最近では多種多様となったSNS。今更SNSについて聞くのもなんだし、そもそも何から聞いていいのかもわからない、そんな人に向けSNS誕生の経緯から仕組みメリット、そしてリスクなどを解説。SNSの疑問が解消されます。
「リンク」という仕組みを備えていないアプリの増加
「ウェブの死」という主張を理解するため、まずは「ウェブ」というものがどういうものなのかからお話ししていきましょう。
図9 に示すとおり、パソコンの生産量は目に見えて落ちてきています。理由は多くの人が考えるとおり、スマホやタブレットに売り上げがシフトしているためです。
それにともない、人々のインターネットへの接続方法は変わりました。かつてはブラウザを用いて眺めるものだったインターネット(ワールド・ワイド・ウェブ=WWW)が、アプリを介して眺めるものに変わっているのです( 図 10)。
眺め方が変わっても、「インターネット」そのものはなくなりません。インターネットとは、コンピュータのつながりを意味します。あなたの手の中のスマートフォンも、目に見えない電波という線で別のコンピュータとつながっています。「地球上のあらゆる場所に広がったコンピュータのつながり(ネットワーク)」、これがインターネットの正体です。
このネットワークの応用技術として、主にふたつのものが発達しました。ひとつは電子メール。インターネットを介した個人同士のつながりです。
もうひとつが、ワールド・ワイド・ウェブ=WWWです。直訳すると「世界サイズのクモの巣」になります。これは、ウェブページ(「ホームページ」は誤用)が、「リンク」という仕組みを持っていたため、世界サイズに広がったものです。
ウェブページは当初、学者や研究者が論文を掲載するために用いられました。論文に引用はつきものです。引用するたびに別の文書へのリンクを張っておけば、読者(同様に学者や研究者であることが多かった)は、それをたどり、元のテキストに接することができます。これは紙にはない重要な特徴であり、これがあるからこそWWWは「世界サイズ」に広がっていったのです。
ところが、多くの「アプリ」はリンクという仕組みを持ちません。むろん、あなたのフェイスブック・アプリは、リンクをタップするとブラウザ・アプリが立ち上がって、該当ページにアクセスできるようになっています。しかし、リンクを備え、表示のために別のアプリの力を借りるものはどんどん減っています。
「アプリ」の爆発的な増加は、リンクというウェブページ独特の仕組みが力を失っていく過程なのだ、と考えることも可能でしょう。
僕ら世代のおじさんはパソコンからスマホやタブレットに移行した世代なのでどちらも扱えますが、それより若い世代はまずスマホやタブレットに触れてそれから必要とあらばパソコンにといった感じではなかろうか?パソコンを持たない若者も多く全てスマホで完結する若者たち。スマホで写真を撮り動画編集、プリンターも持っていないのでデータをコンビニに持っていきコピー複合機で印刷。そんなデジタルネイティブたちの生態にはついていけない。アプリやSNSの使い方も高度でおじさんたちにはさっぱりなのだ。
プライバシーとターゲッティング広告
ソーシャルメディアに投稿された情報は、それを得た企業によって利用されます。SNSへの投稿内容はむろんのこと、ネットショッピングの買い物リストやブログ記事なども参照されます。
●アイドル好き?の部長さん
ある部長さんが、カラオケで若い部下のウケをとろうと、アイドルのCDを大量購入したそうです。対面で買うのは恥ずかしいので、ふだんは使わないネット・ショッピングを利用したと言います。すると、ショッピング・サイトのトップページとサイトから送られてくる宣伝メールが、アイドル関連の商品ばかりになってしまったそうです。カラオケは若い社員に大ウケでしたが、ショッピング・サイトはすっかり部長さんをアイドルが大好きな人と認識してしまいました。
どうしてこんなことが起きるのでしょうか。理由は簡単です。ショッピング・サイトは基本的に過去の購入履歴を参照して、サイトのトップページに表示される「商品のオススメ」や宣伝メールの内容を制作するのです( 図 10)。前述の部長さんの場合、名前や住所、クレジットカードの番号など、購入や配達のために必要な情報をのぞけば、部長さんの好みを表現するデータは購入履歴(と商品の検索履歴)のみです。実際に部長さんがどんな人物であろうとも、彼はそれしか買っていないのですから、「アイドル好き」と認識されてしまっても仕方がありません。
たとえばここに、部長さん本来の趣味である藤沢周平の小説を購入した情報が加われば、おそらくオススメは半分がアイドル、半分が時代小説になるでしょう。購入履歴は部長さんを「アイドルが好きで、時代小説が好きな人」と認識するからです。
このように、部長さんがネット・ショッピングを利用すればするほど、サイトの情報は部長さんの実像に近づいていきます。SNSも同じことがいえます。使えば使うほど、あなたの人格は明確になるのです。インターネットを通して行動することは、こちらの人格を明かすことなのです。
ショッピングサイトは過去に買った消耗品とかが簡単に閲覧できたりしてリピート購入がしやすかったり便利なことも多いが、いらないおすすめ品などが表示されたり鬱陶しいことも。そして詐欺メールがたくさん来る(笑)Amazonからの支払い情報に問題があるなどとしたメールやアカウントを停止します的なちょっと焦るメールは全て詐欺メールです。リンクをクリックしたりせずに自身のアプリやWebサイトのブックマークからAmazonのページを開いてアカウントサービス→メッセージセンターよりメッセージをタップするとすべてのメッセージという項目があるのでそこをタップします。するとAmazonから送られてきているすべてのメッセージが確認できるので、あなたが動揺したそのメールが実際にはAmazonから送られてきたものではないことがわかります。
SNSのメリット、デメリット、どんなリスクがあるのかが書かれているのだが、肝心な発信によって住所を特定されたりといった危険性にはあまり触れていない。僕のようなおじさんの特定情報なんかにはあまり需要がないが、若い女性などはよく行く近所のカフェなどの写真から住所を特定されるなどすることもあり危険なので注意が必要。
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