ワイコフ流、相場の短期的変動から利鞘を狙う株式トレード。多くのマーケットの魔術師から信望を得るワイコフの金言をトレーダーとして自立するために活かそう。
相場で最高に稼がせてくれるチャート
どんなチャートが一番良いかについて果てしない議論が続いている。どんな場合にも当てはまる結論はこうだー相場で最高に稼がせてくれるチャートを使うべきだ。もし複数のチャートを併用して一種類のときよりも良い成果を上げているのなら、手間と比較して、より大きな利益が得られるチャートに従うのがよい。
チャートはそれを読んだり解釈したりする能力のない者にとっては無価値である。だが、それを理解できるトレーダーにとっては、需要と供給の関係がいつでも分かるので、大きな価値がある。
発電所の計器の記録は運転責任者にとって大事なものだが、きちんと作成されたチャートは、トレーダーや相場の研究家にとって同じくらい大事なものである。現在の状況だけでなく、少し先や遠い将来の可能性まで示してくれるからだ。チャートには、相反する力を打ち負かせれば、すぐに相場を動かせそうな力の成長の様子が現れる。その抵抗が打ち破れるかどうかを読み解くためのたくさんの証拠をグラフはその形で示してくれる。
ある意味で、チャートの解釈は楽譜の解釈に似ている。楽譜の場合には、作曲家の着想や芸術表現を正確に読み取ろうとする。それと同じように、平均株価や個別銘柄のチャートには、相場を売買する大衆や、ある銘柄を手掛ける仕手筋が抱く考えゃ希望や野心や目的が現れている。
チャートと様々なシグナルを試しているとその銘柄にばっちりあった指標が見つかったりすることがある。それをシグナルに売買を仕掛ければほぼほぼ失敗しないというケースだ。そんな相性のいいチャートの指標をいくつ持っているかが勝負の鍵。
着想とアイデア
● 型どおりに考えたのでは失敗する。
●ツキのせいにするのは、あまりにありふれた言い訳である。
●作用と反作用は等しいといっても、それをもとにお金を稼いだ者がだれかいるだろうか。
●しっかりした考えというものは池に投げ込んだ小石に似ている。その波紋が次第に広がっていく。
●過去と現在のしかるべき範囲の事実についてきちんと理解すれば、その先にやがて未来の姿が浮かび上がってくる──それが予見というものである。
●株で損をしない一番の手段は、安全な金庫に入れておくことではなく、できるだけ最善に近い売買時期を見極める力を備えることである。
●だれでもたまには、あるいは半分くらいは、まぐれ当たりがある。だが、ずっと成功し続けるには能力が必要である。株式相場でずっと損が続くのは、判断がまずいか、テクックが未熟か、あるいはその両方のいずれかである。
●大偉業の成否が一本の髪の毛にかかっていることもある。機敏な人はどんなことも利益に結びつけ、チャンスを高めるどんなきっかけも見逃さない。機敏でない人は唯一のチャンスを逃して、すべてを台無しにしてしまうことがよくある。
●もしも必ず、全条件がこれ以上ないほど整うまで待たなくてはならないとしたら、どんな事業も始めることができない。始まりがなければ結果もない。完壁な状況のなかで行われた事業などひとつとしてなかった。なぜなら、人間が絡めば必ず偶然が主役を演じるからだ。原則に従っても成功するとはかぎらない。逆に、成功すればそれが原則──行動の基準となる。──ナポレオン
●行動する人と行動をじっと夢見ている人との違いは、チャンスが巡ってきたかどうかの違いではない。それは心の姿勢の違いである。行動する人は、何ものにもひるまない決意に燃えている。何ことにも動じない信念に奮い立っている。──アンジェロ・パトリ
相場で負けた言い訳をツキのせいにしてはならない。何かしら自分の判断に誤りがあって不利益を被ったのにそれを学習しないのでは相場で負け続けることになる。負けた原因を一回一回のトレードで検証、振り返る。これのくり返しでしか成長や相場での自立はない。
株式投資で生き残れるのはわずか1割の人だけと言われている。だから相場での自立には日々の研鑽が必要。まずは少額で株式を買ってみよう。そして様々な書籍を読み漁って自分にぴったりな投資方法を確立してみる。勉強する人にだけ株式市場は開かれているのだ。
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