多忙なマネージャーが素早く決断し、正しいアプローチをとるための「69のフレームワーク」。小さな意思決定の積み重ねで日々の仕事を加速させる!!
暗黙知
暗黙知の鍵は 情報を蓄積していくこと です。あらゆる機会を利用して、スタッフ、管理職、顧客、サプライヤー、利害関係者からあなたの組織に関する情報を集めます。職場を歩きまわり、清掃員からトップに至るまで、あらゆる人と会話をしましょう。
ミーティングとその前後に交わされる雑談は、知識を増やす絶好のチャンスです。ミーティング中は出席者を観察して、彼らの態度、信念、モチベーション、同僚との関係などを把握しましょう。
また、新聞やネットにあなたの組織に関する記事が掲載されたら、必ず読むことです。テレビを観ているとき、読書するとき、友人と雑談するとき、インターネットを閲覧するときは、気になる情報やアイデアがないか探します。あなたが面白いと感じたことで仕事に関係しそうなことは、知識として蓄えて損はありません。
他社の優れたアイデアの中でも、拝借できそうなものが見つかったら、それを一部調整して、あなたの組織でもやってみましょう。
毎日リフレクティブジャーナルに、興味深いコメント、出来事、トレンド、問題、チャンス、不安などを書き留めましょう。これらの情報があなたの潜在意識に蓄積されると、脳がそれらを関連づけてあなたの暗黙知を豊かにしてくれます。問題に直面したとき、この知識が意識に働きかけて答えを教えてくれるのです。
優れたアイデアを生み出すには日々のインプットの量を誇れるぐらいであれ、そしてどんなジャンルにもアンテナを張るべし。何もとてつもない斬新な考えばかりがアイデアではない。日々の暮らしの中で全く新しい組み合わせをすることで既存のものが新たな価値を生む事だってよくあること。日頃からそういう訓練を積んでおくといざという時浮かんでくる可能性もある。
パレートの法則
パレートの法則は、問題を解決するものではありません。むしろこの法則は、時間を節約して効率的に行動するよう促すツールです。
以下の例からもわかるように、あなたの職種が何であろうと、パレートの法則を仕事にあてはめられるでしょう。しばらく時間を割いて、あなたの業務における「重要な少数要素」を見極めましょう。
■財務や統計などの報告書を作成する人は、顧客がほしがっている20%の報告内容を見極めましょう。質の高い報告書を期日までに作成すること。残りの80%の報告内容はあなたの判断で短くまとめること。誰も文句を言わなければ、80%の内容をまるまる削除してしまいましょう。
■人事問題を抱えている人は、問題の80%を引き起こしている20%の従業員を見つけましょう。あなたはこの20%をどうするかを判断することに集中し、ほかの従業員はそれぞれの仕事に集中させること。
■あなたの生産性、売上、利益の80%に貢献する20%の従業員を特定しましょう。報奨金や社員特典を決めるときは、貢献してくれた20%の従業員たちのことを考えましょう。お金で報いるのが難しいときは、せめて公の場で彼らの貢献を認めてあげること(→モデル40)。
■売上の80%を占める20%の顧客を特定し、その顧客にお礼として特別優待や特別料金などを提供しましょう。
■キャッシュフローに問題がある場合は、未払い債務の80%を占める20%の債務者を特定しましょう。あとはこの20%の人々に借金を返済してもらうことに注力すればいいのです。
■収入の80%が20%の製品によってもたらされる場合は、その製品の動向を常に把握しておき、その製品が脅威にさらされたら――たとえば技術革新により製品が時代遅れになりそうな場合──すぐに対応を考えること。
みんな大好き「パレートの法則」(笑)「80:20の法則」とも呼ばれ色々なものに適応する万能っぷり。何か問題を考えるときにこれを頭の片隅に置いておくと物事の真理に気付けたりするので覚えておくと良いだろう。
一通り読んだら、今直面している問題にどのフレームワークが適しているか考えてみよう。きっと答えが見つかるはず。
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