将来に対する漠然とした不安を無駄に抱いたり、過去の実績にしがみついていると「今」を軽んじて時間を浪費することに。「今」の積み重ねで夢を実現するためのタイムハック!
年収の半分を投資する
時間を投資して経験を得る。その目安となるのは、年収の半分 かな、と思っています。500万円の年収であれば、250万円分。これを自分コストで考えると、年間の勤務時間1800時間の半分、900時間分になります。それを経験に投資する。つまり、今までやったことのないことに時間を費やすのです。
だいたい、入社2~3年目になると、仕事がある程度ルーチン化していきます。そうなってきたとき、成長に大きな差が生まれ始めます。 ルーチンをこなしながら、半分は経験したことのないことに取り組んでみる。 それが成長につながっていきます。その額、250万円。この250万円を、会社からもらえる給料と考えずに、自分で自分自身を雇っているという意識を持って、投資と考えるわけです。
さらにその半分の125万円については、自分自身でテーマを持って取り組むこと。Googleは、週5日のうち1日、つまり 就業時間の 20%を個人プロジェクトに費やす ようにしており、実際、その時間は会社の仕事を離れて、自分の好きなプロジェクトに取り組めます。会社のお金を使うので、もちろん、どのようなことをやっているのかレポートする義務はあるようですが、それでも、好きなことをやれる自由は何ものにもかえがたい。Googleのようなイノベーションによって発展している会社でなくても、最終的に会社の利益にもなるはずです。
もちろん、こうしたことを表だってやれる会社は少数です。結局、「闇研」つまり非公認でやるしかなくなります。「闇研」はたいへんです。でもやったほうがいい。だって、それは 立派な投資活動 なのです。
会社を経営する立場、部下を持つ立場の人も、この点については考えたほうがいいんです。意識の高い部下に積極的に「時間の投資」をさせる会社は、彼らのモチベーションも高まるし、満足度も高まる。これは、人材管理でも、意外と盲点になっているように思います。成果報酬などで給与を細かく算出するよりも、労働時間の20%の自由を与えて、その成果について評価してあげたほうが、よほど感激するかもしれません。逆に、ルーチンワークばかりさせられて、経験が積めず、時間を切り売りしているような状況に陥ったら、意識の高い人ほど会社を離れていきます。そのとき、転職の理由は、お金よりも時間の使い方なんです。
時間をコストと考え、経験のために投資する。古い言葉では「若いころの苦労は買ってでもしろ」ということ。これは精神論ではなく、きわめてまともな時間投資の経験則なのです。
将来のためにできることをしっかりやっておくことは大事。投資も色々あって一般的なお金を増やす投資から自己啓発やスキルアップのために用いる投資、それから日々の生活を豊かにしてくれる消費行動も一種の投資です。そう考えると僕らは知らないうちに投資していたりするもの。いったんそれらに使ったお金を合計してみてアセットを導き出してみよう。
スケジュールハック
ToDo、スケジュールハックというように、短期的な時間の管理方法をご紹介しましたが、ここでは少し長期的に時間を扱っていきたいと思います。それこそ、人生全体の時間を扱うには、ToDo、スケジュールだけでは役不足です。
まず、オススメしたいのが、1年を3か月で見ていくという方法です。スケジュール帳を3か月分プリントアウトして、そこでできること、やるべきことを考えます。この3か月は、学校でいうところの一学期ですし、企業でいうところの四半期にあたります。学校や企業でもこの単位を用いているというところに、何かしら意味があるはずで、これを個人の計画にも取り入れようというのがこのハック。
学生時代を思い出してください。一学期一学期、それなりの成長があったはずなのですが、それが大人になると、あっという間に過ぎてしまい、成長を感じられなくなってしまう。それだけ若いころは時間の濃度が高かったとも言えるし、逆に、今過ごしている時間の濃度の薄さを反省させられます。あのころの充実した時間をもう一度、といってもなかなか難しいですが、少なくとも、あのころあった、 時間の区切りを取り戻したい と思うのです。
さて、この 3か月ごとの計画のいいところは、日本ならではの季節感と連動している ところです。春、夏、秋、冬と、日本の四季にはそれぞれ意味があります。命の芽吹く春、生命エネルギーがあふれる夏、農作物などが実る収穫の秋、厳しいながらも土の下でエネルギーを蓄えている冬。そのリズムを取り戻すことも、このハックのポイントになります。スローライフという言葉がはやっていますが、スピードをスローにすることももちろん、こうした 四季のリズムに身を任せることも重要です。
ToDoやスケジュールといった割と短期のスパンのものだけだとどうしても役不足。そこで四半期ごとの自身の成長を感じられるように振り返りが必要かと思います。僕はそれよりももう少し短い期間、月ごとの振り返りを定型フォーマットで書き残すようにしています。まとまってきたらアーカイブとして残しておいて後からデータを取り出せるようにしておきます。ちょっとした作業でリズムを作ることができます。
劇的に生産性を上げる時間管理の書籍。こうした本を読み漁っている人にとっては身近なハックだったりするものも多々ありまあすが、知らない、新しいと感じるハックもちらほら。早速実践してみようと思える手軽さが売りかと思います。
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