お金を稼ぐ人の共通する話し方。人や仕事、組織、そしてお金を動かす共通のコミュニケーション術。一番伝えたい「結論」をただただ話す。説得力が格段に高まる話し方。
数字は嘘をつかない
「数字はウソをつかない」──。
僕は公認会計士ですから、「数字」の意味、重要性が骨身にしみています。 「数字」とはまさに「仕事の結果」そのもの。
会計の世界では、「数字」こそすべて──とさえ言えるのです。
「数字」と言うと「営業の仕事」と思う人もいるかもしれません。ただ、営業の仕事は、数字だけでなく、結果に行き着くまでの過程も大切にする傾向があります。
結果が出なくても、「金川君! 結果は出なかったが、よく頑張った。キミの努力は認めているぞ!」といった上司の励ましフレーズがあり得る世界なのです。
言ってみれば「 努力賞」。 「努力賞」のおかげで、結果が出なくても、やる気が出る営業マンもいるでしょう。
しかし、会計の世界では、「数字」こそすべて。
会計の世界に「努力賞」はないのです。
何日間も徹夜して頑張っても、正しい「数字」を出さなければ、仕事として評価してくれません。会計では、 過程を評価されることは皆無 なのです。
しかも、「数字」は正しくて当たり前。
結果の「数字」が間違っていようものなら、「金川君! 結果は出なかったが、よく頑張った」といった励ましフレーズは、まったくあり得ない世界。上司から厳しく叱責されるだけでなく、ときには全社的な大問題になることさえあります。
ですから、僕は「数字で考える」「数字で話す」を習慣にしています。 「数字はウソをつかない」──だから、「数字で考える」と間違えない し、「数字で話す」と相手に誤解されることもない、のです。
つまり、「数字で考える」「数字で話す」と、それだけ相手から信頼されるということ。具体的に見てみましょう。
たとえば、上司から、突然、次のように聞かれた場合。
「ところで金川君、A社の件はどこまで進んでいる?」 口調は穏やかですが、上司は明らかに正確な情報を要求しています。
このような場合、「ほぼできています」「もう少しでご覧いただけそうです」などと答えてはいけません。あまりに曖昧すぎるからです。
相手が正確さを要求しているときこそ、「数字を使って話す」のです。
会話の中に、簡単な「数字」を入れるだけで、相手の納得度が格段に上がります。
×「ほぼできています」ではなく、
○「8割方できています」
○「明後日の15時にはご覧いただけます」
×「もう少しでご覧いただけそうです」ではなく、
○「3日後には仕上げます」
○「2つほど疑問点があり、先方に問い合わせ中です。明日の午前10時までには回答をもらえることになっています」
といった具合。
数字は客観的データなので、誰もがイメージを共有できます。
たったこれだけで、上司との信頼関係を確実に強化することができるのです。もちろん、思い違いによるトラブルもなくなります。
数字で話すことは習慣化すると良い。特にお金が絡むような場合、数字がものをいいます。仕事や家計、将来設計全て数字で表すことができるゆえ、具体的な数字のない目標は消えてなくなりがち。目標をしっかり数字で管理して達成まであとどれくらいの努力が必要かも可視化しましょう。できる人はこの辺がきっちりできているので営業成績の数字などにも強いし目標達成率も高い。
数字に強くなることはビジネスマンの必須スキル。具体的な数字を示せないような人は失格の烙印を押されます。話術にこうしたものを取り入れて説得力を増して行きましょう。
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