モヤモヤ感が消えない、感じる悩みや不安。これらは考えているだけでは解消しません。悩みを解消し自身を変えるには頭の中を書き出して見える化し「自分はどうなりたいのか」「どうしたら問題を解決できるのか」について考え抜く必要があります。
まずは 30 分、ノートを持って カフェに行く
一人合宿では、守るべきまじめな「お作法」はありません。すごくシンプルに言えば、 ノートとペンを持ってカフェに行けば、それで一人合宿は成立しています。
カフェにいる時間は 30 分ほどで大丈夫です。この 30 分だけは、絶対に邪魔が入らないようにしてください。前述のように、 スマホは持ち込まないのがベストです。
もしあなたがたった 30 分、スマホを家に置いていくことが不安だとしたら、そのこと自体が問題です。どうしても緊急で連絡が必要な人がいるとしたら、あらかじめ予定を伝えておきましょう。
電話がかかってきても 30 分後に折り返せば十分ですし、メールやSNSはしばらくチェックしなくても全く問題ありません。それどころか、実際には3日や4日触らなくても、問題ないことが多いでしょう。ただ依存してしまっているだけなのです。
スマホやPCに依存している日々から、一人合宿の間だけ脱却してみましょう。いわゆる「デジタルデトックス」です。デジタルの「毒」が抜けて、心身がすっきりします。頭の「もや」の原因の一つが、デジタル依存だったりもするのです。
一人合宿中、ふとやらなくてはいけない用事を思い出すこともあります。合宿中は頭の働きがとても良くなりますから、普段よりもやることを思い出したり、テーマとは全く関係のない新しいアイディアが浮かんだりしやすいのです。
そういうときは今考えていることを中断せず、 フセンに思いついたことをメモしておきましょう。 合宿終了後に、それを片付ければ良いだけのことです。 「すぐやらないと忘れてしまう」という不安は一人合宿への集中を妨げますから、「やらないといけないことは、全てフセンに必ず書いてある」という状態を作り、頭の中からはいったんそのことを消しましょう。思いついた順に処理する、という効率の悪い仕事のやり方も、この方法で変えることができます。
スマホやタブレット、パソコンを開かない時間なんてない。パソコンは起きてからずっと電源が入っているし、スマホは手元に。そんな生活を続けているひとにはデジタルデトックスが効きます。SNSやその他の通知がひっきりなしに来るので僕は基本通知は切っています。音量もマナーモードで消しています。大事な用事だけアラームをかけて忘れないようにしています。ノートを用意してカフェに行くというのはなかなか良いかと。自宅や職場と違った場所で落ち着いて思考を巡らせる時間は大事。30分ぐらいはどんなにスマホ中毒の人でもスマホから離れることは可能でしょう。新しいアイデアが浮かんだらノートに書き込んでいく。内容はなんでも構わないと思います。やりたいこと、欲しいもの、手に入れたいスキルなどなんでも書き出していく。それに向けてどのような行動が必要か。ノートの可能性を広げます。
ベイビーステップ。 まずはノートとペンを買う
実現可能な小さな一歩のことを、 ベイビーステップ と言います。もしあなたが、 「よし! 3泊4日の本格的な一人合宿をするぞ!」
という決意をしたなら、とても嬉しいです。でも、4日間の時間を確保するのはなかなかハードルが高いですし、かなり先のことになりますよね。年末年始かゴールデンウィーク、夏休みなどを活用して、かつご家族など周りの方との調整も必要になるでしょう。
そういう大きな計画を練ることは大切ですが、 まずは小さな一歩で前に進みながら、徐々に大きく考えるようにしましょう。
本書では小さな一歩として、空いた時間の 30 分を使ってノートを書くことをお勧めしているのですが、「忙しい」と感じている人にとっては、それすら大変だと感じるかもしれません。忙しいと感じているときは「その 30 分があれば別の仕事ができる」という発想になりがちです。
その場合、タスクをもっと小さく分割して、まずはノートとペンを買ってみてはいかがでしょうか。あるいは、「一人合宿をするぞ!」とお知り合いに言ったり、SNSで宣言してみるのもお勧めです。まずは、そういう小さな一歩を踏み出してみることが大切です。
大きな目標も、できるだけ小さく分割して一つずつ、実行していきましょう。ことわざで言えば、「千里の道も一歩から」ですね。
ネットでも構いませんが、ノートやペンはできれば店頭で手にとっていただきたいです。お昼休みに文房具屋さんに立ち寄るとか、そんなことでも十分なベイビーステップになります。
本書ではA4のツバメノートをお勧めしましたが、それは私にとって最適だというだけの話です。100円ノートだとしても、高級ノートだとしても、あなたが実際に手にとって、ピンとくるものを選ぶのが一番良いです。
ペンも、高級万年筆を使うことによって気持ちが高まるなら、思い切って投資をしてみても良いでしょう。鉛筆を削って使うのが懐かしくて良い感じだと思うなら、それを試してみるのも面白いと思います。色ペンを使いたいなら、使ってみましょう。
道具は所詮道具なので、使っているうちに変えても良いのです。いろいろと試したい人は、毎回ノートやペンを変えても構いません。私は飽きっぽい性格なので、最初のころは様々な道具ややり方を試しました。その結果として、今の道具、やり方に落ち着いたというだけのことです。
もし文房具屋さんに行くのが久しぶりなら、それだけでも新鮮な感覚を得られますよ。本屋さんや文房具屋さん、ぶらぶらすると楽しいじゃないですか。「忙しい」ときはその感覚すら忘れてしまいます。そんな状態で良い仕事ができるでしょうか。
ちょっとした遊び心を持って文房具屋さんに行き、ノートとペンを買いましょう!
ますはノートとペンを買う。デジタルネイティブの皆さんには馴染みのないアナログなノートとペン。使わなくなって久しいという人も多いかと思います。これは気分の上がるものがいいので文房具屋に行ってお気に入りのものを探したり、Amazonを徘徊したりして購入してみてください。
あえてアナログなノートとペンを持って30分間カフェで思考の時間を設けることから始めて、デジタルデトックスの効果を感じましょう。ノート術云々の前に、ますはファーストステップ、アナログに立ち返ることで脳の使ってない部分を引き出すこと。新たな気付きもあるかと思います。
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