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40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの|南 清貴|あなたの寿命を縮める食品の話

マーガリンはバターよりも健康的と言われた時代があったがそれはもう昔の話。アメリカではトランス脂肪酸の全廃を発表。肥満や臓病の原因となるトランス脂肪酸。その他にも寿命を縮めるとされる食品を多く紹介していきます。

食べてはいけない「白い悪魔の三兄弟」

身のまわりに大量にあって当たり前に食べられているけれども、本当は食べてはいけない食べものというのがいくつかある。

その代表の一つが「白い悪魔の三兄弟」、すなわち白米や白い小麦粉など、極度に精製された炭水化物と白い砂糖だ。これらは 単純炭水化物 と呼ばれる物質で、カロリーはあってもビタミンやミネラルなどの栄養素をまるで含まないところに特徴がある。その特徴から、英語では エンプティーカロリー( 空 のカロリー) と言われている。

アルコールもエンプティーカロリーの一種なのだが、「空のカロリー」というのを、「燃えかすの残らないクリーンなエネルギー」などと曲解している人がいるので困りものだ。

この「空」は、重要な栄養素がまったくない、空っぽ、という意味なので、身体にはよくない食べものだということは認識しておいてほしい。

「空のカロリー」を摂取するとどういうことが体内で起きるのだろうか。

カロリーだけはあるので、ブドウ糖には分解される。したがってそれは身体に吸収されて血糖値は上がる。ブドウ糖をエネルギー化するには、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要になる。

ところが、何しろ栄養素は「空」だから、この「空のカロリー」食品をエネルギー化するためには、他の食品から摂った栄養素をせっせと使わなければならなくなるのだ。

つまり、急激に血糖値を上げるだけでなく、栄養素を浪費してしまうところにも単純炭水化物の問題がある。これが、 糖尿病の第3の原因であるクロム不足にもつながっている。

ブドウ糖は、いつでもどれだけでも細胞に摂り込まれてよいわけではない。そのため、無尽蔵にブドウ糖が摂り込まれないように細胞にはドアのようなものが付いている。そのドアの鍵を開けるのがクロムというミネラルの役割なのだ。

例えば、白い砂糖を摂取してブドウ糖に分解されると、細胞がブドウ糖を摂り込むために砂糖そのものには含まれないクロムが使われてしまう。しかし、クロムが十分な量、他の食品から摂り込まれているとは限らない。クロムが不足するとブドウ糖が細胞に摂り込まれなくなり、血中にだぶつくことになる。

そのままにしておくとやがて血中でだぶついたブドウ糖の腐敗が始まってしまう。それは身体にとって恐ろしいことなので、ブドウ糖を尿に混じらせて排泄するという作用が起きる。この量が著しくなるのが糖尿病だ。

実は、米も小麦も精製されていなければ重要なクロム源となる食品だ。それがひとたび精製されて白米、白い小麦粉になると、クロムも他の栄養素も含まないエンプティーカロリー=単純炭水化物に変身してしまう。単純炭水化物になった穀類は、白い砂糖と同じ働きを体内で起こすので、やはり摂取してはいけないのだ。

最近ではこれを気にして白米を玄米に変えているという人もいるが、やっぱり白米は食べてしまうよね。小麦粉なども同じでお好み焼きなど粉物って美味いよね(笑)食べるのを控えたほうがいいと分かっていても、ついつい手が伸びてしまうのは甘いものも一緒。罪な白い悪魔の三兄弟。止める事が出来れば痩身にもなるのだけれども。

ジャンクフードを食べるということ

18 世紀の半ばから 19 世紀の初めにかけてフランスで活躍したジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランという法律家・政治家をご存じだろうか。食通として知られる(『美味 礼賛』の著者として有名)人物だ。

このサヴァランがいくつもの名言を残している。そのうち最も有名なのが「あなたが何を食べているか言ってごらん。そうしたらあなたがどんな人か当ててみせよう」というもの。これは、決して単なる 比喩 ではないのだ。

確かに、人間は食べているものによってどんな人間になっていくのかが決められてしまう。現代人はそこに対する意識が低過ぎる。食べるものは何でも同じじゃないかと思っているかのようだ。そんなことはない。

食べているものによって、人間の質やレベルは圧倒的に違ってきてしまう。健康のレベルも、気持ちや気分といった精神的な部分も大きく変わる。そのことにもっと意識的になるべきだと私は思っている。

自分はまだ若いから大丈夫、と食べもののことなど気にしない人も多いかもしれない。しかし、全体を見渡すと、子どもの生活習慣病にかかる率は増加しているし、学力も落ちている。就職難なのに離職率も上がっている。管理職は「いまの若者は頑張れない」とぼやいているが、上司の要求になど精神的にも肉体的にも耐えられない若者が増えているのだ。

これには、ファーストフードやファミリーレストランで提供される食事 のようなもの、コンビニで売られている食品 のようなものを 無自覚に摂り続ける現代の食の影響が大きいのではないかと私は考えている。

私たち人間は、本来私たち自身が必要としている正しい情報に取り囲まれていれば、そこから正しい選択ができ、それに基づいて正しい判断を下すことができ、結果的に正しい行動に結びつけることができる。

しかし、取るに足らない低俗な情報があふれ返るなかにいると、取り入れる基準もレベルダウンしてどうでもいい情報を安易に選択してしまう。多くのマスメディアがいま流している情報はそういう類いのものばかりだから、それが基準であるかのように錯覚してしまっている人が増えているのだ。

ジャンクフードってなんであんなに美味いんだろうと思うぐらいハンバーガーやピザ、カップ麺って食べたくなるよね。僕も基本食べないようにしてるがテレビのCMであれだけ流されれば食べたくもなる。企業にとってはCMが生命線なのだろう。食べるな危険と言われて久しいジャンクフードが生き残るための生存戦略としか言いようがない。

食べると健康を害する食べ物を一挙網羅。現代を生きている我々に課された一つの試練。誘惑に負けずにこれらの食品を控えるように心がけたいがそれが中々(笑)不健康な食品の何がダメなのかがわかると少しは控えようという気になる人もいるだろうからオススメ。

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