心理的・感情的な苦しみの原因を断ちネガティブな思考や感情を手放すことで心の自由、余白を手にいれる事を目指す書籍。仕事や人間関係で日々息苦しさを感じたり、人生に迷いがあるときなど障壁を越え更なる成長を目指す人生のシーンで読みたい一冊、。
なぜ私たちは考えてしまうのか
私は考えに考えに考えて、考えた挙句に幸せを逃したことは百万回あるが、 考えに考えて幸せを手にしたことは一度たりともない ─ジョナサン・サフラン・フォア(作家)
私たち人間は、ただ生き延びるのに役立つという理由で、合理的な理解力、分析力、思考力といった高度な能力を身につけるよう進化してきました。私たちの頭脳は私たちを生存させるために素晴らしい働きをしますが、その働きは私たちの心身の健康を助けるものではありません。それは安全と生存のみに関係し、充実感や喜びとは無関係です。
頭脳の仕事は、私たちの生命を脅かす危険について警告することにあります。頭脳は非常にうまくその働きをするため、身の回りに危険がないかを調べるだけでなく、過去の経験の蓄積を参照して仮想シナリオをつくり、記憶に基づいて、将来危険となりそうなものまで予測してしまいます。
それは決して間違ったことではありません。頭脳は設計通りに働いているだけです。しかし、その役割が私たちの生存を助けることだと理解していなければ、その働きによって怒りやいら立ちを覚えることになります。すべての葛藤はたわいのない誤解から生まれます。私たちの頭脳の役割は、私たちを生存させておくことです。私たちの意識の役割は、私たちが充実感を得られるようにすることです。そもそもあなたが自分自身の安らぎや愛、喜びを見つけるこの旅の途中にいるのは、あなたの心の働きによるものです。
頭脳はその本来の役割において素晴らしい働きをしてきましたが、私たちはもはや、茂みの中に死の危険が潜んでいるような野生生活をしているわけではありません。そのため、もうその役割から解放されてもよいはずです。
頭脳を使い続けていると、「闘争か逃走か」の状態が持続し、不安や恐れ、フラストレーション、憂うつ、怒り、憤りなどのネガティブな感情に常にとらわれることになります。頭脳はあらゆるものを私たちの存在そのものに対する脅威だと考えるからです。
もし自由や幸せ、安らぎを手に入れ、愛に満ちた状態でいたいなら、脳内の声だけに耳を傾けるのをやめて、生存だけではなく心身の健康を助けるもっと大きなものに意識を向ける必要があります。
脳内の生存戦略だけに捉われていると自由や幸せ、やりがいといったものから遠ざかり不安や恐れ、フラストレーション、憂うつ、怒り、憤りなどのネガティブな感情に常にとらわれることに。そういったものから身を守る手段としての考えすぎない練習を推奨してるのがこの書籍。成功する人はこうした思考の罠を掻い潜って自分をコントロールする術を知っています。
考えるのをやめるための手引き
● 思考に陥りやすくさせるもの(闘争・逃走モードを引き起こすもの)を取り除きます。
● インスピレーションや高揚感を与えないものや行動を生活からできるだけ取り除きます。
● 何も考えない無思考の状態になれるような環境をつくります。
● 心穏やかに何も考えない状態で一日を始めるのに役立つ朝一番の習慣をつくります。そこから生まれる余白を利用して「無限の知性」から知見を受け取り、日々を乗り切る力にしましょう。
● 一日の中に、気楽にリラックスできて、何も考えない状態に戻れる余白をつくります。そのために一日の中でできることを書き出しましょう。日記をつけたり、散歩したり、瞑想したり、ペットと遊んだり、昼寝したり、ヨガをしたり、リラックスできることなら何でも構いません。
僕のリラックス方法の中では40℃程度の湯船に10分ほど浸かるのがおすすめ。カフェなどの多少BGMなどが聞こえる場所で読書するのもおすすめ。僕の場合、店内が混んできたら帰ります。余白の時間を大事にすることで何も考えない状態を作り出せます。
気鋭の戦略コンサルタントが教えるやる気・努力ゼロでできる究極の不安・悩みの克服方法。考えないことで余白を生み闘争か逃走かの2択から脱却できます!
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/