読者を励まし勇気づける著者の逆説的メッセージ「人生は不安で当然。安心などする必要はない」…etc 頭が良くなる思考術であなたの脳内をアップデート!
ファッションは礼儀だ
身を飾ったところで人生が美しくなるわけではない。
しかし、汚い恰好 をしていれば、多くの人を遠ざけることになる。それは人生を失うことにつながる。
ファッションは礼儀だ。相手への気遣いであり、相手を尊重することだ。その気持ちが美しいから、まっとうなファッションには美しさがある。
反対に、自己を飾ること、あるいは自分を偽る気持ちから始まるファッションは、結局のところ演技や自意識を相手にはっきりと見せつけていることになる。
そして、誰から見ても美しいと思えるような演技や自意識はそうそうあるものではない。
ファッションに興味がないからといって見窄らしい、汚い格好をしていては人を遠ざける原因になってしまいます。人間見た目より中身とはいえ、第一印象で不合格になるほどの格好は避けたいもの。せめておしゃれではなくても清潔感がある格好で。ファッションは対面する相手への礼儀だと思って臨もう。
時間は自分の中にある
哲学の書物を一冊丸ごと理解しなくても、哲学のちょっとした断片からも充分に学んで自分の生活におおいに役立てることができる。
たとえば、イマニュエル・カントの『純粋理性批判』だ。この本は一七八一年の発行当初から難解だと評されてきた。 確かに難解だろう、常識的に生きている人にとっては、あるいは世間の考え方が絶対に正しいと思っている人にとっては。
ところが、常識など一つの強固な偏見にすぎないのではないかと疑ってきた人にとってこの書物はそれほど難しいものではないどころか、「やっぱりそうだったのか」とうなずかせるものをたくさん含んでいる。
その一つは時間についてだ。 時間は人間の外にあってたんたんと流れていくものではなく、自分の中にあって、何かを知覚したり認識したりするときにわたしたちが使う道具の一個だ とカントは述べている。
カントのこの説が科学的に正しいかどうかはどうでもいい。ただ、カントのこの考えはわたしたちに一つの大きな安心、あるいは一種の救いを与えてくれるのではないだろうか。
というのも、この視点に立てば、「時間がない」だの「時間に追われている」といった世間常識の感覚から解放されると思うからだ。また、能率だの集中だのといった強迫観念からも抜け出ることができるだろう。
時間は自分の中にある。一般常識に反するこの態度から生まれるのは、新しい主体性であろう。なぜならば、 自分が物事にどう関わっているかで時間が変わるということを意味しているからだ。そこには今まで知らなかった自分自身の豊かさへの扉が少し開いているはずだ。
人は皆同じ時間を過ごしているにも関わらず時間がない人と余裕がある人で二分する。物は考えようで時間は自分の中にあると考えれば自身の時間を大切にして物事に関わることができる。仕事の生産性とか有意義な趣味の時間とか世の中には多種多様な時間があるが、全てあなたの中にある時間だ。どう使うかは自分次第。
思考回路をアップデートして頭が良くなる思考術を身につけよう。ちょっとした日常の考え方、捉え方一つで物事の結果が大きく変わることも。逆説の思考術で是非あなたもブレイクスルーを体験してみては?
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