老後の資金2,000万円とか3,000万円とか言いますが、本書では、『投資ありきを否定』⇒『銀行などでも増やせる』⇒『投資は趣味』『王道の投資術』といった独自の視点から、老後のお金の不安を払拭する方法を解説。
投資、これだけは、避けてください
さて、本章の冒頭でも触れたように、何に興味があって、何にワクワクするのかは、人それぞれ。
ここまで紹介してきた、優待銘柄、J-REIT、クラウドファンディング、FXは、私の「一押し」ではありますが、あなたがワクワクしなければ、それらにムリに投資する必要はありません、というか、しない方がいいです。
外国株式、海外ファンド、仮想通貨…世の中には、他にも魅力的な投資で溢れています。
他に、あなたが「これは面白そう」「ワクワクする」ものがあれば、何でもOK、ぜひともチャレンジしてみてくださいね。 投資は趣味でいい、趣味がいい…他人に趣味を指定されたくないですからね。
ただ、最後に一つだけ、言わせてください。 それは、「向こうから、一方的にやってくる話」は避けてください、ということ。
突然の電話で、「流行りの〇〇にご興味、ありませんか?」
友人(←たいてい、疎遠だった友人)から連絡があって、「ぜひ、素晴らしい××を紹介したい!」
DMが届いて、「今、△△がお得!」
金融機関の窓口で、「こちらの□□、おススメとなっております」
一見、どんな興味深い話であっても、冷静に考えてみてください。
なぜ、そんないい話を、他人であるあなたに、わざわざ伝えにくるのか、と。
それは、 売り込んできた人が儲かるから ですね。
その儲けの源泉は、もちろん、あなたが出したお金から。
ということは、その話に乗った人は、たいていの場合、損をするわけです。
いや、その話によっては(とくにビジネスの場合など)、金銭的な損では済まず、借金を背負ったり、信用を失うような目にあって、人生が狂ってしまうこともあり得るわけです。
そもそも、向こうから一方的にやってきた話にそのまま乗っかってしまうと、 失敗したとき、勧めてきた人のせいにしてしまうもの。
そうなると、これは反省も成長もなく、ただただ愚痴だけの人生になってしまいます。
そんな精神構造になってしまうことの方が、金銭的損失よりも、ずっと恐ろしいのです。 情報は自分で取りに行って、自分で判断して、行動すること。
つまり、自分で責任を持つこと、そうすれば、決して、人のせいにすることはありません。
これは投資に限らず、人生訓としても捉えたいところです。
と、最後はなんだか、自己啓発的な内容になってしまいましたが、これは投資と人生、深いところではつながっているということの証左ですね。
知らない人からのDMやなんかで一方的に相手からもたらせる投資情報には気をつけてください。たいてい詐欺や自身の利益のための情報です。第一そんなに儲かる話なら他人などに教えずに自分で実践すればいい。自身でなかなか利益を得られていないから他人に情報やシステムを売って儲けようとするわけです。投資はあくまで自発的に自身で勉強して。
税制優遇(iDeCo、つみたてNISA)を利用して、インデックスファンドを積み立てる!
そして、その積立ての手段ですが、これは、国が用意してくれている素晴らしい制度を使わない手はありません。
その素晴らしい制度とは、 iDeCo やつみたてNISA です。
これらは非常に有名な税制優遇制度なので、聞いたことある人がほとんどでしょう。
あとで詳しく説明しますが、これら制度を利用して積立てをすることで、 税金が安くなったり、税金がかからなかったり と、非常にお得なのです。
つまり、2,000万円に向けて「やるべきこと」とは、かいつまんで言えば、以下のとおり。
iDeCoやつみたてNISAといった税制優遇制度を利用して、別途捻出した資金(もともとは、なかったお金)で、インデックスファンド(※)を積立てる。 ※インデックスファンドの詳細は後述(第3章・インデックス(パッシブ)とアクティブ)
そう、わりと普通のことです。
ウルトラC的なマル秘テクニックを期待された方は、すみません。
でも、この方法こそが、誰もが納得すると言ってもよい「真っ当な」投資、資産形成法なのです。いわゆる 長期分散投資の王道中の王道 と言ってもよいでしよう。
そして、これは単純かつ明快な方法なので、やろうと思えば、誰でも、今すぐにできるはずです。
実際、きちんとした投資指南書や投資セミナー(※)であれば、最終的に、そのほとんどが、この方法を勧めているはずです。
投資に興味はあるが勉強している暇がない人にはうってつけの方法がiDeCoや積立てNISAを使ってインデックスファンドを積み立てる方法。色々投資関連の書籍を読んだり実践したりして経験を積んだ人でもこの方法より良いパフォーマンスを得るのは難しいとされています。人間の心理上、高値づかみと底辺での投げ売りは一度は行ってしまうもの。その一撃が大きくて投資生活からリタイアする人も多く9割の人がそれにあたります。
9割は預貯金でいいとありますが、きちんと投資についても語られており様々な人のニーズに応える形になっています。より詳しく知りたい方はそれぞれの投資で興味があるものを掘り下げても良いですが、ここに書かれているものだけでもかなりの効果が期待できるかと思います。
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