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読書を自分に活かす「つながる読書ノート」の作り方|小田やかた|「つながる読書ノート」の7つの威力と5つ作り方のポイント

読書をアウトプットに繋げ読書ノートを活用するための方法を7つの威力と5つの作り方のポイントで解説。ObsidianとScrapboxというノートアプリを使い解説していくのだが、他のアプリでも手書きノートでも応用できそう。つながる読書ノートの作り方を具体的に紹介します。

つながるノート作り

私はアナログのノートで読書ノートを作り始め、2010年頃からはノートアプリの「Evernote」で読書ノートを作るようになりました。

Evernoteを使い始めて以降に読了した本は、内容の軽重はあるものの、基本的にはすべての本の読書ノートを作っています。

それから、かれこれ10年以上の月日が経ちました。

その間、前項までに述べた悩みの解決に取り組み、少しでも効率的で自分に役立つ読書ノートの作り方を考えてきました。その内容をまとめた本が『 これで読書ノートが続く!本を探す・読む・活かすを効率的にする「Kindle×Evernote読書術」』と前述した著書です。前者の本では、Evernoteで作る読書ノートに加え、本の選書から読書の仕方、読書ノート作りまでの読書に関する一連の過程を効率的に行う方法を提示しました。

その後、もっと自分に役立つ読書ノートを作るにはどうしたらよいかを考え始めた結果、次第にEvernoteで作る読書ノートに課題を感じるようになりました。

それが次の3つです。

読書によって触発された自分の考えのメモが書きづらい

過去の読書ノートを活用できる仕組みが作りづらい

複数の関連する本の読書ノートの整理がしづらい

少し詳細をみていきます。

読書によって触発された自分の考えのメモが書きづらい

例えば、読書ノートに本の引用文を書いたとします。

その引用文を読んで、感じたことや考えたことがあった場合、その引用文の下にそれを書きたい。それが短い文章ならよいのですが、長くなると、読書ノート自体の視認性が下がります。そうなると、そのノート自体が、読書ノートなのか、自分の考えをまとめたノートなのかわからなくなることがあります。

こういった場合、 自分の考えのメモは別のノートとして読書ノートと切り離し、互いをリンクさせて整理したい と思うようになりました。

そこで、Evernoteの「ノートリンク」というノート同士をリンクでつなげる機能を使っていましたが、Evernoteよりも手軽にノート同士をリンクできるObsidianやScrapboxが気になり始めたのです。

ノートやメモアプリというのは無数にアプリストアにあるので自分に合ったものを使うといい。僕は「Notion」という万能メモアプリを使って情報をまるっと詰め込んでいます。ビジネスや身の回りのことなどすべてのメモを一元管理できるので導入して自分好みにカスタマイズすれば如何様にも変えられる優れものです。

ノートを繋がりやすくする

「つながる読書ノート」を作るポイントは、積極的にノート同士をリンクでつなげることです。少しでも関連のあるノートであれば、関連ノートとして目に入りやすくするため、また、ノート間の行き来をしやすくするためです。

ただ、 別名のあるノートは要注意 です。

つなげたいノートがつながらない、ということが起きてしまう からです。

これを回避する方法を説明します。Obsidianをすでに使ったことがある方なら「エイリアス」と言えば、容易にイメージしていただけるでしょう。

Obsidianをあまりご存知ない場合は、「別名のあるノートは要注意」と言われても、何を言っているのかさっぱりわかりませんよね。

具体例で説明します。

私が日本史の本を読んだ後にObsidianで読書ノートを作っていたときの話です。

少し具体的な日本史の内容になりますが、ご容赦ください。

平安時代に「藤原定子」という女性がいました。

「誰?」と思われた場合は、清少納言の侍女といえば少しはイメージできるでしょうか。

歴史の本では、「藤原定子」は、「定子」と出てきたり、天皇の妻となったため「中宮定子」と表記されることもあります。

よって、「藤原定子」「定子」「中宮定子」について、新たな別のノートに詳細の説明を書き、それぞれのキーワードとリンクさせたいところです。

ただ、そのノートのタイトルは「藤原定子」とするか、「定子」とするか、はたまた「中宮定子」とするか。それとも、それぞれのノートを作ればよいのか。

呼び名は違っても同一人物なので、1つのページにまとめたい。そう思うのが一般的でしょう。でも、ノートのタイトルをどうするか。

なかなか悩ましい問題です。

仮に「中宮定子」というタイトルのノートを作ると、他のページ内の「定子」や「藤原定子」というキーワードとはリンクさせることができません。

ここで便利なのがObsidianの「エイリアス」という機能です。

「中宮定子」をタイトルにしたページで、以下の画像の枠内のように書くと、他のページ内の「中宮定子」というキーワードとリンクするのはもちろん、「藤原定子」でも「定子」でもリンクできるようになるのです。

「Obsidian」というアプリを前提に語られていますが最近のアプリはどれも優秀でしのぎを削って切磋琢磨しているので、ほぼそのような用途のアプリなら搭載している機能で代替可能。もちろん「Notion」でも。自分の使いやすいアプリを使って読書管理をぜひしてみては?

僕は長年読書コミュニティサイトに投稿する形で読書記録をとってきました。それと並行して自身のブログをWordPressで作り記録を残しています。自身のサイト内の検索で同じような内容のものを引っ張り出すことはできますが視認性が悪かったり不満が出てきます。そんなお悩みに答えるのがこの書籍。現状でも問題ないよという方には必要のない書籍かと。

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