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貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい|内藤忍|銀行預金だけではどんどん目減りします!

1,000万円以上の貯蓄がある人に向けた堅実な投資入門書。銀行預金だけでは実質目減りしていく。投資信託、ETF,REIT等金融商品から、ブーム前夜の海外不動産、ワインなど現物投資まであらゆる投資を網羅。

銀行の窓口に相談してはいけない

「無料は実は割高」ということを考えれば、 資産を持っている人が一番相談してはいけないのが、銀行の窓口です。

例えば、銀行が富裕層向けに熱心に販売している商品に投資信託や保険があります。これらの商品は販売することによって銀行に入る手数料が大きく、収益性の高い商品として販売に力を入れています。 必ずしも、顧客の将来の資産形成のことを考えているわけではないのです。

銀行の店頭で販売している投資信託の場合、通常購入時に販売手数料というのがかかります。 販売手数料は投資信託を購入する金額の中に含まれているので、お客さんからすれば支払っている実感があまりないのです。

例をあげましょう。 図1―5は、とある銀行の店頭で見つけた投資信託の売れ筋ベスト5を紹介していたものですが、一番売れているというエマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)為替ヘッジありという商品は、購入時に3%の販売手数料がかかります。 100万円分の投資信託を買えば、約3万円の手数料を取られているということです。 ほとんどの人が気づいていませんが、買った瞬間に3%のマイナスになっているのです。ところが、ネット証券で投資信託を購入すれば販売手数料ゼロの商品がたくさんあるのです。

銀行の窓口で購入すれば、相談に乗ってもらえるから便利だという意見もあるでしょう。でも、銀行の店頭の行員があなたの 10 年後、 20 年後の資産形成を本当に考えてアドバイスしてくれるのかは疑問です。どんなに良識ある銀行員でも自分の給料は手数料から得ているからです。

であれば、金融の専門家にコンサルティングフィーを払って相談して、販売手数料のかからないネット証券で納得できる商品を購入する方が合理的です。

銀行やなんかに相談するのは一番NG。銀行がお奨めする商品、投資信託、保険などは販売することにより銀行に入る手数料が大きく収益の大半を手数料で持っていかれます。ならば金融の専門家にコンサルティングフィーを払って相談して販売手数料のかからないネット証券で商品を選ぶ方が賢い。

お金のことは「自分よりお金持ち」に相談する

では、信頼できるお金の専門家をどのようにして見分けたらよいのでしょうか。 資産運用に関して相談するのであれば、相手の専門家個人の資産運用について聞いてみることです。 例えば、 ファイナンシャルプランナーだったら、その人自身の資産規模やどんな商品に投資しているのかをざっくばらんに聞いてみましょう。 個人情報だからと口を閉ざす人もいれば、率直に教えてくれる人もいるでしょう。 どちらが信頼できるかは明らかです。

もし金融資産が3000万円ある人が、専門家に相談する場合、金融資産300万円の専門家と金融資産3000万円の専門家のどちらを選ぶべきでしょうか?

断然、後者を選んだほうが、その人の実体験に基づくコメントに説得力を感じ、現実味がわきます。 相談相手の金融資産規模だけが判断材料とは言いませんが、資産を持たない人に資産運用の相談をするのは、不健康な医者に健康相談をするようなものです。 長年投資の世界で仕事をしてきた経験から言わせていただくと、金融の世界でだまされないようにするためには、実務経験のある専門家のアドバイスは極めて有用です。 特に、金融資産が大きくなってくると我流での資産運用は大きな落とし穴が待っていることが多いのです。

金融資産が1000万円を超えたなら、年間 10 万円程度のコンサルティング料であれば、失敗しないための保険料として支払ってもよいでしょう。 もし、年間 10 万円のコンサルティング料を払ったとしても、アドバイスに従った結果、 50 万円のリターンが出て、差し引き 40 万円のプラスとなれば価値があるわけです。 コンサルティングによって、支払ったコスト以上の資産運用の成果が出れば、積極的に活用したほうがメリットがあるといえるのです。

お金のことは自分よりお金持ちに聞く!この鉄則から言えば世界的大富豪のウォーレン・バフェットの遺言に注目するのも良いでしょう。バフェットは遺族となる人たちに資産のほぼずべて、9割をS&P500に投資せよという遺言を残しています。堅実な投資を考えているなら若いうちからコツコツS&P500に積立投資するのが吉。パフォーマンスにブレがある投資信託などよりよっぽど安全に資産を増やせます。

堅実な投資と銘打っている割にはチェレンジングなものも多く掲載されていて素人には手の出しづらいものが多い気がした。まあ1,000万円以上の資産がある人向けなのでこのような内容なのだろうけど、ちょっと敷居が高いかも。

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