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1億円貯める人のお金の習慣|藤川 太|身近なお金持ちの思考と習慣を解説

世界情勢など変化が激しい時代におけるお金の常識。現在の成功法則を知りたければ成功体験を持った人から学ぶのが一番。この書籍では数多く存在する、しかし普段なかなか知ることができない身近なお金持ちの思考と習慣を解説する。

お金持ちへの道を数字で確認してみよう

ここでは一億円の純資産(全部の資産から負債を差し引いた残りの資産のこと)を持つことをお金持ちの定義としたい。これは前述した身近なお金持ちのレベルだ。あくまでもシミュレーション上ではあるが、身近なお金持ちになる体験をしてみるのだ。

お金持ちになる方法なんてあるわけない、と難しく考えすぎずに、パソコンを使ってちょっと計算してみるといい。お金持ちが出来上がるプロセスを知ることができれば、テレビに出ているお金持ちや、周囲にいるお金持ちたちが、どうやってお金持ちになったのかイメージしやすくなるはずだ。

お金持ちになる道のりは、たった四つの変数で表現できる。「収入」「貯蓄率」「運用率」「期間」の四つだ。これらを一つひとつ大きくすればするほど、お金持ちへ近づいていくことになる。

「収入」───どれだけ多く稼げるか

「貯蓄率」──収入のうちどれだけを貯蓄にまわせるか

「運用率」──貯蓄にまわしたお金を年何%で運用できるか

「期間」───何年かけて目標を達成するか

これらを少しずつ変化させてシミュレーションしてみよう。それぞれの数値の設定に現実味があるかどうかは、ここでは考えないで欲しい。皮算用だと思って楽しんでみよう。

●シミュレーション ① ごく普通の会社員の資産形成曲線

収 入──年収五〇〇万円(額面)

貯蓄率──一〇%

運用率──一%

まずは年収五〇〇万円の会社員が収入の一〇%をコツコツと貯蓄にまわし、そのお金を年一%で運用した場合だ。最近は平均年収が下がってきているので普通と言える年収ではなくなってきたが、夫婦共働きでもすれば多くの家庭が実現できるだろう。

また、年間の貯蓄は五〇〇万円の一〇%だから年五〇万円。この程度なら貯められるだろうし、長期の平均で一%の運用であれば、工夫すれば安全性の高い商品だけでも可能だろう。

資産額の推移を見ると、十年後五二八万円、二十年後一一一二万円、三十年後には一七五七万円にもなる。このように、収入の一〇%を貯蓄し続けることだけでも、結構な額の資産が出来上がることがわかる。十分と言えば十分だ。しかしながら、残念ながら一億円には遠く、この程度ではお金持ちとは言えない。もっとお金持ちになるためにはどうしたらいいのだろうか。

運用率1%ではこんなもんだろう。投資をするならせめて7〜8%は欲しいところ。毎月定額積立投資することで資産を増やすやり方で一般的なのはインデックスに投資するやり方。過去を遡ってもデータは語っているのでよほどのことがない限りこれがベターだろう(ベストではない)。かの有名なウォーレン・バフェット氏も遺言で資産の9割をS&P500に投資するよう指示している。何も考えずにこれに倣うのがお手軽な投資方法かと思います。

投資家タイプが家を買わない理由

節約家タイプは、住宅を購入するのに無理をしない。一方で、後で紹介する高収入タイプは豪華な家に住む人が比較的多い。彼らの成功の証が家と車なのだ。

では、投資家タイプはどうなのだろうか。じつは投資家タイプは家を買わないことが多い。投資家タイプは消費をするよりも投資をしたい人たちなので、家に夢や幻想を抱いていないことが多い。あくまでも家を投資対象として、投資したいかどうかで判断する傾向がある。では、その投資判断はどのようにしているのだろうか。

不動産を評価する方法はいくつかあるが、収益還元法という方法で見てみると、彼らの発想がよくわかる。

収益還元法とは、その不動産を他人に貸した場合に得られる家賃収入と、物件価格の割合で評価する方法だ。簡単に次のように計算する。

利回り(%)= 家賃(円/月)× 十二(月)/物件価格(円)× 一〇〇

たとえば、物件価格一億円で販売されている自分が住むための不動産があるとしよう。本来は自分で住むために購入するのだが、これを他人に貸したとしたら家賃が月四〇万円程度見込まれる。すると、

利回り(%)= 四〇万円 × 十二/一億円 × 一〇〇 = 四・八%

一億円を投資したら、年間四八〇万円の利益が得られるという考え方になるので、その利回りは四・八%と計算される。この利回りの高低で、物件の割安感を評価するのだ。

一般的な自分の居住用の物件であれば、この利回りはおおむね三~五%になるのが相場だ。投資家タイプは相場どおりであれば、魅力がないのでわざわざ不動産を買うことはないだろう。同じお金があれば、他人に貸す用の不動産を買うのだ。

賃貸用の不動産は居住用の不動産に比べてずっと高利回りだ。都心の物件でも七~九%程度の利回り。地方に行けば一〇%超えもめずらしくなく、ときには二〇%、三〇%という物件もある。もちろん、利回りの高い物件は、こんなところに人が住むの? と思いたくなるような地域だったり、古くて修繕の必要な物件であったりすることがほとんどなので、単純に利回りだけで損得は評価できないが、総じて高利回りと言っていい。

では、ここで同じ一億円を投資するとして、八%の利回りが期待できるのであれば、どの程度の家賃が取れるか計算してみよう。物件価格と利回りから家賃相場を計算する計算式は次の通りである。

年間家賃(円)= 物件価格(円/月)× 利回り(%)/一〇〇 = 一億円 × 八(%)/一〇〇 = 八〇〇万円

同じ一億円の投資でも賃貸用不動産を購入して他人に貸せば、年八〇〇万円も家賃が受け取れる。

家を買うのはあまりにも大きな買い物。特に持ち家にこだわらないならばそのお金を投資に回したほうが豊かな生活をおくれる。無理してフラット35とかで借金してまで買う人が多いが僕には信じられない。

お金持ちのお金に対する考え方や習慣をインプットして自らもお金持ち体質になろうという書籍。現代のお金の常識をアップデートしお金持ちマインドを手に入れよう。

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