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精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉

Twitterで知ったオネエ言葉の精神科医の放つ悩みが吹き飛ぶ毒舌金言集。Twitterという短い文章で伝えるSNSで14万人以上のフォロワーを集めた著者の言葉はなんとも爽快。日常のちょっとした不安に効く言葉があなたを解き放ちます。

辞める

組織の中に何か問題があったとき、まともな人から辞めていくのよね。

しかもまともな人って、誰も攻撃しないように辞めていくから、何が問題点かわかりづらい。穏やかな人が穏やかに辞めていくときこそ、大きな問題が潜んでる。逆に癖のある人がギャアギャア言うときは、対して問題はない。

組織の中に浸っていると徐々にその風土に慣らされていって問題ある場合も気付きにくい体質に。そんなとき辞めていく人がいたらその人のことを注意深く観察する必要がある。退職者が後を絶たない組織では何かしら問題がある場合が。中途採用者を募集している場合、欠員が出たと言うこと。社内で人材のやりくりができないので募集をかけているわけで、経験者求むみたいな求人には注意が必要だ。

先のこと

不安になりやすい人ほど、より先のことを考える傾向にあるわ。

先のことは、まだ何も決まってないわけで、不安に思おうと思ったらいくらでも不安になれるわ。でも振り返ってご覧なさい?なるようになって今まで生きてきたわけでしょ。これからもなるようになるから大丈夫よ。

あなたが思っているほど不安は現実化しない。およそ9割の不安は実際には起こらない取り越し苦労だと言います。僕は数字を語呂合わせする癖があって、それがネガティブなものだと不安に駆られる(例えば3030という車のナンバーを見つけたら、自分に対して去れ去れと言われているようで、不安を覚える)という悩みがありましたが、未来は案外不安とは無縁。これが不思議と良い語呂合わせの場合気にもならないわけです。ならば変な語呂合わせのできる車のナンバーがあっても、自分の未来には影響しないということです。

自己肯定感

自己肯定感を高める方法はね、自分の足りない部分を他人で埋めようとしないことよ。

大声で歌ってもいいし、ジョギングしてもいいし、勉強してもいいし、旅にでてもいい。自分なりに考えたり、試したりするのはいいの。でも他人の存在で穴埋めしちゃだめ。キリがなくなる。

僕は依存心があまり強くないと思っていたがそれは誤解だったようだ。他人で穴埋めしていたからだ。自分よりもうまくいっていない人のことを心のどこかで下に見る。そうすることで安心して自分の不安や欠点を穴埋めしていたのです。これではいけないと自分軸で物事を考えるようになったら急に、今までの自分が恥ずかしいと思うようになりました。

他人

他人からひどいことをされたのなら、「この程度の人なんだ」と、怒りも涙も冷たくなるほど冷めた目で見なさい。

アナタが取り乱すほどの価値もない。そうすれば無関心になれるわ。

危害をくわえてくる相手を相手にしないこと。所詮他人でアナタの人生に影響力があるとしたら、アナタが正面からそれに反応したとき。冷めた目で客観的に見てアナタに危害を加えてくる相手をとるに足らないものだと思うこと。

好意

平等病という病があるのよ。「私は〇〇したのに、相手は〇〇してくれない!」って思う病。

これは無意識に見返りを求めているので、相手も疲れちゃうのよ。自分も余計なストレスを抱えちゃう。あまり目先の平等を考えず、相手に良かれと思うことをすればいいわ。好意は先に出しておくものよ。

心理学とかで「返報性の原理」というのがあるが、これは一つ間違うと相手の好意を引き出す為のものとなってしまう。本来相手にしてあげるという行為が、見返りを求めすぎてしまうことになってしまう。あくまで良かれと思ってすることです。

怒り

びっくりするほど優しい人間がなぜそんなに優しくできるのかというと、「怒る原因となるものが極めて少ないから」だと思うのよ。

つまり優しくいること自体が生きるための技術なのよね。怒っても怒らなくても人生に影響しないものはスルーしていく。スルーできるものが増えると優しくなれる。

僕は病気になって、症状が比較的安定してからは怒りをあらわにすることがほとんどなくなった。というより怒りの感情自体起こらなくなった。病気で痛みを知って優しく慣れたからだろうか。理不尽なことがあっても直接自分に関係あることなどほとんどこの世にないと思えば、優しくなれます。

将来

不安になるぐらいなら、将来のことなんて考えなくてもいいわ。

今をより良いものにしていこうとすれば、将来だって自ずと良くなるから。ワンコやニャンコは幸せそうだけど、きっと将来のことは考えてないもの(多分)。「将来のことを考える」一見いい言葉に見えるけど惑わされないで。

今を生きる。マインドフルネスが流行ってから、今ここを意識することは一般化したが、それと同じこと。今をより良くすることを続けていけば、将来もより良いものへと自然となっていくはず。

ゲイで精神科医の著者が今まで生きてきた中で培った人生訓は僕らの不安を1秒で吹っ飛ばします。暇な時間にちょろっと読むのにも適した書籍で不安を抱えがちな人には良い処方箋となるでしょう。

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