。運転の質を均一化する技術としては自動運転も期待されます。運転操作ミスやなんかを減らせるのもそうですが、現在すでに量産車への投入も始まっているアクティブ・クルーズ・コントロール(AAC)でもかなりの燃費改善効果が期待できます。安全な自動運転が普及すれば、交通事故などによる渋滞も回避できるので燃費は確実に向上し、排気ガスによる大気汚染も減らせるだろう。

EVのバッテリーってどんなもの?

より高い性能が要求されるバッテリーとして、プラグインハイブリッドやEVだけでなく、スマホや携帯電話、ノートパソコンなどでも主流なのはリチウムイオンバッテリーです。リチウムイオンをバッテリー液中に溶かし、プラス極とマイナス極の間でやりとりして電気の流れをつくっています。イオンのやりとりする電解質が液体のママでは液漏れの心配があるので、安定性を高めるために、バッテリー液をゲル化したものもあります。

現在、リチウムイオンバッテリーは中国などでも生産されていて、日本のメーカーと激しい価格競争を繰り広げていますが日本の技術は間違いなく世界トップレベル。現行のものより2倍の容量を実現する技術も開発されており実用化すればEVの航続距離は一気に2倍近くになる可能性もある。僕らの生活でもパソコンやスマホなど車以外のものにも重要な役割を担うバッテリーは小型化、大容量化が至上命題だろう。

後半ではスーパースポーツにおけるハイブリッド化や、オフロードダンプ。燃料電池車はなぜ高額なのか?ダウンサイジングターボとは?CVTとAT、DCTトランスミッションの違いについて。最近のクリーンディーゼル車などに触れている。エコカーと一括りにいっても様々な選択肢があることがわかる書籍だった。

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