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限界はあなたの頭の中にしかない|ジェイ・エイブラハム|将来に希望が持てず人生や暮らしに満足できない人へ

一般的に成功者とされる管理職や起業家であれ、社会人としてスタートしたばかりの人であれ、将来に希望が持てず人生や暮らしに満足できていなければ不幸だ。心のうちなる希望の炎を燃やす着火剤的な書籍。

読書の意義──偉大な人物の洞察力に学ぶ

しかしながら、信念体系そのものを変化させるために読書は効果的です。私は相当な量の人物伝を読んできました。なかでも深遠なこの世界を築き上げた偉大な政治家、企業家、発明家などの伝記にはたいへん興味があります。

ビジョンを持ち、そのビジョンを実現化させる方法を見いだし、勇気と自信を持ってその信念を貫き通す人の話には感動を禁じ得ません。ガンジーの自伝はコレクションで持っています。

日本人では、松下幸之助についてはいろいろ読みましたが、幸之助氏のPHP研究所設立に至る信念と志にはたいへん感動しました。パナソニックのような大企業を築き上げた人物が、利益第一ではなく、人々の幸福と繁栄を真に願い、そのことに全人生を懸けたということに驚きを禁じ得ませんでした。さらにはその幸之助氏が、非常に人間くさい部分をたくさん持っていたということに、非常に感銘を受け、共感を覚えました。

人物伝というものは、単にその人を知るというだけではなく、その人がどのように意義深いものを人生において創出し、影響を与えていくかという信念体系や行動についての理解を助けてくれます。人生そのもの以上の、まるで世界を改革するくらいの、あるいはもっと大きな衝撃を与えるほどの影響力を感じさせてくれます。

人物伝を読みながら、人が不可能を可能にしていく過程を知ることができます。技術革新も可能、政治システムだって改革できる、人口調整や食糧難も解決できる。足並みのそろわない未熟な国から生産的な世界のリーダーとなる国家へと変革もできる。世界を変えることもできる、ということを疑似体験できるのです。

また、マーケティングに関する本も何百冊も読み、勉強をしてきました。現在はゲーム理論の本を集中して読んでいますが、たいへん興味深いですね。深層心理について書かれた本も多く読みます。心理学や社会学の分野は、最新の学会論文を知り合いの学者に頼んで毎回送ってもらい目を通しています。

今後も私が読み続けたい本は、さらに洗練された伝記ものです。また世界情勢、人生哲学、思想に関する本も読んでみたいと思っています。他には、人類の起源や、人間を取り巻く社会の複合化にも興味があります。人間の欲求は、衣食住や子孫繁栄の欲求を経てのち、やがて社会的な承認欲求が現れ、徐々に高度な段階への欲求へと移行していきます。そして、個人の関わる社会は複雑化し、人の果たすべき役割も重層化し、さらに高度になっています。

おそらくあなたにも追求したい何かがあると思いますが、まずは、とにかく伝記を読むことをおすすめします。彼らは成功者であり、大いなるゴールに到達し得た人々であり、ビジョンを持ち続け、どんな逆境であろうが、悪運に見舞われようが、非難を受け続けようが、決して自分のゴールをあきらめなかった人々だからです。偉大なことを成し遂げた人物の洞察力を理解すれば、あなたの目標はほとんど成し遂げてしまえるはずですから。

読書では自分では経験しないであろう世界に触れることができるのでそれが希少な財産になります。偉人の習慣や経験からなるもの、最新の技術や研究の成果。それを体系的にまとめてくれている書籍はネットやAIが教えてくれる今でも価値あるものかと思います。

成功とは何か──お金と幸せの関係

その後、私は努力のかいあってそこそこ成功し、大邸宅に住み、いつもブランド服を身につけていました。エキゾチックな車を数台所有し、高級レストランで食事をしました。とても豪勢な暮らしぶりでした。毎晩シャンパンを2本ずつ空けたりして調子づいていました。5000万円をあっという間に使うなんて大馬鹿なことをしでかした時期もありました。

しかし、きらびやかなライフスタイルが私を幸せにしてくれたかというと、まるでそんなことはありませんでした。むしろそのことによって私は現実を思い知ることになりました。

30 年前のことです。当時、年間8億円から 10 億円を稼いでいました。フェラーリを2台、家を3軒、美しく最高にセクシーな妻、銀行の預金は数億円以上。銀行ローンはゼロ。一銭も借金はありませんでした。世界中で私の名前は知られ、もてはやされ、チヤホヤされました。それにもかかわらず、私はたいへん惨めな毎日を過ごしていたのです。

お金は充分すぎるほど稼ぎ、好きなモノは何でも手に入る。ロマンス、セックスも満たされ、幸福を得るはずでした。成り上がり者の私は、それを信じていました。しかし私は落ち込んでいました。毎日が苦しみと葛藤でした。金、車、女性、このすべてが手に入りさえすれば、幸福は保証されると思っていたのに……。

その後、落ち込みの原因を知るために、専門医や心理学者、セラピストに数百万をかけて通院したりと、必死でした。そしてある日、私を一変させる答えに出会いました。あるセラピストが言いました。

「不幸なことに、というよりは悲劇的な事実として、人は結果にこだわりすぎる」

そうなのです。何億円も稼ぎ、ステイタスも持ち、高級住宅街に家を持ち、セクシーな女性あるいはハンサムでたくましい男性が常に側にいる。40万円のスーツを着て、アストン・マーティンのコンバーティブルに乗る──。

ほとんどの人はそのような世界を、空は高々と、天使がハープを奏でてくれる夢のようなものだと考えるのです。しかし現実は正反対なのです。人生というのは結果ではなく、その結果に至るまでの過程そのものだからです。

お金で大抵のことは解決できるが、お金を持っているかといって必ず幸せかどうかは別問題。下手にお金を持っていると金持ち同士のマウンティングの取り合いに巻き込まれたりと苦労も多そう。上を見ればキリはないし理想の生活を送れるかはどうかはきちんと自分の身の丈にあった生活が遅れているかなのかもしれません。

限界は自分の中で形成されるので限界を作るのは自分自身。色々な制約の中で生きている現代の人にとって限界を感じることは多いですが、それを自分自身で作ってしまうと自分の首を絞めることに。それを解消すべくどのようなことで限界が生じるのかを分析し解決策を考えます。

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