最新科学の知見と善の精神で導き出した、疲れを根本から取り去り最高のパフォーマンスを引き出す41の方法をレクチャー。
マインドフルネスによって、「シングルタスク」に集中する
これまで、マルチタスクが脳疲労を起こしているということについて、何度もお話ししてきました。私たちの日常はマルチタスクにあふれていて、ちょっとでも気にかかること、心配ごとがあると、たちまち脳内がマルチタスクの状態になってしまいます。
その結果、脳が疲労して「失感情症」や「無快楽症」になってしまったり、集中力の低下、睡眠不足につながったりしてしまうとお話ししてきました。
そんなマルチタスクが当たり前になってしまった 私たちの身体や脳をいったんリセットすべく、シングルタスクにする―それこそが、マインドフルネスです。
よく、マインドフルネスについて説明する際に、「『今、ここ』を味わいつくす」という表現がされるでしょう。これをもう少しひも解くと、「今ここにある、たった1つの現実に意識を集中させる」 ということになります。まさに、マルチになっている要素を排して「シングルタスクにする」ということです。
本書では「実践編」で、さまざまなマインドフルネスの練習法(すなわち脳の休息法)をお伝えしますが、その根底にあるのはつねに「シングルタスクに意識を集中させる」ということです。
「フロー」や「ゾーン」状態にあるとき、脳は疲れないという話をすでにしましたが、基本的にシングルタスクにしっかりと集中できているとき、脳はほとんど疲れません。疲れないどころか、リフレッシュされ、エネルギーが充填されます。
このことは、脳科学的にも証明されています。マルチタスクを続けると、先述のデフォルト・モード・ネットワークが活性化された結果、脳内のエネルギーの6割から8割もが消費されてしまうという話は、脳科学を扱ったさまざまな本でも紹介されたため、ご存じの方もおられるのではないでしょうか。
そんな学術的な話を持ち出すまでもなく、坐禅やヨガをしたりすると、脳(気持ちや気分)がすっきりすると実感している方もいらっしゃるでしょう。
それは、坐禅やヨガに集中して取り組む、つまりシングルタスクにすることによって脳疲労が軽減され、再びエネルギーが充填されているからです。脳がリフレッシュされれば、当然、その後の集中力は増しますし、仕事の効率もアップします。
こうした「心地よさ」を知っているからこそ、シリコンバレーをはじめとする世界のトップたちは、好んでマインドフルネスを取り入れているのです。
こう考えてみれば、マインドフルネスは実に理にかなった「脳の休息法」といえるでしょう。
マインドフルネスで脳の休息を!特にマインドフルネスを意識しなくても自然に脳を休める行動をとっている。僕の場合は睡眠が全て。集中より開放的だし何より簡単。マインドフルネスは慣れるまでコツがいるし効果がなかなか判定しづらいので。
お風呂でていねいに自分をケアする
「自分を慈しむ」というのは、自分の内側に注意資源を向けることであり、 禅の精神である「ていねいに生きる」ということにもつながっていきます。
この「自分を慈しむ」ということを、ぜひ休息法の1つとして、意識して日常の中に取り入れていただきたいと思います。
具体的なやり方
まずおすすめするのは、「お風呂の中で自分をていねいにケアする」という方法です。
湯船に浸かったら、身体の表面が温まってくる感覚をていねいに感じ取ります。その後、手足の指先がじんわりと温まってくる感覚や、身体の芯がゆっくりと温まってくる感覚を感じてください。 すると、汗がじっとりとにじんできて、流れ落ちる。 ……そんな様子をゆっくりと観察し、感じることが、まずそれ自体、自分を慈しむことになります。
湯船から出て身体を洗うときも、 おざなりにざーっと洗うのではなくて、しっかりと泡を立て、身体のすみずみを意識して、ていねいに洗います。 みなさんも、大事にしている靴やバッグはしっかりと汚れを落として、ていねいに磨くでしょう。
それと同じように、自分自身の身体も大事に、ていねいに扱ってあげていただきたいのです。そうやって 自分を大切にすることが「自分を慈しむ」ということであり、自己肯定感を高めることにもつながります。
風呂でのケアは肌ケアや頭髪のケアなどやる事も多い。シャンプー→コンディショナー→トリートメント→ヘアオイルの順番でケアした後ドライヤーこれだけでも結構な労力(笑)でもやったらやったで効果を得られるしその後の気分が上がる。
心と身体を整える身体の休め方を提案。マインドフルネス×禅×精神医学というトリプルネームの正しい休め方がここに。
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